Eighter -Noble Gathering-
39ther 〜鬼才達の滅死咆哮めっしほうこう A〜



#0
閣氏カクシ新撰組……それは現代に復興した壬生狼……だが、その壬生狼も壊滅し、萌とそうのみが生き残るのみとなった
……そして、そんな閣氏カクシ新撰組を滅したのは……四堕天しだてんが1柱ではあるが……しかし、そうではないモノも
いた……
これは、そんな四堕天しだてんに殺されたわけではない閣氏カクシ新撰組の隊長の怨みを晴らすべく立ち上がった者たちの物語

#1
天四斗あまよと、ウルフミブ・跡地
そこには今、2人の漢の姿が……
*「……ここで……ここで殺されたんだな……」
*「くそっ!!許せん!!許せんぞ!!!よくも愛しの!!!」
*「……ここで言っても仕方ありませんよ」
*「……あ、ああ、そうだったな……」
そして、2人の漢はウルフミブ・跡地を後にする……

その頃……

天四斗あまよと、某所
河上沢斗たくと「やっほ〜〜、そうちゃん。ツインスター隊はどうだい?」
今日も今日とてのほほんと沢斗たくと参上。
その言動に苛立ちを抑えつつそうが叫ぶ
斎藤そう「……死にたいか?沢斗たくと沢斗たくと「やだなぁ……もう」
安村みずち(ねぇねぇ、ツインスター隊ってどういう意味?)
安村おろち(そんなことも知らないのか?)
おろち「フン、こっちがツインスター隊ならアンタは地方艦隊のバカ指令じゃないの?」
かく眼同盟はムーンエンジェル隊、そう一行はツインスター隊、沢斗たくとは地方艦隊のバカ指令……だとすれば……
 ルーンエンジェル隊は……?(マテや!登場予定は無いからな!!念のため……)
沢斗たくと「いやぁ……それほどでも……」
何故か頭の後ろに手をあてて照れだす沢斗たくと
一同「褒めてないッ!」
一同、渾身の突っ込みであった。
沢斗たくと「さぁて……そんなことはさておいて……」
と、突如真面目な顔をして抜刀しだす沢斗たくと
そう「ええ……そうね……」
沢斗たくとに釣られるように、そうもまた、抜刀しだす
沢斗たくとそう「……いくぞッ!!」
みずち「あれ?」
互いに一足飛びにかかる……しかし、それはお互いを攻撃するためではない……
2人は突如180°反転し一足飛びにかかる
沢斗たくとそう「はああ!」
そのまま茂みやら木を切り倒すといきなり何かが飛び出てくる
みずち「わぁ!」
そう「フン、どこの誰かは知らないが……」
沢斗たくと「身の程知らずですよ……」
*「ちっ……」
*「やはり不意打ちは出来ないか……」
出てきたのは冒頭の2人
*、*「だがな……娘を殺された恨み……晴らさせてもらうぞ!」
憤怒の形相で叫ぶ2人……
沢斗たくと「娘……はて?」
首を傾げる沢斗たくとに、2人は名乗りを上げる
*「俺は土方歳之輔……土方歳四としよの父親だ!」
*「そして、俺が沖田総一郎……総花そうかの父親である」
沢斗たくとそう「……」
そう、閣氏カクシ新撰組の隊長の中で、歳四としよ総花そうか四堕天しだてんに屠られたのではなく、沢斗たくとそうに屠られたのだ……
だからこそ、今、復讐のために彼女の父親は立ち上がったのだ

#2
沢斗たくと「……親が出張ってきたか……」
そう「子供の喧嘩に親が出張ってきたとなると……利休が怒るぞ……」
※親は木の上に立って見ると書く。木から下りてノコノコ子の喧嘩に出向く親がどこにいる!と言う茶聖・
 せんの利休の言葉
おろち「いやいや、さすがに子供が殺されたら親は黙っていないと思うよ」
みずち「……う〜〜ん、そう言われるとそうだねぇ……」
ほのぼのとする(?)みずちおろちとを余所に、歳之輔は叫ぶ
土方歳之輔「キサマぁ……許さんぞ……よくもわが愛しの歳四としよを……寝食を共にし、お風呂も一緒、2人
 だけで旅行したこともあったし……時にはねやも一緒にした……そんな手塩に育ててきた歳四としよを……」
くぅう〜〜と涙ながらに語る歳之輔……
沢斗たくとそう(……コイツ……別の意味で『オニ』の土方だ!)
鬼の歳三の子孫は鬼畜だった!
沖田総一郎「ま、世の中にはいろんな『あい』がありますからなぁ……」
と、そんな中、サラっと発言をするのは総一郎だ
※ちなみに、『あい』を漢字にしないのには『愛』以外の漢字もあるからである。(マテ……それダメじゃん!)
沢斗たくと「歪んだ愛だ……」
総一郎「フッ……愛に歪みなどない……愛が歪んでいるなどと言うのはそいつの心根が歪んでいる証拠である」
この漢、確実に『ストーカーは愛です』と断言する漢である
歳之輔、総一郎「さて、そういうわけだ……娘の仇……殺らせてもらうぞ!!」
怒りを顕わに刀を構え直す歳之輔、総一郎
沢斗たくと「まぁ……こんな場所で死ぬわけにもいかないしね……はぁ……暇つぶしに相手してあげようかなっと……」
そう「……第一あの2人は壬生狼の精神に反した……だから粛清したまでだ……」
しかし、ただ黙って殺されるような沢斗たくとそうではない。
と、言うか、沢斗たくとに至ってはもはや遊び気分だ……
総一郎「暇つぶしだと!?ふざけたことを……」
歳之輔「ほざけぇ!!!」
総一郎「今の時代にそんな理屈が通じるかぁああ!!」
沢斗たくとそう「ま、話あってもしかたない……とっとと果たしあうぞ!」
歳之輔、総一郎「フン、言われなくとも……ブチ殺す!!!」
かくて、一足飛びにかかる沢斗たくとと歳之輔、そうと総一郎……
一同「うおおおおお!!!」
……と、言うことで土方&沖田の復讐劇が始まる……
はたして、この死合……どうなるのか


続

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