Eighter -Noble Gathering-
7ther 〜真理からの帰還者リターナー A〜



#0
真理の神殿……そこは人類が背負うべき業と罪の眠りし場所であった!?そんな場所のことを何故か知る総介
……果たして……その理由とは……もしや……!?

#1
歴史の墓場、真理の神殿
梓與鷹よたか「総……お前……この場所を知っているのか!?」
その與鷹よたかの問いかけに……たっぷりと時間をおいてから、総介が天を仰ぎつつ答える……
かみ総介「……ここは地獄だ……いや……地獄以上の場所なのかもしれん……」
山咲やまざき桜「警部……」
威隻法腱いせき・はっけん「……そうか……お前は……あの時の……」
與鷹よたか「????」
流石に事態が飲み込めない與鷹よたか
総介「……俺達が道を違えた原因の1つ……與鷹よたか……お前は知るまい……俺は偶然にもあるときこの
 場所に……いや、この場所の断片に触れてしまった……」
與鷹よたか「……何!?」
そんなことは初耳で、寝耳に水な與鷹よたか……
総介「……その時の記憶……未だ頭から離れん……ここは……確かに真理というに相応しい……」
『知識の闇』とはよく言ったものだ……確かに、無限の知識がここにはある……だが、それは人にとって
重すぎる……と総介
白拍子かなり「ふうん」
法腱はっけん「……ならば、なぜ来た?」
総介「もう2度と来るつもりはなかったさ……だがな……俺はここの断片に触れてからというもの……
 第六感が強くなってしまった……今回もそのせいだ……」
桜「警部……が言ってた悪い予感って……」
さり気なく、間接的に與鷹よたかが悪いと言いだす総介であった……
※ちなみに、正しくは『第六感』ではなく、未来に起こり得る確定した出来事の一部を垣間見ることができる能力
 となります。
時野芒星ぼうせい「……何だよ……何なんだよ!アンタら!!……俺は……俺は……」
話についていけない漢がここにももう1人……
法腱はっけん「……」
総介「博士……俺はアンタのように逃げも隠れもしない!!」
そして、総介が突如叫びだす
與鷹よたか「総……?」
芒星ぼうせい「逃げ……隠れ……?」
総介「俺は……歴史の墓場を管理する!!」
一同「何ぃ!?」
更にイキナリの宣言……これには一同も驚く

#2
法腱はっけん「……大きく出たな……だが、たかが人間ごときにそんなことが出来るわけが無い……第一分かって
 いるのか!?それが……どういうことなのか!?」
與鷹よたか「歴史の墓場の管理って……総……」
総介「與鷹よたか……お前は黙っていろ……」
辛辣な言葉に流石に與鷹よたかもへこみにかかる。
※まぁ、かんながちょろっと慰めにかかってみたり何かしていますが、それは別の話……
桜「警部……?」
総介「そのために俺はSRAPになった」
更に、総介は語る……
総介「……まずは世界に残っている博士の遺した書物を処分する……そして、全てのオーパーツをEighterで
 管理してもらう」
與鷹よたか「なっ!?」
芒星ぼうせい「そんなことは不可能だ!!」
何を言い出すんだ!?この人は……と芒星ぼうせい……
法腱はっけん芒星ぼうせいの言う通り……そんなことは不可能だ……第一お前にいくら特殊な権限があろうとも……その
 目標は達成できん……」
総介「ああ、俺だけならな……だが、俺にはEighterがある……運の女神がいる」
と、與鷹よたからを見ながら語る総介
與鷹よたか「何ぃ!?」
白拍子かんな「……私たちの力を持ってすれば……あるいは……可能?……そういうことですか?」
與鷹よたか「……俺達!?」
かなり「なるほど……なるほど……で、あなたはどこまで知っているのかしらん?」
総介「……分からん……俺の記憶は断片に過ぎないからな……」
法腱はっけん「……だがな……いや、私も出来ればそれをしたかった……しかし……」
総介「分かっている。興味を持ったヤツ……ひいては既に知ってしまったヤツはどうしようもない……
 だが、それを止めるのも我々の仕事だ」
法腱はっけん「……壮大過ぎる理想だ……本当にお前に出来るのか!?そんなことが……お前如きが!」
総介「……言ったでしょう、博士、俺は逃げも隠れもしないと……最初から出来ない、無理だなどと決め
 付けないでほしいな……」
法腱はっけん「……儂が逃げている?隠れているだと!?」
総介「ああ、そうだ。博士、あなたはここでこの地を訪れた愚か者の罪と罰を共有すると言ったが、それは
 あなたをそのような存在に仕立て上げた存在に立ち向かうことではない!」
法腱はっけん「知った風な口を……儂は儂にかせられた罰を受け入れただけだ……お前に何が分かる!」
総介「ただ受け入れればいいってことはありませんよ、博士、そこが逃げていると言うんです」
法腱はっけん「何だと!?」
白熱する議論……
與鷹よたか「お、おい……」
與鷹よたかは止めに入ろうとするが……やはり、両者の気迫に圧されて口を挟めない……
総介「……博士……なぜ、立ち向かおうとしないのです!何故!」
法腱はっけん「……」
両者の議論は……終わるのか!?
それは……神のみぞ知る……と言ったところか……


続

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