#0
　レイドボス、それは第八世代ポケ○ンのDLC第二弾に出てくるゴーストタイプの馬の伝説のポケモンのことであ
る
※そりゃレイドボスちゃう、レイ○ポスや！
　そして、今回はそんなIFOに出てくるレイドボスに焦点を当てた物語である

#1
　天四斗(あまよと)工業、3-J
品辛斬子(ぴんから・きりこ)「お前ら、もう少しで待ちに待ったイベントの開幕だな！」
一同「いや、一体何のイベントですか！」
　唐突にそんなことを言われても、なんのこっちゃ？としか言いようがない
風見原莉暗(りおん)「知らないとは言わせないぞ！レイドボス戦のことを！」
　そこまで言われると、あぁ、確かにそんなこともあったね……って思い出す。
斬子(きりこ)「かつて私は誰の手も借りずに戦ってやる！とレイドボスに挑んで、これは無理ゲーと思わずソフトを叩き壊
そうとしたことがある。だから今回はそのリベンジを行おうと思う」
一同（いや、いくら何でもレイドボスを一人で攻略するのは無理がある）
　思わず心の中で盛大に突っ込みを入れる生徒一同であった。
※オンラインゲームのレイドボスのHPはケタがおかしいことで有名ですからね（独断と偏見を含む）
莉暗(りおん)「レイドボスがなんたるかを分からない奴もいるだろうから、説明しておこう。一言でいうならば世○樹の迷
宮に出てくるフォエのようなものだ」
一同「F○Eをそんな間抜けな名称で呼ばないでくださいッ！」
　渾身の突っ込みが炸裂した瞬間であった。
　あと、世界樹の○宮を知っている前提で話しているけど、知らない人にとってはそっちもなんのこっちゃ？って
なるからね！……そして、F○Eはレイドボスと違ってソロで狩れます。
※まぁ、世の中を探せばレイドボスもソロで狩れる猛者もいるかもしれませんが……
＊「ちなみに、俺たちは何と戦わされるんですか？」
　天四斗(あまよと)のDr.キリコとGTRがタッグを組んで、やると言ったら必ず実行する。そこに前言撤回はない。仕方がない
ので諦めてレイドボス戦に参加するとして、その相手が何なのか、素朴な疑問を投げつける一人の生徒
斬子(きりこ)「お、いいところに目を付けたな」
莉暗(りおん)「まずは砂漠エリアに出現する熱砂王・アンタレス」
一同「まずは！？」
　聞き捨てならないセリフに一同が首を傾げる中、それを無視して説明は続く

#2
　熱砂王・アンタレス……タイプは炎・毒。鋼・フェアリーにとって最悪の相性のモンスターだ
※いや、ポケ○ンのタイプで解説するの何なん？
斬子(きりこ)「毒消しを大量に買っておくことをお勧めするぞ」
楸木(ひさぎ)秋「効果的に攻撃するにはどうすればいいとかありますか？」
莉暗(りおん)「勿論、水・エスパーで攻撃だ」
　いや、だからポ○モンのタイプで説明するのやめろ！
楠木南「あっ、イベント開催日は何時なんですか？」
　その情報は最も大事な情報の一つである。いきなり明日だとか言われたら困るしね。
斬子(きりこ)「今から一週間後だ！みんな、準備を怠るなよ！」
　一週間後か……短いような長いような……とざわつく一行。
　そんな中、教師二人はパンパンと手を叩き、静かにするように促す。
斬子(きりこ)、莉暗(りおん)「あ〜〜、他に今のうちに聞いておきたいことはないか？」
一同「さっきのまずは、って何？」
斬子(きりこ)、莉暗(りおん)「よし、他には質問はないようだな。では本日は解散」
一同「質問に答えろ！」
　あと、勝手に授業を終わらすな！

　そして、運命の一週間後……
　シアー王国南部、バドゲットー砂漠
斬子(きりこ)「おし、全員揃っているな」
　とか言いつつ、点呼とかはしないダメな教師。
莉暗(りおん)「では、これより我ら修羅に入る。鬼に逢うては鬼を斬り、仏に逢うては仏を斬り……」
斬子(きりこ)「斬りたいから斬り、壊したいから壊す……」
斬子(きりこ)、莉暗(りおん)「我らに大義名分などないのさ！」
　お前らはどこの地獄公務員だよ！
ミロリ「あなたたちもこのレイドバトルに参加するのね……」
　と、そこへやってくるのは修道の女達(シスターズ)の面々だ。
斬子(きりこ)、莉暗(りおん)「今日はよろしく頼む」
カセン、シセン「お互い死力を尽くして敵を倒しましょう！」
　修道の女達(シスターズ)とは哂(わら)うボールとの一件で共闘済み。だから今回も協力してコトに当たりましょうと言い出すが、ア
レはどう見ても共闘ではなかった。
　さておき、砂漠に突如天を貫く紫色の光の柱が登場する。
　それは例えるならば第八世代ポ○モンのマックスレ○ドバトルのパクリ……と言えば分かりやすいだろう
※そんな身も蓋もない……
椿木(つばき)春「な、なんだあれ！？」
ミロリ「あれこそが、レイドバトルの開幕の狼煙」
　かくて、熱砂王・アンタレスとの激闘が始まる。


続