Eighter -Practical Era-
57ther 〜温めなる逓信大戦 B〜
#3
間違ったアンドロイド性能対決!?
それは、アメリカ(+日本)とロシア(+ドイツ)との間での負けられない戦い……今、その決戦の火ぶたは斬っ
て堕とされた
※『きっておとされた』の漢字がおかしい件
*「私が今回の決戦の審判として呼ばれました。SHILの受付嬢の……」
一同「ってちょっと待てぇ〜〜い!」
SHILから研究者の一人でもよこしてくれたのかと思いきややってきたのは受付嬢……そんなんだったらウチの生
徒とかでもええわ!と一同が盛大に突っ込みを入れる。
*「最後まで聞いてください。私はSHILの受付嬢のドールが一人、フロンです」
一同「ドールのフロンって……」
※ちなみに余談だがトラやインってのもいるらしい。ん?……ドールのフロン、トラ、イン?……ドールズフロン
トライン?!
*「な、なるほど、アンドロイドの性能を図るにはアンドロイドの力を借りるのが最適……」
*「理にかなっているな……」
一同(そうかなぁ……?)
天四斗(のDr.キリコとGTRのタッグのことだから絶対面白がって呼んだだけだと思うんだがなぁ……
品辛斬子(「では、第一の勝負だが……」
*「いや、種目はこちらで決めさせてもらおう!」
フロン「それは、公平ではないのでは?」
*「フッ、臆したか!境界線上のベライゾン社製のアンドロイドよ!」
*「我々が用意した土俵では勝負ができないなどと愚者の極みよ!」
いや、公平性を期すなら第三者が勝負の内容を決めるべきなのではということなのだが……
芥(アリア「はぁ、正確には私は境界線上のベライゾンジャパン製なのですが……」
そして、勝負を挑まれた方のアンドロイドはというと、冷静に間違いを指摘していた。
アリア「ところでそちらのアンドロイドは名を何というのでしょう?」
*「どうやらそちらのアンドロイドは記憶装置(に障害があるようだな……先ほども言った通りグラン23Moだ!」
アリア「いえ、製品名ではなく……」
その個体の固有名称を聞きたいのですと問いかけるとこう答えが返ってくる。
*「フッ、我々は道具に名前を付けるほどセンチメンタルじゃないのでな!あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!」
決まった!って感じのMCCメリーパー社員であった。
※ってかその笑い声、お前はどこのフォン・ス〇ークだよ!
#4
アリア「はぁ、まぁ、別にいいですけど……」
一同「いいんかいッ!」
しかし、勝負を受けて立つ方のアリアがいいと言っているのだから別にいいのか……
*「では第一の勝負内容……ライトアンドデリート!」
*「ルールは簡単!内蔵している補助記憶装置(最大限までデータを書き込み、そして削除してまた書き込む……そ
れを繰り返して最終的に補助記憶装置(にエラーが少ない方が勝ちだ!」
一同「無茶苦茶だ……」」
そしてすっごく地味な戦い……
なお、第一の死合ですが、やっぱり地味すぎるので結果発表だけをお伝えします。
勝者、グラン23Mo……
ただ、流石にこれは酷い勝負だった。ロールアウト直後のアンドロイドの方が補助記憶装置(の方がエラー耐性が
高いのは当然である。
*「では第二の勝負……フォーリンラブ」
*「ルールは簡単!落として擦る!」
一同「ラブってそっちかよ!」
※LoveじゃなくRubってことだな。
*「まぁ、それだけじゃなんのこっちゃって感じだからもうちょっと詳細に説明をしてやろう」
自分の身長と同じ位の高さから落ちても壊れないことを競うのがこの勝負のキモ
一同(なんでスペ〇ンカー的な基準なんだ……?)
思わず一行が心の中で突っ込んだ瞬間であった。
樫木堅(「身長と同じくらいとは言わず屋上から飛び降りてみる位やってほしいけど……」
風見原莉暗(「その発言は危険だな……」
突如GTRが険しい表情で堅(をにらみつける。
堅(「うえっ!?」
まぁ、人間として換算すると飛び降り自殺してみろ!って言ってるようなものだからなぁ……
*「更に第三の勝負、シンキングタイムも追加だ!」
*「シンキングタイム……つまり防水勝負。何気圧防水まで耐えられるかを競うのがこの勝負の目的よ!」
一同「考えんじゃねぇのかよ!」
※Think(じゃなくてSink(。ってか、二回目以降の勝負の名前がオカしい……
と、言うわけでやってきましたプール!
今の季節は一体いつなのか……ってことは明言しませんが、もしかしたら水泳なんてやってられない季節なのか
もしれません。
※ちなみに、サ〇エさん時空じゃないので、本作品では季節イベントは一回しか起こりません。
*「では、飛び降り入水(してもらいましょう!」
一同「言い方ッ!」
はてさて、この勝負、勝つのはどっちだ!?
続
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