Eighter -Midnight Howling-
22nder 〜とある封廟の禁断フォビドゥン A〜



#0
 龍脈エネルギーを無制限に取り出すシステム、ドラゴンクロニクル。
 龍脈エネルギーが枯渇した大地には災厄が訪れるというオマケ付き、そんな危なっかしいシステムを軍事利用し
ようとしている自衛隊海軍・過激派、銀鯱(ぎんしゃち)。
 Eighter一行は銀鯱(ぎんしゃち)の野望を阻止するべく、怖亥課(おじいか)島にある海軍戦略研究所へと足を運んだ。
 迫る銀鯱(ぎんしゃち)のメンバーを退け、地下へと急ぐのだが、そのとき、この土地の龍脈エネルギーは50%を斬ってしまっ
たのであった。
 そして、それと呼応するかのように地震が巻き起こり、研究所の床が抜け、一行はさらに地下へと叩き落とされ
てしまう……果たして、無事なのであろうか!? 

#1
梓與鷹(よたか)「あいてて……」
 床が抜けて更に地下に落ちてからどれくらいの時間が経ったのか……ともかく、気が付いた與鷹(よたか)は瓦礫の山から
身を起こす。
與鷹(よたか)「……くそっ」
 ズキっと体のあちこちが痛むが休んでいる暇はない。
與鷹(よたか)「ってか、みんなは無事なのか!?」
 あたりを見合してみるが交喙(いすか)も総介もかんなもいない。
 しかし、ちょっと遠くから声が聞こえる
百鬼あろえ「誰か、助けて〜」
與鷹(よたか)「あろえか?」
 駆けつけると、そこには見事にコートが引っかかりまるで磔になっている感じのあろえがいた。
あろえ「あ、リーダー、いいところに……助けて〜」
與鷹(よたか)「いや、コート脱げばいいんじゃ?」
あろえ「ダメよ!この赤いコートは私のトレードマークなの!愛する人の前でしか脱がないの!」
 なんのこだわりなんだか……ってか、貞操観念が謎だ……
 まぁ、ぶつぶつ言うあろえを放置することもできないので與鷹(よたか)はあろえ救出作戦を決行するのであった。
※いや、作戦なんて大仰なモンじゃないんですけど、近くから椅子とか持ってきて台にして上って普通にあろえを
 助けるだけなんですけど……
あろえ「で、他のメンバーは?」
與鷹(よたか)「まぁ、見ての通り、はぐれた……」
あろえ「あ〜、まぁ、それは見ればわかるわ……」
 カツン、コツン
與鷹(よたか)、あろえ「ッ!!」
 と、そのとき、遠くから足音が響く。
*「敵地で談笑とは、暢気なものだな……」
 そして、かんな、総介ら、交喙(いすか)のいずれでもない声にすかさず臨戦態勢を取る二人。
與鷹(よたか)「貴様らは……?」
*、*「フッ俺たちは銀鯱(ぎんしゃち)四天王が二人……」
*「漆黒の空鮫」
*「鋼線の紅鮫」
 幹部連中とバッタリ遭遇。おそらく他のメンバーも四天王と邂逅しているんだろうなぁ……と考える與鷹(よたか)であっ
た
※ってか、ここで四天王が二人、残りは交喙(いすか)、総介、かんなと一人足りない計算になるような……いや、その前に
 鋼線の紅鮫って……ワイヤーシャークって意味なんじゃ……

#2
あろえ「どうやらあいつらを倒さないと先に進めないみたいね」
與鷹(よたか)「……ああ、そのようだな……」
 で、どっちがどっちを相手する?いや、そこは適当でいいんじゃない?と軽い会話
漆黒の空鮫、鋼線の紅鮫「随分と、余裕じゃねぇか!あぁ!」
 小馬鹿にされたことが癪に障り、四天王の二人が一機に襲い掛かる。
與鷹(よたか)、あろえ「おっと……」
 襲い掛かってきた方に立ち向かう二人。
 と、言うわけで與鷹(よたか)は漆黒の空鮫と、あろえは鋼線の紅鮫とそれぞれ死合う。

鋼線の紅鮫「はぁ、まさか女が相手とはな……」
あろえ「女だからって甘く見ていると痛い目に合うわよ?」
鋼線の紅鮫「ふっ、心配無用だ、俺は相手が女であれば燃え上がるタイプなんでな」
あろえ「なにそれ、キモい……」
 ドン引きである。
鋼線の紅鮫「黙れ、貴様には銀鯱(ぎんしゃち)の恐ろしさを思い知らせてやるわ!」
 そういうと鋼線の紅鮫は右手の指を全部伸ばしたままカタールのようなものをはめる。
 手刀をそのまま伸ばしたかのようなカタール。それが鋼線の紅鮫の武器であった。
鋼線の紅鮫「喰らえ!龍脈手刀」
あろえ「何でもかんでも龍脈ってつければいいってモンじゃないでしょうが!」
 迫る凶刃を小太刀・虹雷牙(こうらいが)で受けるあろえ。
鋼線の紅鮫「少しはできるようだな……だが、甘いッ」
 鋼線の紅鮫は左手も指を全部伸ばしたままいったん背中へと回しすぐさま前へ。
 右手と同じく手刀を伸ばしたかのようなカタールをつけてあろえに襲い掛かる。
あろえ「二刀流……」
 しかし、迫る左手の兇刃を交わして距離を置く。
鋼線の紅鮫「いつまでも逃げ回れると思わないことだな」
 一方與鷹(よたか)と漆黒の空鮫はというと……
漆黒の空鮫「……どうした?武器を手に取らなくていいのか?」
與鷹(よたか)「俺は拳が武器なんでね……」
 ぐっと右手を握りしめる與鷹(よたか)。
漆黒の空鮫「そうか、ならば俺の龍脈拳とどっちが上か勝負だ!」
 ドカカッ
 ぶつかり合う拳と拳
與鷹(よたか)「くっ……こいつは……」
 ジイインっと痺れが與鷹(よたか)の全身を襲う。龍脈エネルギーを纏った拳がそれだけの衝撃を与えたということだ
漆黒の空鮫「海軍式格闘術に龍脈拳が組み合わされば、俺に敵などないわ!」
與鷹(よたか)「それは、どうかな……」
 一旦距離を置いて体制を立て直す與鷹(よたか)。
 果たして、この死合、どうなる!?


続

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