Last Banisher
放浪の33 〜アリエル協定!〜



前回が『アリエナイ同盟』・・・今回が『アリエル協定』・・・馬鹿にしたタイトルだな・・・おい
ウラヌス王国キングダム、アリエル
*「旦那様」
ルーツ「何だ?」
*「いつまでこうしているつもりですか?」
ルーツ「当然アンナが家に帰るまでだ!」
キュゴアアアアッ
と、その時、2隻の艦がアリエルにやってくる
*「旦那様・・・アレは・・・」
ルーツ「鮮血の七人集ブラッディ・セブン・・・?プルートー帝国!?」
ネプテュヌス「ワーグナー家当主、ルーツ・ワーグナーとお見受けする」
ルーツ「・・・だとしたら何だ?私の命、奪いに来たか!」
ネプテュヌス「違う!我々に協力して欲しい」
*「なっ!?プルートーに!?」
ルーツ「はっ!甘く見られたものだな・・・このワーグナー家・・・悪になど力を貸さん!」
ジャミル「いえ、貸してもらいますよ」
ネプテュヌス「ジャミル!キサマ!」
ルーツ「何だ?キサマは?」
ジャミル「貴方と私達の目的は同じだ」
ルーツ「何!?何を馬鹿なことを・・・」
ネプテュヌス「何を?」
ジャミル「貴方は娘のアンナを探している・・・こちらはそのアンナのいる艦を追っている・・・つまり・・・
 目的は同じ・・・」
ルーツ「ハッ!同じだと!?」
ネプテュヌス「いや、全然違うと思うが・・・」
ルーツ「乗った!!」
一同「ええええ!?」
ルーツ「ジャミルとやら・・・協力してやろうではないか・・・」
ジャミル「私が興味があるのはラスト・バニッシャーに乗るトール皇族とその側近のみ・・・アンナには興味
 が無い・・・あなたに進呈してあげましょう・・・」
ネプテュヌス「おいおい、俺の仕事を勝手に取るんじゃないよ」
ジャミル「黙りなさい・・・お前が交渉していたら決裂していたかもしれん・・・」
ネプテュヌス「・・・ええい!」
ジャミル「ディグドラス皇帝の望みは何だ?」
ネプテュヌス「・・・分かったよ・・・」
ジャミル「よろしい。では帝国までお送りいたしましょう。」
ルーツ「うむ。」
・
・・
・・・
ワーグナー家とプルートー帝国がアリエルで提携を結んだころ・・・ロードス一行はミマスに居た
アンナ「ミマシタだかサンマスだかヨンマスだか知らないけど、ここで一体何をするのよ!」
ユノ「ミマスです。」
アンナ「なんでもいいの!」
ロードス「ここは情報都市・・・鎖国主義のサタン公国だが、全世界中のありとあらゆる情報がここに集められ
 保管されている。あの・・・ミマス星立図書館にね・・・」
指差す方向に聳える馬鹿でかいタワーのような建物
ローズ「うひゃあぁ・・・噂には聞いていたが・・・スゲェな・・・こりゃぁ・・・」
アンナ「で、こんなところにどんな用件なのよ!」
ロードス「世界の情勢とか今各地で何が起こっているか把握しておかなきゃいけないかな・・・と思ってな」
ローズ「世界中の情報が集まっているんだからアンナが家出したってことも・・・」
ユノ「情報としてありそうですね。」
アンナ「うげげ・・・」
早速ミマス星立図書館へと入っていく
アンナ「・・・何!?このがらんとした空間は!?」
ローズ「本がビッシリ並べられているとでも思ったのか?本なんて載せられる情報は限られているし、
 かさばるし、修正できないし・・・で、全てディスク保管して端末で一発で取り寄せられるんだよ」
アンナ「あっそ・・・」
ロードス「最近のニュースは・・・アリエル協定!?」
アンナ「何それ!?」
ユノ「ええと・・・何でもウラヌス王国キングダムにてワーグナー家とプルートー帝国とが協定を結んだ模様・・・」
アンナ「あり得ないっ!!!アリエナイ同盟よコレ!!」
ローズ「いや、アリエルだからあり得る!!」
アンナ「ああ?つまんないわよ!ソレ」
※・・・こんなオチでいいのかよ!!
ワーグナー家とプルートー帝国・・・2つが手を結んだこの先、世界はどうなるのであろうか!?


END

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