Eighter -Midnight Howling-
42nder 〜大包平は伊達違う( C〜
#5
スウィートプラント……そこにも場違いな黒き遺物(が関与していた。そして、哀れにも利用されていただけのユ
ピテガデムは場違いな黒き遺物(、中位存在の歯付サヤに始末されてしまう?!
ま、そんなことより、Code-LPFとCode-CSSの方が問題です。
※人命をサラっと『そんなこと』の一言で片づけるなよ
突込魁(「適当な事言ってんじゃないわよ!まぬ蛍(ぃ!」
そんな魁(に対し、蛍(は、いたいなぁもう……とけろりとした様子。蛙の面に水と言った感じだ。
上(総介「いや、今回の場合、奴の言葉は正しい」
魁(「はいぃい!?」
梓與鷹(「……あの二人が刀自身ってどういうことだよ?」
白拍子かんな「オーパーツ、劔に次元喪衣(……」
與鷹(「それは?」
かんな「刀剣に人格を与え人の姿を与える場違いな白き遺物(です」
伊達宗美(、伊達成実(「な、なんだってぇ〜〜!?」
びっくり仰天。見事にハモる二人。似た者同士ってことなのか、気が合うということなのか……
天然蛍(「要するにぃ〜リアル刀剣〇舞ってことだね」
一同「……」
いや、確かにそうかもしれないけど、そんな身も蓋もないことを……と心の中で突っ込む一行。
※違いは敵が歴史改変を目論むヤツかそうではないか……という点ですな。
なお、皆が二人(の気配を察知できなかったのも当然である。人じゃないんだもの。人の姿を取っていても刀は刀。
人の気配がないのであれば、人として察知することあたわず……である。
じゃ、刀としてなら察知できるのかと言われると……それはそれで微妙なところだ。近くに刀がある!って察知
できる人なんて普通はいないよね……(金属探知機じゃねぇんだから……)
ちなみに、かんな、かなりならば、超運で察知可能。蛍(は……まぁ、アレだよ、アレアレ、……なんやかんやで
察知可能なんじゃないかな〜って
※どれだよ!?ってか、適当にも程があんだろう!
Code-LPF「はっ!」
Code-CSS「おおお!」
ガキンッ
さておき、刀剣男子(マテ!)の死合は始まる。
Code-CSS「ここは私にお任せを……」
片倉十夜「宗美(様、ここはお言葉に甘えさせてもらいましょう……」
宗美(「そ、そうだな……」
しかし、敵の命令に忠実なCode-LPFと、そうではない、Code-CSS……一体どこで差がついたのか?
宗美(「燭台切……」
先に進む最中、振り返ってCode-CSSを見る宗美(
宗美(「死ぬなよ?」
刀剣(ではなく、人間として扱われて、笑みをこぼさずにはいられない。
Code-CSS「御意に……」
と、言うわけでこの場を燭台切に任せ、一行は先へと進むのであった。
Code-CSS「あの人たちを見逃してくれるとは思いませんでした」
Code-LPF「お前をへし折って後を追いかける……ただそれだけだ!」
第一、最優先事項は裏切り者のお前を折ること……とCode-LPF
Code-CSS「そう易々と折れるとでも?」
Code-LPF「言っとくが、こっちは燭台なんかとはワケが違うんだぜ?」
Code-CSS「それ、まだ言うか……」
ガガガガッ
叫びと共に斬撃を繰り出す二人。
#6
一行が先に進んでいると、その先に、再び、腕組みしながら壁にもたれかかっているフードを目深に被った人と
しての気配が全くない存在が現れた。
與鷹(「こいつも劔に次元喪衣(で人の姿を持った刀か……」
*「余はアピアーライトシリーズ……あるいはCode-ALSと呼ぶがよいぞ」
與鷹(「アピアーライトシリーズ?」
りりか「なんだか英語のテストやってるような気がしてきた……」
山咲(桜「実際の英語のテストではこんな当て字みたいな問題は出ませんけどね……」
全くだ……
宗美(「アピアーってなんだ?柱か?」
十夜「宗美(様、それだとア・ピラー(a pillar)です」
総介「Appear……現れる」
宗美(「あぁ、ディサピラーの逆か!」
どんな覚え方だ、それは!……いや、dis-、in-、un-、de-とかが付くと否定の意味になるので間違っちゃいな
いけど……
ちなみに、独立の逆の意味を持つデペンデント(dependent)はde-がついているけど別にpendentの否定ではあ
りません。デペンデントに否定のin-をつけるとインデペンデント(independent)で独立って意味になります。
※どうでもいいわ!そんなこたぁ!
成実(「ライトは……右か正しいか……」
十夜「いえ、頭文字(が『L』みたいなので光の方のLightかと……」
……英語にはそんなに強くないってことを見せてしまった宗美(、成実(であった。
宗美(、成実(「シリーズは続き……か!」
流石にそれは分かる。ちなみにシリーズに対するのはパラレル。(どうでもいい)
りりか「現……光……続……??そんな刀あったっけ?」
う〜〜んと悩みだす伊達宗家、徳川宗家の連中。そんな中、かんなが呟く
かんな「現れる……ではなく、顕れる……Lightは明るい、Seriesは連続……つまり、顕明連(ですね」
宗美(、成実(、りりか「けんみょうれんん??」
そういわれてもピンとこない伊達宗家、徳川宗家の一行
桜「三明の剣の一本と言えばわかりやすい……かどうかは分かりませんが……」
※どっちだよ!
Code-ALS「やれやれ、よもや余の伝説を知らんとは……嘆かわしい……」
はぁ、とため息をつきつつ首を振るCode-ALS。そしてよいか、よく聞け!と叫び、こう続ける。
余は近江の水海の蛇の尾より取られし剣で、別名を双無き剣とも水海剣ともいう。朝日に向かって虚空を三度振
れば三千大千世界を目の前に見て通すことが出来るとも謳われた架空の剣なのじゃ!……と
一同「いや、架空の剣て……」
だったらなんで今、ここに存在してるんだよ!と心の中で突っ込む一同であった。
と、ともかく、Code-ALSが敵として立ちふさがるならば、切り捨てなければいけない!
※ちなみに、三明の剣ってことは他に二振りあるってことになるけど、その二振りはどこに?
続
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