Eighter -Grand Harmonise-
50ther 〜マガくろは闇に沈む C〜



#5
紅の墓標での漆黒の撃力ブラックインパルスとの決戦は終わった……だが、総介はまだ終わってないという……それは……
一体どういうことなのか!?
梓與鷹よたか「おい、総……まだ終わってないって……どういう!?」
咄嗟に総介に問い詰める與鷹よたか……
かみ総介「……むしろ……ここから始まる……」
天然蛍あましか・けい「何が!?」
白拍子かんな「……ええ……確かに……」
かんなまでもが呟く……一体、ここから更に何が始まると言うのか……!?
・
・・
・・・
その頃……
零大辰れいだい・しん「……おい……ここは……どこだよ!?」
胴崎烈「知るかよ!俺たちは……負けて……」
LODを取り込んだ4人は……気が付けば見知らぬ場所に居た……別にそれだけでは問題がないというわけでは
無いが、得に問題視することでは無かったのだが……ここにいる4人は……別の問題が……
歯富倉部はとみくらべ阿修羅郎「おい、お前ら……体透けてっぞ」
鉄斗振九波砂伍てつとふれく・はさご「へっ……そういうお前もだ……」
そう……4人が4人とも……体が半透明なのである。
※しかし、肉体が半透明ってのは分かるとして、衣服まで半透明になる描写って……何か無理があるような
 気がするよね?(をいをい、何を突っ込んでいる……)
しん「……ここ一体どこなんだよ!?まさか死後の世界とか言うんじゃ無いだろうな!」
烈「知るか!大体そんなもの……」
死んだことがないから分かるかっての!と叫んでみる……と、その時、突如として謎の声が辺りに響く
*「ククククク……実に良い……」
烈「おい、ヘンな声だすんじゃねぇ!」
阿修羅郎「はぁ!?誰が!?」
だが……その4人の誰の声でもない……そして……更に声は続く……
*「お前たちの役目はここで終了だ……後は俺たちの役目だ……」
バッ
咄嗟に辺りを見渡す4人……しかし……相変わらず誰もそこにはいない……
波砂伍はさご「誰だ!出て来やがれ」
*「出てこればいいのだな……フフフ……よかろう……」
ズオオオオッ
4人「ぐおおおああ!!?」
すると……突如4人が黒い光に包まれる
烈「な……何だってんだ!?こりゃ!?」
波砂伍はさご「良く見ろ!LOD……ぉおおお!!!?」
その黒き光は……良く見ると、LODから発せられ全身を包んでいく
烈「なっ……何……が!?一体……」
一同「がああああ!!!?」
ボシュッ
LODとは一体……何なんだ!?……とか、卯鎌うかまの言っていたことはコレだったのか……などなど、そんな
ことを考える暇もなく、4人ははじけ飛び……そして四堕天しだてんが登場する
一同「……我ら四堕天しだてん……完全に復活せり……」

#6
歳殺陽天さいさつようてん「フフフ……ようやく……ここまで……」
歳刑星天さいぎょうせいてん「ああ……やつらの体を支配した甲斐があったというものだ……」
太陰邪天だいおんじゃてん「……さて……後は……月天げってんを……」
黄幡暗天おうばんあんてん「その前に……牡鴉モア様の新たなる器が必要だ……」
歳殺陽天さいさつようてん「何、それなら既に目星をつけている」
歳刑星天さいぎょうせいてん「ほぉう……妙に手回しがいいな……」
歳殺陽天さいさつようてん「フン、世界を闇に満たそうとしている人間……その邪悪な気配に気づかないという方がおかしい
 わ……」
黄幡暗天おうばんあんてん「……なるほど……アイツですか……」
太陰邪天だいおんじゃてん「たしかに……世界の闇といえるべきふさわしい肉体だ……」
歳刑星天さいぎょうせいてん「……ならば……残る問題は1つ……」
一同「月天げってんの抹殺のみ!!」
ギュルンッ
そして四堕天しだてんはその場所を後にする
・
・・
・・・
そして……話は紅の墓標に話は戻り……
歴史の墓場、紅の墓標
白拍子かれん「ちょっとぉ……かんなも何なのよ!?」
白拍子かなり「はいはい、お出ましよ〜〜〜」
グニャリッ
與鷹よたか「ん!?」
ドオオオオオッ
空間が歪んで四堕天しだてんが登場する
與鷹よたか「おい……」
総介「……やはりな……あのLODは四堕天お前らのLODだったか……」
かれん「邪神が滅んだときに出来る力の結晶……通称、闇王の結晶ロード・オブ・ダークネス……まさかこいつらの力……」
歳殺陽天さいさつようてん「……月天げってん……そろそろ我らの死合にも雌雄を決しようではないか!」
かんな「……望むところです」
けい「わ〜〜、面白そう。俺も混ぜて……」
一同(この男は……ことの大変さを知っているのか!?)
かなり「オ〜〜〜ッホッホッホッホッホ!!良いでしょう!かんな、かれん、総介、それにけい!とっととそこの
 四堕天しだてんたおしなさい!!」
かれん「ってなんで姉さんは戦わないんですか!!」
かなり「ああ?文句ある!?」
かれん「……無いです」
歳刑星天さいぎょうせいてん「……ショートコントはそこまでだ……人生最期のな……」
総介「フン……人生最後なのはどっちだか……思い知らせてやろう……」
四堕天しだてん「……よかろう!!来い!!人間ども!!!」
一同「おうよ!!」
漆黒の撃力ブラックインパルスの次は四堕天しだてん……息つくまもなく戦いは繰り広げられる……
※ところで……陰轟留牡鴉アンゴルモアの次なる肉体とは一体誰なのか……それは、後ほど……


END

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