Eighter -Grand Harmonise-
50ther 〜凶キ黎(は闇に沈む B〜
#3
漆黒の撃力(、最期の砦……歯富倉部(阿修羅郎、鉄斗振九波砂伍(……こいつらを斃(せば全ては終わる……
しかし、その前に烈や辰と同じようにLODに取り込まれるのだろうか!?
鉄斗振九波砂伍(「行くぜっ」
ガシッ
霜射曦鴉(を構え直し、地面に突き刺さる氷結織刃(を手に取る波砂伍(
歯富倉部(阿修羅郎「おうよ!どうやら俺たちの奥の手を使う必要があるようだな……」
バシイッ
波砂伍(が投げた氷結織刃(をキャッチしつつ叫ぶ阿修羅郎
上(総介「やれやれ……」
そのやりとりを聞いて、総介はため息をつく
梓與鷹(「総……?」
総介は一体、何を思ったのか……だが、そんなことを聞いている場合ではなく……
総介「……與鷹(……とっとと片をつけるぞ」
與鷹(「あ……ああ」
阿修羅郎、波砂伍(「黙れッ!終わるのは貴様らの方だろうがぁ!!」
ゴアアアアアアアッ
2人の邪悪な殺気が高まる
阿修羅郎、波砂伍(「死ねぃ!!衛星撃落陣(!」
ドギュオアアアアアアアアアアッ
2人の気を集めて巨大なエネルギーの球体をつくり、それを打ち出す
與鷹(「な……何ぃい!!?」
総介「くっ……これもLODのなせる技……か!?」
カアッ
ズムッドグゥオオオ〜〜〜〜〜ォオオオン
一同「うおおおおおおお!!!?」
そのエネルギー体が激突し、爆発が巻き起こる
・
・・
・・・
阿修羅郎「フハハハハハハ……」
波砂伍(「ア〜〜〜〜〜ッハッハッハッハッハ……」
まだ爆煙の残る中……2人は笑う……
阿修羅郎、波砂伍(「これぞ!我らが求めた戦争だ!」
與鷹(「ぐっ……お前たちが求めた……戦争だと!?」
シュオオオ〜〜〜
爆煙が晴れ、そして……現れるEighter+αの一行
阿修羅郎「フン……つくづく運がいいじゃねぇか……」
波砂伍(「死なないとはね……」
総介「フ……まだ俺たちは死ぬわけにはいかないんでね……お前たちを止めなくてはならんのだよ……」
先ほどの一撃で多大なダメージを負わせることができたか……と思いきやそうでもなく、予想外にピンピン
していることに若干驚きを隠せない阿修羅郎と波砂伍(
阿修羅郎「ケッ……」
波砂伍(「俺たちにぁLODの加護がある……その加護がある限り……」
阿修羅郎、波砂伍(「貴様らを何度でも地獄に送ってくれるわぁ!!!」
ゴアアアアアアアッ
また、2人の邪気が増す
#4
與鷹(「総……」
総介「……仕方あるまい……少々問題もあるが……アレを使う……」
與鷹(「アレって……おい……」
まて、総介……いくらなんでも、今アレを使うのは……と與鷹(……しかし、今は、そんなことを問答して
いる場合ではない……
グゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
與鷹(が総介に問いかけている間にも2人の準備は整っていく……
阿修羅郎、波砂伍(「消え去れやあ!!!衛星撃落陣(!」
ゴバアアアアッ
そして……またしても與鷹(、総介に巨大なエネルギーの塊が飛んでくる
與鷹(「総……アレはヤツがいないと……」
総介「與鷹(……もはや喋っているヒマはねぇ……どのみちこれを退けんと我らに未来(は無い!」
與鷹(「くそっ……どうにでもなりやがれぇ!!!」
確かに、今はこの場を乗り切らなければならない……覚悟を決めた與鷹(は総介と共に対峙
與鷹(、総介「はああ!!翠光斷(!」
ゴギャオッ
緑色に輝くエネルギーの球体を作り、それで応戦する2人
阿修羅郎「ハッ……同じような技で……」
波砂伍(「我々に勝てると思うな!!!」
カカアッ
ズガァドグオォォオオ〜〜〜〜オオオンッ
一同「くっ……」
2つの技がぶつかり合い、その衝撃により、辺りを凄まじい爆発が包み込む
與鷹(、総介「うおおおお!!!!」
ボッ
ゴドガシャアアアッ
阿修羅郎、波砂伍(「げ……ふぉあああ!!?」
更に、その爆発に怯まず……いや、むしろ爆発の反動を利用してそのまま阿修羅郎、波砂伍(の2人に一撃を
叩き込む。
※……爆発の反動を利用したということは、爆心地と阿修羅郎、波砂伍(の2人との間にいたってことになるの
だが……どうやって移動したというのか(うぉい!)
阿修羅郎「バ……馬鹿な……」
波砂伍(「ぐ……な……何故だ!?何故……俺……たちがぁああ!!!」
ドダダンッ
直撃により、その場に跪く阿修羅郎と波砂伍(
與鷹(、総介「……お前たちの負けだ!!」
そして、至近距離から2人を睨みつつ総介、與鷹(が叫ぶ
阿修羅郎「ふざッ」
波砂伍(「けるなぁッ!」
ゴカアアアアッ
與鷹(「くっ……これは!!?」
いきり立つ阿修羅郎と波砂伍(……そして、次の瞬間には2人のLODの紋様が輝きだす
與鷹(「やめろ!お前ら……それ以上は……」
阿修羅郎、波砂伍(「LODよ!我らにさらなる力……!!」
ボシュウアアアアッ
だが、敵……それも仇敵の言葉を聞くような2人ではなく……阿修羅郎と波砂伍(もまた、LODに呑まれて消滅
してしまうのであった……
・
・・
・・・
その場に取り残された與鷹(と総介……そのまま暫く時間が流れ……
與鷹(「……どうにか……終わった……ってことか……」
総介「……いや……まだだ……」
與鷹(「へ!?総……?」
これ以上、一体何が残っていると言うのか……
※しかし、何だかんだで結局LODに取り込まれることは阻止できないのですな。
続
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