Eighter -Scarlet Nocturne-
19ther 〜死神は密かに来る B〜
#3
新田姜馬「お前らは一体何者だ?」
バイラ・エウリデス「言っただろ、我らはネーデルランドプラント治安維持軍!」
姜馬(「そんなことを聞いているわけではない」
そもそも、そんなことを聞くために問いかけたりはしない。
アーヴァ・エウリデス「何だと?」
カイゼルグ・N・ショー「ケッ!てめぇらが何者だろうが、どうだっていいんだよ!てめぇらがヴァルカナを隠し
持っているならとっととよこせってんだ!」
バイラ「ヴァルカナ……」
アーヴァ「そうか、貴様らもヴァルカナを求めてここに来たクチか……」
梓與鷹(「奴ら、ヴァルカナのことを知っている?」
少なからず驚きを隠せない與鷹(。
バイラ「どうやらヴァルカナリアクター同士は惹かれ合う……といったところか」
いや、どこのス〇ンド使いだよ!と與鷹(が心の中で突っ込みを入れる中、バイラヴァ兄弟は右手の甲を見せびら
かす
※いや、バイラヴァ兄弟て……
一同「なっ、それは!?」
赤と青の四角を組み合わせた八芒星と……バイラにはVIII、アーヴァにはXVIIが刻まれていた。それは、二人が
ヴァルカナリアクターであることの証左で
あった。
VIIIは《正義(》、XVIIは《星(》。と、いうことはフリーのヴァルカナは残り七つ。その内の一つがここに眠って
いるはずだ。
弥如(「先手必勝」
その時、後先考えずに弥如(が飛び出して行く。
アーヴァ「無策で飛び掛かるとは無謀の極み」
弥如(「アイエエエエ?!」
一体何がしたかったんだアイツは!?と言わんばかりに強烈なカウンターを食らって吹き飛んでいく弥如(であっ
た。
クラウド・ノシュケー・マルーメ「愚かな……ヴァルカナリアクターに対抗できるのはヴァルカナリアクターのみ
……」
バイラ「いいだろう……相手をしてやる」
御御脚(「こっちニもいるのも忘れるナ」
アーヴァ「ならば、お前の相手は俺だ!」
バイラ、アーヴァ「貴様らに見せてやろう!我らが幽闘術を!」
叫ぶと同時にバイラはクラウドへ、アーヴァは御脚(に飛び掛かる
バイラ「無限の正義製(!」
アーヴァ「兵装完全掌握術(!」
#4
ズドドドドドドッ
戦場(と、言うかダンジョン・ビゾン内部ですが……)に無数に突き刺さる数多の刀剣。
多種多様な刀剣を召喚できるのがバイラの幽闘術である。これはまるで無限の〇製である。
※いや、正義の要素どこだよ!と、言うかこれ、無〇の剣製そのものだよ!
クラウド「そんな虚仮威し、俺の螺旋の相克(で切り刻む!……超級武振覇影斬(!」
ズギャギャギャギャギャッ
まるで頭だけを固定して体を回転して斬撃を繰り出しているかのような人体の構造を無視した回転斬りを繰り出
すクラウド。対してバイラは召喚した剣を無造作に手に取り応戦。
クラウド「無駄だ!」
しかし、クラウドの回転斬りの前にには無力。哀れ膾に切り刻まれるかに思われたが、しかし、バイラはすぐさ
ま別の剣を手に取りこれに応戦
クラウド「な、何?!」
破壊しても破壊しても次々と新しい剣を手に応戦するバイラ。先に尽きた方が負ける死合がここにあった。
一方のアーヴァも、兄が召喚した剣を一本手に取るとそのまま御脚(に飛び掛かる
御脚(「白乾児魔炎(!」
アーヴァ「ハッ!」
ゴバアアンッ
片手ゲッツからの迫る火炎放射を一刀両断。そのまま一気に間合いを詰める
御脚(「な、んだと!?」
アーヴァ「俺の兵装完全掌握術(は、武器の性能を十全に活かしきる。いや、秘められし真の力を開放する!」
それはまるでエンハンス・アー〇メントであった。
※いや、ク□スナイブズでも同じだよ!
姜馬(「行くぞ」
古畑呂司(「え?……あ、ちょ、待ってください」
御脚(だけでも勝てないわけではないだろうが、万全を期すべく姜馬(も呂司(と共に飛び掛かる
カイゼルグ「残念だが、てめぇの相手はこの俺なんだよ!俺を無視していくとは喧嘩売ってんのか!あぁ!」
アレフ・サンドクロック「そうだそうだ!」
しかし、行く手を阻むカイゼルグとアレフ。
珍しくカイゼルグに同調するアレフがそこにいた。
姜馬(「チッ……」
ならば仕方あるまい……先にカイゼルグとアレフを潰す!と姜馬(も呂司(は意識を切り替えるのであった。
化野梶太郎(「おい、俺たちはどうするんだ?」
出音(・グロウシュベル「いや、既に相手は決まっているみたいだぜ」
梶太郎(「何だと!?」
灰漸(、栖嶺(「貴様らに仏の慈悲を与えるのが我らの仕事!」
例え弥如(がいなくとも、ノイエDAのやることは変わらないのだ。
続
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