Eighter -Noble Gathering-
29ther 〜狗神の巫女の事情 B〜
#3
1年前、栃木県にて起きた女児誘拐殺人死体遺棄事件……この事件には狗神の力を欲するある研究所が絡んでいた
……早速一行はその問題の研究所、小方カルト研究所へと急ぐ。
茨城県、小方カルト研究所前
上総介「……小方カルト研究所……」
山咲(桜「……何でも表向きではクイズ番組の発展にあやかって世にカルト問題を提供し続けているというナゾ
の研究所ですが……」
総介が呟きつつ、研究所を睨むと、桜が解説を行う
梓與鷹(「……裏ではオカルトについて専門的に研究していると!?」
総介「ああ、そうだ……」
與鷹((……そんなんでよく成り立っている……と見せかけられたな……)
いくらクイズ番組が発展しているとはいえ、世にクイズの問題を提供するだけで食っていける……とは思えない
そんなことは気にしなかったのか?と與鷹(……
與鷹(「……ま、まぁ……とりあえず、入るか……」
ビィ〜〜〜〜〜ッビィ〜〜〜〜〜ッ
與鷹(「なっ!?何!?」
とりあえず中へ入ろうとしたその時……突如としてけたたましいアラームが鳴り響く。防犯装置でも作動して
しまったのか……と冷や汗をかいていると、突如クイズ番組みたいなノリで効果音が流れ出す
でんでけでんでん♪
※さ○○○○○○○○○○○○○ビのクイズに移る際に流れる効果音です。(ってかこの伏字、分からないから)
*「問題!……次の内ケルガーの必殺技は!?……1・ジゲインアタック、2・ゴエモインアタック、
3・フジイコアタック、4・ルパインアタック、5・ゼニガイタアタック!」
一同「……」
なんだこれ!?と、一同戸惑い、首をかしげる
白拍子かんな「これは簡単ですね。4番のルパインアタックです」
そんな中、かんなが颯爽と、超運を駆使して答えてみる。
し〜〜〜〜ん
與鷹(「……あれ!?」
しかし、かんなが答えた後、何も起こらない……
與鷹(「……なぁ、総」
る〜〜〜る〜る〜、る〜〜〜る〜〜〜る〜〜る〜〜る〜〜〜♪
*「正解!!」
ガコンッ
ゴゴゴゴゴッ
今度はミ○○○アのノリで……また、正解と同時に閉ざされていた門が開かれる
與鷹(「……つまり、これが表向き……?」
そんなことを総介に尋ねてみると、奥よりこの事件の首謀者と思しき漢が颯爽と登場する
*「……むぅ、我がFF5的難問を簡単に突破するとは……キサマら……一体!?」
総介「ここの研究所の最高責任者……小方駆斗(か?」
小方駆斗(「そうだ、俺こそ趣味がカルト問題、尊敬する人がデカルト。好きな食べ物はタルト。好きな歌はカルマ
……」
一同「……」
『カルト』やら、それに似たフレーズ、好きだねぇ……と一行は呆れながら思うのであった
#4
駆斗(「あ〜〜、で、アンタら一体何の用でここに来たんだ?」
総介「……栃木県にて女児が誘拐され、殺された後死体遺棄になった事件があった……」
駆斗(「……確かに、そんな事件もありましたな……で?それが!?」
総介「その重要参考人として来て貰おうか?」
駆斗(「は!?……何故に!?」
突然言い出す総介に一同騒然(かんな、桜は除く)
※あれ!?総介と桜とかんなと與鷹(がその場にいて、かんなと桜と総介以外ってことは與鷹(しか驚いて無いん
じゃないの!?……と突っ込んではいけません。
與鷹((総……いくらなんでも証拠も何も無いんだ……急ぎすぎじゃねぇか?)
総介(……真理の断片による未来が……警告している……グズグズしているヒマは無い!)
與鷹((……だからと言ってだな……)
総介「……この研究所がカルト問題じゃなく、オカルトについて研究していることは既に判明している」
駆斗(「……どこで知ったか知らないが……あまりフザけたことをヌかすと死ぬぞ?」
総介「……ほう?それはつまり、真実として認めると言う事だな?」
駆斗(「……ああ、認めてやるさ……ただし、貴様らがその真実を世間に発表することは叶わぬ!!」
こうも簡単に態度を変えて告白するなどと……生かして帰る気はない……ということか
ギュンッ
ダダンッ
突如女が飛び降りてくる
駆斗(「私の最高傑作です!……フハハ!私の最高傑作は凶暴です!行けい!狗美(!月はいつでもそこ
にある!」
※何?このガンダムXネタなセリフ!?
狗美(「……」
ザッドドドドッ
手をかざす……とともに無数の黒き狗がかんな一行に迫る
かんな「ムダです」
ザバシュアアッ
だが、神滅超越者(による一刀の下、斬り捨てられる
駆斗(「……フン、いつまで持つかな!?……」
狗美(「あおおお〜〜〜〜ん」
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャッ
遠吠えのような声と共に大量に黒き狗がやってくるが……
かんな「……ムダです!」
ザババババババッ
それらを悉く斬り捨てるかんな
※ちなみに茜瑙哭(覚醒してません。つまり、この狗神の人は弱いってことですね。(おいおい)
駆斗(「な……馬鹿な!?……なぜだ!?なぜここまで凌げる!?我が狗神の力は……完璧のハズだ!?」
與鷹(「そっちが狗神ならこっちは破壊神だってことだ……」
かんな「……ひどいです」
恨めしそうなかんな……
與鷹(「はっ……」
與鷹(失言……これによってかんなの戦闘能力ダウンか!?(何だ!?それ!?)
続
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