Eighter -Grand Harmonise-
21ster 〜玉座に消えし神刃 B〜



#3
彼岸、イン・ヤン……そこはn!日のスピードで時間が流れていく異世界……明と光を助けに来た一行は
すぐさまイン・ヤンから脱出するべく4人の門番をたおして相克路を突破……最後に対極の覇王をたおせば
現実世界に戻れるはず……とのことなんだが……とりあえず、イン・ヤンの王こと対極の覇王・闇蘿魔遺アンラ・マンユ
と死合うかんな……しかし、歯が立たず、さらに碧聖刃シアンセイクレドが砕かれ絶体絶命のピンチに……
梓與鷹よたか「……」
人が作りだし、究極の神剣を破壊されたことで呆然とする與鷹よたか……だが、砕かれた碧聖刃シアンセイクレドから、突如青白い
閃光が……そして、碧聖刃シアンセイクレドは形状が変わっていく……
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「なぜだ……なぜだ……なぜだ!!!」
グニャリッ
疑問を叫びながら、空間を歪ませて刀を取り出す闇蘿魔遺アンラ・マンユ
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「なぜ……貴様ごとき人間が……真の碧聖刃シアンセイクレドを持っているのだ!!!!」
取りだした剣を構え、咆える闇蘿魔遺アンラ・マンユ……
……闇蘿魔遺アンラ・マンユが取り出したその剣は……どことなくかんなの持っている真の碧聖刃シアンセイクレドに似ていた
與鷹よたか「真の……碧聖刃シアンセイクレド!?」
かんなと闇蘿魔遺アンラ・マンユの持つ苦無に似た形状の蒼いオーラソードを見比べて與鷹よたかが言う
白拍子かなり「何を驚いているの?闇蘿魔遺アンラ・マンユ……」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「何?」
と、ここで、かなりが語る
かなり「むし試作型碧聖刃プロトシアンセイクレドをあなたが持っていることの方が驚きよ!」
與鷹よたか「プロトタイプと……真のタイプ……」
與鷹よたかは再び闇蘿魔遺アンラ・マンユとかんなの持つ碧聖刃シアンセイクレドを見比べてみる……
白拍子かれん「……ちょ、どう……いうことなの!?」
かなり「さぁね……どういうことなのかしら!?」
一同「をいをい……」
肝心なところはボかしてみるかなりであった……
※ちなみに、なぜ試作型碧聖刃プロトシアンセイクレドがこのイン・ヤンに紛れこんだのかは不明です。
かなり「まぁ、なんでもいいんじゃない!?……むしろ、闇蘿魔遺アンラ・マンユのおかげで真の碧聖刃シアンセイクレドが目覚めたんだから
 結果往来」
一同「……いや、結果往来じゃなく結果All rightオーライだから……」
・
・・
・・・
白拍子かんな「……仕切りなおしですね」
チャッ
とりあえず、一行を余所にかんなは真の碧聖刃シアンセイクレドを構え直し、叫ぶ

#4
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ほざけぇえ!!!貴様が真の碧聖刃シアンセイクレドをもっていたところで……使いこなせなければ意味は無い
 わぁ!!!」
ガッ
組み合う2人
かんな「はっ!!」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ぬおああああ!!!!」
ドギャアアアアッ
そのまま衝撃ではじけ飛ぶ両者
かんな「くっ……」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ぬう……」
ザザザッ
闇蘿魔遺アンラ・マンユ(……使いこなして……いるだと!?馬鹿……な……なぜ人間の小娘ごときが!)
かんな(これが……真の碧聖刃シアンセイクレド……)
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「……よかろう……貴様は全力でたおすに値する……」
かなり「何が全力でたおすに値する……よ……」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「受けてみよ!!四星青龍吼しせいせいりゅうこう」
ドオンッ
剣気で具現化した龍がかんなに襲い掛かる
かんな「龍咬舞刃りゅうこうぶじん!」
キュインッ
光の龍で相殺する……
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ぬ……ぬうう……ならば……四星朱雀吼しせいすざくこう」
ゴアアアッ
すかさず剣気で具現化した朱雀をとき放つ
かんな「鳳鸞舞刃ほうらんぶじん!」
ドンッ
次は火の鳥で相殺する
與鷹よたか「これは……」
かれん「技の威力が同じ……ってこと!?」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ふざけおってぇ……」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ(ならば、四星白虎吼、四星玄武吼残りの2つも同じことか……)
かんな「……ならば……龍鳳麟龜りゅうほうりんき!!」
ゴギャウッ
刹那の瞬間に4つの奥義を解き放つ
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ぬおおおお!!!星帝黄龍吼せいていこうりゅうこう」
ズギョアアアアアアアッ
剣気で具現化された黄龍で応戦
かんな、闇蘿魔遺アンラ・マンユ「はああああああ!!!!!」
ギョゴアアアアアアアアッ
ズグオオオオオオ〜〜〜〜ンッ
一同「くっ……」
技と技とがぶつかりあって爆発が巻き起こる
與鷹よたか「……たおせた……のか!?」
シュオオオ〜〜〜
暫くして爆煙が治まると……
山形明、山形光「ご……互角!?」
かんな、闇蘿魔遺アンラ・マンユ……両者とも無事……
かなり「いえ……違うわ」
かれん「え!?……互角でしょ!」
與鷹よたか「……確かに技の威力としては互角だが……かんなは奥義4つ分それに対しヤツは奥義1つ分……
 明らかにかんなが不利だ……」
かれん「……そ……それは……」
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「なかなかやってくれたが……ここまでだな……小娘!!!」
ビシッ
試作型碧聖刃プロトシアンセイクレドをかんなに突きつける
かんな「……はぁ……はぁ……」
睨み返すかんな……眼はまだ死んでいない……
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「ほぉう……まだ何か手があるというのか!?……面白い……ならば見せてみろ!!」
かんな「……」
ギュンッ
加速して一気に背後を取る
かんな「聖明舞刃せいみょうぶじん!」
カアアアアアッ
闇蘿魔遺アンラ・マンユ「む!?」
闇蘿魔遺アンラ・マンユを光が包み込む
明「綺麗……」
かんなの繰り出した『聖明舞刃せいみょうぶじん』……その技は……そして、かんなは無事に闇蘿魔遺アンラ・マンユたおし、現実世界へ
帰還することが出来るのか!?


続

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