Eighter -Practical Era-
51ster 〜電気羊の現を知れ A〜
#0
アンドロイド、それはギリシア語のandro-(人、男性)と接尾辞-oid(-のようなもの、-もどき)の組み合わせ
で、人型ロボットなどの人に似せて作られた存在を指していた。
※なお、余談であるが女性型アンドロイドをガイノイド (gynoid)と呼称することもあるようです。女性型なの
にガイ(とはこれいかに?!(……いや、綴り違うし)
ところが、今やスマホの代名詞となっている。(本当かそれ?)
そして、今回はそんなアンドロイドにまつわる話である。
果たして、アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
※ちょ、待って……
#1
ある日の出来事、天四斗(のDr.キリコとGTRはぶ〜らぶら天四斗(の街を練り歩いていた。
品辛斬子(、風見原莉暗(「こ、これは?!」
そして、あるものを発見、目をキラキラさせながらソレに近づいていくのであった。
そう、これが今回の事件(?)の発端だったのだ!
そして、翌日……
天四斗(、天四斗(工業、3-J
斬子(「あ〜〜、突然だが今日は転入生を紹介する」
一同「突然すぎるッ!」
ってか、高校三年も終わりに差し迫っているこの状況で転入生とか普通はありえないんだが……
さておき、莉暗(が入ってくるようにと、告げると教室のドアが開き、一人の女子生徒が入ってくる。
一同「なっ?!」
教室に入ってきた彼女を見て、一同は唖然とする。
それも当然である。彼女は他に類を見ない特徴を兼ね備えていたからだ。
それは、メカ耳である。
莉暗(「彼女は芥(アリア」
楸木(秋「先生、彼女はアンドロイドですよね?」
斬子(「うむ、良く気づいたな」
一同(いや、一目見ればわかるから!)
これで気づけないならお前の目は節穴か!と言いたいと心の中で突っ込みを入れる一行。
莉暗(「そうだ、彼女はアンドロイドだ!だが他の生徒と変わりなく接してあげてくれ」
一同「は、はぁ……」
なんか珍しくマトモなことを言ってる……
いや、そんなことはさておき
樫木堅(「ってか、なんでいきなりアンドロイドを!?」
そう、それこそが今回一番聞きたい部分だ
*「それについては私からお話ししましょう」
と、そこへ、一人の男性が教室に入ってくる。
榛木秦(「アンタは?!」
*「はっ、申し遅れました。私、境界線上のベライゾンジャパンに勤めております角去田鎬諏(と申します」
一同「境界線上の……ベライゾン、ジャパン?!」
聞いたことのない会社に首をかしげる一行
#2
斬子(「境界線上のベライゾンとは大手電気通信事業社のひとつだ」
莉暗(「まぁ、平たく言うとスマホメーカーのようなものだ」
一同「え?!」
天四斗(のDr.キリコ & GTRのタッグによる説明を受けて新たなる疑問が浮かび上がる。
なぜ、スマホメーカーがアンドロイドを作っているのか……
いや、これがスマホに関連するアンドロイドであるならば、納得もいく。だが、しかし、人型ロボットの方のア
ンドロイドなのだから納得がいかないのである。
何を、どうして、どう間違ったらこうなってしまうのか……ワケが分からないよ……
角去田鎬諏(「先日、年号が変わったことは記憶に新しいでしょう?」
その疑問に答えるべくなのかどうかは分からないが、鎬諏(氏が語りだす。
鎬諏(「我が社も年号が変わると同時に先代の社長が引退し、マクマフィン・サクラダ氏が社長に就任されました」
そして、彼はあえて人形ロボットの方のアンドロイドを作ることを決意したのです!と続ける。
一同(いや、そこでそんな決断すんじゃねぇよ!)
先代の社長が引退したのは間違いだったんじゃねぇか?そんな疑問が一同の頭をよぎる。
鎬諏(「我が社が社運をかけて開発に取り組んだこのプロジェクト!……『スマホで操作できるアンドロイド』とい
うキャッチフレーズで売り出してみるも、これが思ったより業績が伸び悩んでいるのです」
一同「いや、主にそのキャッチフレーズのせいだと思いますよ」
思わず突っ込みを入れる一行。
『スマホで操作できるアンドロイド』なんて触れこみを聞いても、スマホを操作するのに別のスマホがいるんか
い!って突っ込みを入れたくなってしまうのが世間一般の常識だ(独断と偏見を含みます)
そんなもの、売れるわけがない。
鎬諏(「このままギャラクシアン・エクスペリヤが売れなかった場合……あぁ、ギャラクシアン・エクスペリヤとい
うのはですね、このアンドロイドの正式名称のことなのですが……」
一同(訴えられたら負けそうなネーミング)
主に二つの会社から……
なぜにそんなネーミングにしたのか、それは謎に包まれております。
鎬諏(「途方に暮れていたところに、救いの女神が二人も現れたのです!」
その二人とは言うまでもなく天四斗(のDr.キリコとGTRのタッグである
一同(それ、絶対救いの女神じゃないから!)
斬子(、莉暗(「こんな面白いイベント、見逃せるわけないだろ?」
一同「イベントじゃねぇだろ!」
と、言うわけだ。知名度が上がれば、ギャラクシアン・エクスペリヤの売り上げも伸びるはず。
そのためには実績を作らなければならない。
そこで、天四斗(工業での試験運用……と、一体どうしてこんな話になったのかはわからないが、とりあえず今に
到るのである。
※途中の展開端折りすぎだろ!
続
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