Eighter -Grand Harmonise-
15ther 〜大陸から復讐劇(ヴェンデータ)を A〜



#0
これは……とある女の復讐劇を綴ったファイル……彼女は、親を殺された仇を殺すべく、暗殺組織に身を
窶す……
想像を絶するような修行を乗り越え……そして、彼女は復讐を果たすべく動き出す……

#1
中国-日本連絡船
*「ようやク来タな……待っテいろヨ明殺(みょうさつ)者……貴様ハ必ずブチ殺ス!!」
明殺(みょうさつ)者への復讐を胸に日本にやってくるのは……1人の女……
・
・・
・・・
そして……彼女が日本に渡ってから数日後……
天四斗(あまよと)、A-1(アサシン・インバース)商会
※ちなみに、余談だが、A-1(アサシン・インバース)商会とはは明殺(みょうさつ)者・河上沢斗(たくと)の表向きの会社……
 暗殺者(アサシン)のInverse(逆)でアサシン・インバース……つまり、明殺(みょうさつ)者のことなのだ。
河上沢斗(たくと)「ん〜〜む、暇だなぁ……こんなときは……弐(そう)ちゃんと死合(でぇと)でもしようかな〜」
依頼も無いし、弐(そう)に逢いに行こう……などと思っていると、背後から声が聞こえる
*「残念ナがらそんナ暇はありマせんよ!」
沢斗(たくと)「うん?」
振り向いてみると……そこには……チャイナドレスを着込んだ女が立っている
沢斗(たくと)「ありゃま。中国からのファン?参ったなぁ……いや〜〜、サインはお断り……」
*「黙レッ!!父の仇ッ」
バッ
あはは〜〜っと微笑んでいると突如偃月刀(えんげつとう)を振りかざして襲ってくる彼女
沢斗(たくと)「おおっとお!?」
ザガンッ
だが……まぁ、そんな彼女の一撃を軽々回避する沢斗(たくと)
沢斗(たくと)「な、何だ、何だぁ?中国政府とかに恨みを買うような依頼は無かったと思うぞ……」
※なぜそこで中国政府なんだ!?
*「黙レ!明殺(みょうさつ)者!!忘レたとは言ワせんぞ……我が父、元石飛関(ウォンソ・フェイガン)を殺した事ヲ
 ッ!!!私ハ……その娘、元石美鈴(ウォンソ・メイリン)ダッ!!」
沢斗(たくと)「はぁ?元石飛関(ウォンソ・フェイガン)ん!?……誰だそりゃ!?」
元石美鈴(ウォンソ・メイリン)「トボけるな!明殺(みょうさつ)者ぁぁああ!!……我ガ龍戟五爪(りゅうげきごそう)ノ錆と化セ!」
グオオンッ
五爪の龍が描かれた偃月刀(えんげつとう)……龍戟五爪(りゅうげきごそう)を振り回す美鈴(メイリン)
沢斗(たくと)「中国の皇帝気取りが……はっ……」
言いかけて、何かに気がつく沢斗(たくと)……すぐさま抜刀して応戦する。
ギンッ
そのまま組み合う両者
沢斗(たくと)「おいおい……お前のその赤い眉……中国最大の暗殺組織、赤眉(チーメイ)だろ?」
美鈴(メイリン)「それガどうしタ!」
沢斗(たくと)「暗殺者(アサシン)がなぜ暗器を使わないんだよ……」
確かに……美鈴(メイリン)の持つ偃月刀(えんげつとう)は暗器にしては目立ちすぎる……赤眉(チーメイ)が殺す前に相手に『五爪の龍』を送る
……と言ってもだ……
ギギンギンッ
ギンッ
と、言うわけで、美鈴(メイリン)の剣を受けつつ問いかける沢斗(たくと)

#2
美鈴(メイリン)「知れたこトッ!暗器ハ脆(もろ)い……タダそれだけダ!」
……それに対して、答えてくれる美鈴(メイリン)
沢斗(たくと)「はぁ……なるほどねぇ……」
ザダダンッ
距離を取る沢斗(たくと)
美鈴(メイリン)「明殺(みょうさつ)者!避けテばかりでハ話ニならんゾ!……我が父ノ仇、その生命デ贖(あがな)って貰うゾ!」
沢斗(たくと)「なぁ、本当に人違いじゃないの?俺、そんなヤツ知らないだってば……」
青天の霹靂もいいところだ……と沢斗(たくと)……
美鈴(メイリン)「まだ白を切るつもりカッ!!」
グオッ
一方の美鈴(メイリン)は、龍戟五爪(りゅうげきごそう)を構えたまま殺気を増す
沢斗(たくと)「だから〜〜、俺は知らないっての……ま、こんなところで死にたくないし……ぱっぱとケリつけて
 やるよ……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
美鈴(メイリン)に合わせて殺気を吊り上げる沢斗(たくと)
美鈴(メイリン)「蒼月殺術(そうげつさいじゅつ)、奥義!牙嵐白夜(がらんのびゃくや)!!」
ドギュオアアアアアアッ
龍戟五爪(りゅうげきごそう)を持って自らを竜巻のように回転させて沢斗(たくと)に迫る
沢斗(たくと)「歳星黄幡(さいせいおうばん)流、龍虎相縛(りゅうこそうばく)!」
ドゴギャアアアッ
斬撃を繰り出し、例え避けられても時間差の衝撃波で弾き飛ばす
ドダダンッ
美鈴(メイリン)「ぐ……ググ……貴様……流派ヲ……変えたノか!?」
龍戟五爪(りゅうげきごそう)と共に弾き飛ばされ、壁に激突した美鈴(メイリン)が叫ぶ
沢斗(たくと)「はぁ?何言ってんだ?……俺の流派はもともと歳星黄幡(さいせいおうばん)流……だから〜〜〜、本当に人違いだろって
 ……」
美鈴(メイリン)(クッ……莫伽ナ……本当に人違イだとでも言うのカ!?)
美鈴(メイリン)「……ならば……元屠歳殺(げんとさいさつ)流を使った……あの明殺(みょうさつ)者ハ一体……誰なんダぁあああ!!!!」
沢斗(たくと)「元屠歳殺(げんとさいさつ)流……孤高の剣鬼の流派が……でも、明殺(みょうさつ)者……?いや、待て……俺の事を知り、かつ
 元屠歳殺(げんとさいさつ)流を学んだことのあるヤツと言えば……」
考える沢斗(たくと)……そして……
沢斗(たくと)「ヤツか!」
美鈴(メイリン)「ヤツ!?……」
沢斗(たくと)「間違いない……ヤツだ……俺に負けたことが相当悔しかったと見えるな……ははぁ……それで
 同じような剣術の元屠歳殺(げんとさいさつ)流を学ぶに至った……って待て待て……元屠歳殺(げんとさいさつ)流は日本の……しかも
 冥時(みょうじ)家に伝わっている流派ではないのか!?……なぜ……アイツは日本ではなく、中国へ渡ったんだ!?」
*「フフフ……知りたいか?沢斗(たくと)」
美鈴(メイリン)「なっ!?誰ダッ!?」
沢斗(たくと)「……来たみたいだな……ヤツが……」
なぜ冥時(みょうじ)家で元屠歳殺(げんとさいさつ)流を学ぼうとしなかったのか……なぜ飛関(フェイガン)を殺したのか……全ての謎は次回で明らか
に……なったらいいな(マテ!!)


続

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