Eighter -Grand Harmonise-
14ther 〜女王様と天然ボケ C〜
#5
天然蛍……そいつはかんなやかなりの運をもってしても把握できない謎の漢だった……そして、今、かなり
と蛍(との死合にケリがつ……いたらいいなぁ……(をひ)
白拍子かなり「割海衝(!」
バシャアアアッ
潮の刃が蛍(を襲う
梓與鷹(「ってええええ!!?」
突如、以前、白の組織の刺客として現れた1人が使った技を使うかなり……これに與鷹(は驚きを隠せない
白拍子かれん「何よ!?どうしたっての!?」
白拍子かんな「……かなり姉さんて全ての流派が使えるんですよ……」
與鷹(「いや、それはそれで凄いけど……無敵ってか……反則じゃあ?」
※究極奥義だろうが固有技だろうが文献にしか載っていないような技だろうがが何でも真似できます。
……これは無敵ですね……
天然蛍(「……水、嫌いだって言ったのに……」
ジュッ
……蛍(に兇刃が迫り……しかし、次の瞬間、その潮の刃が蒸発する
かなり「……どうやら火にニトログリセリンをかけてしまったようね……」
ふふん、と勝ち誇ったかのように叫ぶかなり
一同「どっちがだよ!」
一同も突っ込む
※ってか火に油じゃなく、ニトログリセリンですか!?
蛍(「火龍双刃(!」
ゴゴゴゴゴゴッ
と、そんな中、全身に炎を纏う蛍(……殺気が更に増す
かなり「ハッ!」
だが、そんなことも気にせず一気に間合いを詰めるかなり……
蛍(「甘いっ」
ヒュンッ
かなり「なっ!?」
いきなり背後を取られるかなり
蛍(「蒼鳳炎舞(!」
ドドドドドドッ
そして、蒼き炎の鳳凰が四方からかなりを襲う
かなり「だがっ……それも甘いッ!渦潮海衝(」
ゴギャギャギャギャギャギャギャギャッ
無数の潮の龍が炎の鳳凰を食い破る
シュ〜〜〜
かんな「……互角……です」
かれん「……ええ……まさかかなり姉さまがここまで苦戦するなんて……」
かなり「……やるじゃない……でも……まだ、ここからが本番よ!……炎黒鎧爪(!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
黒き炎を纏ってパワーアップするかなり
蛍(「あれぇ?何でそんなの使えるの!?……ま、いっか……じゃ、こっちも……炎黒鎧爪(!」
ゴウンッ
と、首をかしげつつも、蛍(もパワーアップ
#6
かなり「そろそろ死になさい!!」
蛍(「そっちがねぇ!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ
両雄の間に殺気が渦巻く……今度こそ……死合にケリがつくのか!!?
一同が固唾をのんで見守っていると……
ドンッ
2人、宙を舞い、一足飛びにかかる
かなり、蛍(「はああああ!!!黒炎虎舞(!」
ドゴアシャアアアアッ
黒き炎の虎の爪と牙がかなり、蛍(を襲う
かなり、蛍(「ぐ……ぐううう……」
ドガオアアアアアアッ
そしれ、それぞれの直撃を受けた2人はそのまま地面に激突する
・
・・
・・・
かれん「……ど……どっちが……」
と、かれんが、かなり、蛍(の安否を気遣っていると……
ガバッ
突如、両者は立ち上がる
蛍(「ふふふ……」
かなり「オ〜〜〜〜〜ッホッホッホッホッホ〜〜〜!!」
かれん「はい!?」
でもって、両者は笑い出す……突然のことにかれんがぽかんとしていると……2人は更に続ける
かなり「……次は勝つ!!」
蛍(「こっちがね!!」
しゅるんっ
刀が扇子に戻る
かなり「じゃ、と、いうわけで早速次の勝負に行くわよ!!」
一同「だぁ〜〜〜なんでやねん!!」
蛍(「いいよ、何するの?今度?」
一同「そっちも乗るんかい!!」
かなり「ふふん……マジカルしりとりよぉおお!!!!」
一同「うわぁあああ!!!」
※マジカルしりとり……普通のしりとりとは違い言った言葉全てを覚え、言い放った後にしりとりを続けなく
てはならないという物忘れの激しい(?)蛍(には絶対不利なゲーム
かんな(姉さん……いくら勝ちたいからってそんなことで勝負を決めなくても……)
・
・・
・・・
ちなみに……あっと言う間に勝負はつきました……
かなり「オ〜〜〜〜〜っッホッホッホッホッホッホ〜〜〜!!かなりに逆らいし者には"死"を!!」
一同「……」
蛍(「あ〜〜あ、負けちゃったぁ〜〜〜、でも剣じゃあ互角だったからいいや、別に……」
ピクッ
かなり「やっぱもう1回勝負よおおおお!!!」
シャキンッ
扇子を刀にして襲い掛かろうとするかなり
蛍(「望むところだ!!」
突込魁(「蛍(ぃいい!!!!どこへ行ったかと思えば……こんな場所に!!?」
と、そのとき、遂に魁(、登場!
がしぃっ
蛍(の襟元を掴む通い妻……あ、いや、魁(
魁(「どうも、蛍(がお騒がせ致しました……」
ずるずるずるずる……
魁(「ほら、行くわよ、蛍(……」
蛍(「またね〜〜〜」
魁(に引きずられて、蛍(は去っていく……
一同「……何だったんだ!?」
……一体何だったのか……よくわからぬまま終わってしまったが……分かっていることは1つ……
蛍(とかなりとの決着は……まだ着いていない……そう、ここからが始まり……なのかもしれなくもない。
(いや、どっちなんだよ!?)
END
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