#0
　ヴァルカナを求めてインドネシアまでやってきたEighter、有嗎幇(ユーマハン)、ノース光輪結社、そして、大神の降真靈(こうしんりょう)
　しかし、そこで待ち構えていたのはネーデルランドプラント治安維持軍なるかつてインドネシアを植民地にして
支配していたオランダ軍の亡霊であった。

#1
　ここで、話はバイラはクラウドと死合に切り替わる。
　ちなみに、余談となるが、死合開幕の前に真っ先に吹き飛ばされた愚か者、弥如(びぎん)を救護するため、ノイエDAの連
中は出払っている
クラウド・ノシュケー・マルーメ「超級武振覇影斬(ちょうきゅうぶしんはえいざん)！」
　ガガガガガガガガガガガッ
バイラ・エウリデス「うおおおおお！」
　まるで頭だけを固定して体を回転して斬撃を繰り出しているかのような人体の構造を無視した回転斬り……
　それがバイラが召喚した剣を砕き散らしながら彼へと迫る。
バイラ（チッ、こいつの幽闘術は俺のと相性が悪い……だが、だからといって退くわけにはいかねぇな！）
バイラ「無限の正義製(インフィニット・ジャスティス・ワークス)！」
クラウド「小賢しいッ！そんなものは俺の螺旋の相克(スパイラル・エア)で全て叩き潰す！」
　砕いた先から新しい剣が生えてくる……一進一退の攻防。
　破壊と創造……勝つのはどちらになるのか！？
バイラ「フッ、どうやら貴様を倒すには俺も少しは本気を出さなければいけないようだな」
クラウド「あ？今までは本気じゃなかったってのか！？」
　暫くして、唐突にバイラがそんなことを呟く
バイラ「見せてやろう！我が四大聖剣……その一振りを！桃薔薇の剣(ロサ・カニーナ)」
　ズオオオンッ
　叫ぶとともに天空より一本の剣が舞い降りる。
　アーヴァがギガ〇シダーのパロディみたいな剣を使っていたのと同様に、バイラもまた青〇薇の剣のパロディみ
たいな剣を使うのだ！
　そして、それはどこからどう見ても青薔〇の剣の色違いであった。
※しかも、四大聖剣ってことは他に紅、黄、白があるってことですね？わかります。
クラウド「どんな剣を何本使おうが、同じことよ！超級武振覇影斬(ちょうきゅうぶしんはえいざん)！」
バイラ「フッ」
　ガキインッ
一同「何！？」
　クラウドの人体の構造を無視した回転切りをただの一本の剣で受け止めて見せるバイラ。
　その光景にはノース光輪結社の連中も驚きを隠せずにいた。

#2
クラウド「なるほど、先程とは違うということか」
バイラ「無限の正義製(インフィニット・ジャスティス・ワークス)の真骨頂はここからよ！」
　ギンッギギギンッ
　回転斬りを使わせる暇を与えず斬り込みにかかるバイラ。
＊「ば、馬鹿な……クラウド様が押されている！？」
＊「攻め入る隙がない……とでもいうのか！？」
　ジリジリと押されていくクラウドを見て、動揺を隠せずにいるノース光輪結社の連中
バイラ「どうした！？貴様の力はその程度か！」
クラウド「貴様、調子に乗るなよ！」
　力任せにバイラを推し飛ばすクラウド。
　しかし、クラウドは流れに逆らわず後ろに飛び、体勢を立て直す。
バイラ「食らえ！トリィニティ・セイヴァー！」
　ズンッ
　持っていた桃薔薇の剣(ロサ・カニーナ)を投げつける。と同時にまるで火の鳥と化してクラウドに襲い掛かるではないか
一同「クラウド様！？」
クラウド「螺旋の相克(スパイラル・エア)をあまり舐めるなよ！」
　突如、空色〇イズが流れるかのような雰囲気と共にクラウドの周りを包み込むかのように緑光の螺旋が走る。
※いや、その雰囲気は何なのか……
クラウド「超級武振覇影斬(ちょうきゅうぶしんはえいざん)！」
　ズガガガガガガガガガガッ
　迫る火の鳥を回転斬りで叩き潰す。
バイラ「チッ、まさかアレで仕留めきれないとは……」
　キュラキュラと弾き飛ばされた桃薔薇の剣(ロサ・カニーナ)が宙を舞う。
バイラ（フッ、だが、武器がなければこっちもののだとでも思っているのだろうが……俺の幽闘術がどんなものか
忘れたか！）
　そう、無限の正義製(インフィニット・ジャスティス・ワークス)によって、バイラは無数に剣を作り出すことができるのだ
※ただ、桃薔薇の剣(ロサ・カニーナ)みたいな特別な剣は何本も作り出すことはできないのですが
　ボッ
一同「なっ！？」
　しかし、その時、突如石破天驚ゴッ〇フィンガーみたいな巨大な掌がバイラを掴む。
バイラ「なっ！？なんだ、これは！？」
クラウド「超級武振覇影斬(ちょうきゅうぶしんはえいざん)・空漢達(くうかんら)！」
バイラ「はっ！？」
　そして、ヒート〇ンドの掛け声と共に握りつぶす……なんてことは起こらなかったが、身動きの取れないバイラ
にクラウドが迫り、そのまま至近距離から十一連続斬りを浴びせる。
バイラ「ぐはああ！？」
　このままクラウド大勝利！ノース光輪結社の未来へReady Go!!となるのか！？


続