Eighter -Practical Era-
22nder 〜頭文字イニシャルは何ですか A〜



#0
 品辛斬子ぴんから・きりこ……天四斗あまよとのDr.キリコという名で恐れられている?教師にあるまじき教師である。
 そして、今回はそんな彼女に降りかかった災難……なのかどうかはおいといて、ともかく、彼女の身に何かが起
こる……かもしれない
※いや、どっちだよ!

#1
 天四斗あまよと天四斗あまよと工業、3-J
品辛斬子ぴんから・きりこ「あ〜、みんなよく聞け、前々からあの教育実習生はクビにすると言っておきながらなかなか実行できず
にいたが、先日、晴れてクビにすることができた。みんな彼を盛大に見送ってやろうではないか!」
壬屈縛紀みかがみ・しばき「待て待て待て!アンタはなんでそんなに俺をクビにしたいんですか!」
 と、そこへやってくるのは問題の教育実習生である
斬子きりこ「ほら、既に校長からこの学校の敷地に今後一切立ち入ることを禁じるって書類も貰って来た」
縛紀しばき「ぬなぁあああっ!」
 渡された書類を見て絶望する縛紀しばきであった
生徒(ってか、ついにやっちゃったよ……)
生徒(ま、まぁ、早かれ遅かれこうなるだろうなぁ……って思っていたけど……)
斬子きりこ「ほら、とっとと消え失せろボケナス!警察を呼ぶぞ!」
生徒一同(うわぁ……)
縛紀しばき「こ、これは何かの間違いだぁ〜〜〜」
 縛紀しばきの悲痛な叫びが谺する……

斬子きりこ「さて、邪魔者もようやく居なくなったことだしこれから重大発表を行うから心して聞くように」
生徒(邪魔ものって……)
 いや、確かにあの人は悪く言うと邪魔でしたけど……と生徒
斬子きりこ「今度教育委員会の特使がこの学校に視察に来ることになった」
椿木つばき春「教育委員会が?」
 目をぱちくりさせる春
斬子きりこ「ああ、そうだ……お前ら、くれぐれも教育委員会が気に入らないからって刺し殺したりするんじゃないぞ」
生徒一同「そりゃ刺殺だッ!」
 ってか、そんなアフォなこと誰もしませんよ!と一行は盛大な突っ込みを入れるのであった。
生徒「あ、先生……教育委員会の特使って……」
斬子きりこ「ん?なんだ?あいつのスリーサイズは教えないぞ」
生徒一同(って、その人女性なのかよ……)
 思わずそんなことを思ってしまう一行であった
生徒「じゃなっくて……女性の特使って……もしかして……あの伝説のGTR?」
斬子きりこ「何だ、知っているのならば話は早い」
 え?どういうことだ?とざわつく一行
生徒「オヤジ、GTRって凄いのか?」
生徒「誰が親父だよ!」
 そして、知らないのか、あの伝説を……と一人の生徒が呟く
生徒「……もしや、数年前に、不良の掃き溜めで有名だった天四斗第焉あまよとだいえん高校を一日で禅寺のように改心させたとい
う……ヤツか?」
生徒「ああ、そうだ……」
生徒一同「な、なんだって〜〜!?」

#2
斬子きりこ「と、いうわけだ、そこの姉派、妹派」
楯木てすりぎ盾、杭木こう「ああ?」
 先ほどから地味に消しゴムのカスやら、シャーペンの芯やらノートの切れ端を投げ合って喧嘩している二人を注
意する斬子きりこ
斬子きりこ「お前ら当日休め!」
盾、こう「え?」
斬子きりこ「お前らみたいなのがいると確実に教育委員会に目をつけられる」
生徒「いやいや、休めって……」
生徒「いや、確かに、四六時中こんなことやってる二人がクラスに居たら大問題ですけど……」
斬子きりこ「何だ?教育委員会が来るまでに仲直りできるとでも?」
盾、こう「ハッ、そんなことは無理に決まってるだろ!このシスコンがッ!」
 姉萌えも、妹萌えも英語にすれば同じ『シスコン』……なんということでしょう
生徒一同「いやいやいや、お前ら二人ともだろうがッ!」
盾、こう「はぁ?俺はこんなバカとか違うんだよ!」
 そのまま席を立ち腕をポキパキ鳴らし始める二人
生徒一同「ちょ、お前ら……」
斬子きりこ「ほら見ろ、この二人がいるだけで大変なことになるのは火を見るより明らか……ならば当日は大人しく家で
休んでもらうのが得策だ!」
 そして、総括するように斬子きりこが言う
生徒一同「いやいやいや……そこはどうにか改心させましょうよ!」
 最もな突っ込みであった。
斬子きりこ「そんなことができていたら今頃姉派と妹派でクラスが分裂してないだろう?」
生徒一同「いやいや、分裂してませんよ?」
 ……まぁ、どうでもいい情報として、姉派、妹派以外で言えば、幼馴染派とか、女教師派とかがいたりいなかっ
たりしますが……女教師派は姉が教師、幼馴染派は姉か妹か……とかそんなこんなでどっちかに引き込まれていた
りいなかったりするので、結局は姉派、妹派の二つに分かれていたりする……?
※本当にどうでもいいな!ってか、なぜに疑問形なんだよ!
斬子きりこ「ほら、休めば姉と二人っきりでべったり甘えられるぞ」
盾「そ、そいつぁなんて甘美な響き……」
斬子きりこ「そっちも休めば妹を一日独占できるんだぞ?」
こう「な、なんて素晴らしいんだ!」
盾、こう「俺、その日休みます!」
斬子きりこ「おし、万事解決だな……当日、二人は熱ってことにしておこう」
生徒一同「いやいやいやいや!」
 アンタそれでも教師かぁ!とクラス一行の魂の叫びだった……
 ちなみに、余談だが、熱なのは、それぞれ姉妹にお熱だから……と、そんな意味である。
※そんな捕捉いらねぇよ……

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