Last Banisher
放浪の35 〜楽園都市エンセラダスの攻防〜



サングリア系随一の博打都市、エンセラダス・・・羽を伸ばしに(?)やって来たロードス一行だが、そこに
ネプテュヌスが立ちはだかる
ネプテュヌス「殺す前に名前を聞いておこう、貴様の名前は?」
アンナ「アンナだこのヤロウ!!」
ネプテュヌス「随分と女らしい名前の漢だな・・・」
ブチッ
アンナ「私は女だコンチキショウ!!」
ドガアアッ
間髪居れずに斬りかかる
ネプテュヌス「うおおおあ!?」
ガガギンッ
とっさに大地の爪痕ガイア・ファングで身を守る
ネプテュヌス「危ないヤロウだな!おい!」
アンナ「ああ?『野郎』だと!?テンメェ・・・マジで死にたいようだな・・・」
ズゴゴゴゴゴゴゴゴッ
殺気が辺りに走る
ネプテュヌス「えええい!少しは頭を冷やしやがれってんだ!大地の咆哮テラ・ハウリング!」
ガカアッ
地面に大地の爪痕ガイア・ファングを突き刺すと・・・
ゴガガガガガガガガガガガッ
一同「わわわわ・・・地震かああ!?」
ネプテュヌス「ハハハハハ!この大地の爪痕ガイア・ファングは文字通り大地を自由自在に操る力を秘めた武器なのだ!」
アンナ「だから、どうした!猛虎双翼牙もうこそうよくが」
ズガアンッ
2つの刀を交差させ、そのまま一気にX字に斬り込んで来る
ネプテュヌス「うごがああ!?」
ザザザッ
距離を保って回避する
ネプテュヌス(ええい、なんだこの女・・・キれ過ぎていて危ない・・・ここは売られた喧嘩・・・ぱっぱと
 斃してローズを殺しに行くぞ!)
アンナ「どこを見ているの!?猛虎殲光破もうこせんこうは」
ドンッ
考え事をしている隙に剣圧で具現化した虎を解き放つ
ネプテュヌス「うおお!危ねぇ・・・」
ズシャアアッ
斬り上げて打ち消す
ネプテュヌス「今度はこっちから行くぜ!奇巌音霊撃ポルターガイスト・ロック」
ドズオアアアアッ
辺りに散らばる岩が突如持ち上がり、アンナめがけて迫ってくる
アンナ「下らねぇ!!!猛虎爪磊裂もうこそうらいれつ!!」
ドギャアアアアッ
斜め上から一気に振り下ろして地面もろとも迫り来る岩を全て吹き飛ばす。
ネプテュヌス「な・・・何ぃ!?」
ネプテュヌス(何てことだ!岩を自在に操るこの俺の生きた兵器バイオ・アームズが!?)
アンナ「今宵の死兆凶星爪ミザール死兆禍星牙アルコルは血に飢えているんだぁ!」
ズガギンッ
ネプテュヌス「むおっ!?」
刀を交差させて斬りかかってくるアンナを受けるネプテュヌスだったが・・・
ドクンッ
ネプテュヌス(な・・・何だ!?この感覚は!?)
みるみる生きた兵器バイオ・アームズが自分の手元から離れていくような感覚に襲われる
ネプテュヌス「まさか・・・!?」
ネプテュヌス(あの2つの刀は生きた兵器バイオ・アームズ!・・・特性は相手の血を吸う!?・・・ぐ・・・く・・・早く
 ・・・捌かないと・・・しかし・・・体が・・・動かん・・・)
ガクガクガクッ
アンナ「ああ!?何だ!?」
ネプテュヌス「ぐ・・・ぐおあああああ!?」
遂に完全にネプテュヌスの手から生きた兵器バイオ・アームズが離れてしまう
ネプテュヌス「う・・・ぐおああああ!!ガ・・・大地の爪痕ガイア・ファング・・・」
アンナ「なななな、何よ!?」
ネプテュヌス「・・・ご・・・おおおお!!石變魔巌撃メドゥーサ・クラック」
ドギャギャギャギャギャギャギャッ
ネプテュヌスを中心に走る剣閃が触れたものをたちどころに石へと変えて行く
ネプテュヌス「ぐ・・・うおお!!制御できん!!!」
アンナ「えええい!!目障りな兵器だ!猛虎昇獄殺もうこしょうごくさつ!」
ドギュアアアッ
剣圧で具現化した虎を解き放ち、ネプテュヌスを上空に持ち上げ、一刀両断・・・
ネプテュヌス「うごおああああああ!?」
バシュアアアアッ
ネプテュヌスと大地の爪痕ガイア・ファングが斃されたことにより石化が解ける
アンナ「終わった!さぁ〜〜て、ローズを見つけ出してギッタギタにしてやっか!!」
※ネプテュヌスでストレス発散したんじゃねぇのかよ!
ローズの明日は・・・どっちだ!?
ローズ「あのなぁ!」


END

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