Eighter -Grand Harmonise-
4ther 〜毅然と猛る復讐者リヴェンジャー A〜



#0
……それは季良きよしの過去とのケジメ……?その……前哨戦……
復讐の相手は……静かに季良きよしの前に現れる!?

#1
天四斗あまよと、Eighter本部
*「お願いです。ライ・ソーを潰してください!!」
突如やってきた依頼人クライアント、十善良治がそんなことを言い出す……そして、それが、始まりだった……
梓與鷹よたか「これまた物騒な話だな……と、とにかく、落ち着いて状況を説明してくれませんか?」
十善良治「はい……」
この良治、ある製薬会社の重役であり、話を聞くと、どうもライバル会社らしきライ・ソーに嫌がらせをされて
いる……とのことである……
百鬼あろえ「嫌がらせねぇ……」
例えば、どんなの?とあろえが聞くと……良治は語りだす……
良治「はい、夜道を襲われたり、カミソリレターなど日常茶飯事でして……」
一同「それは嫌がらせの領域を超えている!!」
良治「向こうにとっては『ほんの些細な嫌がらせ』……だそうです」
與鷹よたか「向こうの言葉を鵜呑みにしなさんな……」
そんな陰湿なやり方は……どうなのか……と與鷹よたか……
良治「お願いです。社歌酉討馬しゃかとり・とうまを……」
杜季良やまなし・きよし社歌酉しゃかとり……討馬とうまだと!!?」
ガタァン!
『社歌酉討馬しゃかとり・とうま』と聞いた途端、季良きよしは突如、血相を変えて立ち上がる
一同「ど、どうした!?季良きよし……」
季良きよし「リーダー……この依頼、俺が必ず!!!ライ・ソーを……ぶっ潰す!!」
グッと拳を握り、叫ぶ季良きよし
與鷹よたか「あ、おい……季良きよし……」
そのまま季良きよしは、いつになく凶悪な面差しでEighter本部を去っていく……まるで、仇敵を殺しにいくかの
如く……
與鷹よたか「……まさか……ライ・ソーは……」
そして、與鷹よたかは……あることに気が付く……季良きよしがこのEighterにいる理由……それは……
良治「……何か!?」
與鷹よたか「……あ、すみません、こちらの話ですので……とりあえず、依頼は季良きよしが受けましたんで……」
こちらの話ですので……お気になさらず……と與鷹よたか……
良治「は……はぁ……あ、ありがとうございます」
……與鷹よたかはその後も簡単に依頼内容などを確認した後、颯爽と依頼人クライアントを帰す……
※ちなみに、依頼料の前金も颯爽と貰ったようです。(だから何さ!?)

#2
あろえ「で……」
依頼人クライアントが帰った後、あろえは早速與鷹よたかを問いただす。
與鷹よたか「……ああ。知ってのとおり……いや、再度言った方がいいのか……とりあえず、季良きよしは……復讐
 のためにEighterにいる……といっても過言ではない漢だ……」
一同「復讐!?」
あろえ「……誰の……?」
白拍子かんな「……妻と娘を殺された……復讐ですね」
そこへかんなが登場し、あっさりと真実を述べる
あろえ「それで……そのライ・ソーと社歌酉討馬しゃかとり・とうまが!?」
かんな「はい。彼はある漢の片腕で、そして、季良きよしさんの妻と娘、詠子と或羽あるはを殺した張本人でもあり
 ます」
與鷹よたか「……うむぅ……なるほど……」
※今の話を総合すると、季良きよしの仇は社歌酉討馬しゃかとり・とうまの他にももう1人いる……ってな感じなのですが……まぁ、
 それはまた別の話です……きっとそのうちひょっこ璃出てきます。
あろえ「……なるほど……」
……と、言うわけで、今回は季良きよしの復讐にまつわるストーリー……
・
・・
・・・
そして……季良きよしはと言うと……
天四斗あまよと、ライ・ソー
ジャリッ
季良きよし「……ここか……」
契約の指輪による通信で、ライ・ソーの場所を聞き……季良きよしはライ・ソーの前に立っていた……
季良きよし(ようやく……復讐の第一歩が……踏み出せる……長かった……)
季良きよし「……行くぜ」
ドッ
かくて、季良きよしはライ・ソーへと単身乗り込むのであった……
・
・・
・・・
バムッ
*「しゃ、社長……侵入者です!!」
侵入者を放っておけない社員は早速社長の耳に……しかし、社長は悠然とそれを聞く
社歌酉討馬しゃかとり・とうま「放っておけ……このライ・ソーに乗り込む馬鹿なんぞ……生きて帰れん……」
*「し、しかし、社長……ヤツはことごとく我が社のトラップ、社員を撃破して進んでおります」
討馬とうま「何だと!?」
咄嗟にモニターを見る討馬とうま
討馬とうま「こいつは……!?」
一同「社長……知っているんですか!?」
討馬とうま「……ヤツめ……生命が助かっただけありがたく思えばいいものを……ノコノコ殺されに来るとは
 ……物好きめ……」
ドバンッ
と、同時に……勢い良くドアが開き、季良きよしが社長室へと乗り込んでくる
季良きよし社歌酉しゃかとりぃいい!!貴様の生命もここまでだ!!」
ズカズカと入り込み、そして、叫ぶ!咆える!
討馬とうま「ハッ……自分の命が助かっただけでもありがたく思えばいいものを……」
季良きよし「ふざけるな!社歌酉しゃかとりぃ!てめぇは……てめぇは、俺がたおす……」
討馬とうま「フン、貴様如きが俺に指一本でも触れられるとでも思うなよ!?」
季良きよし「その言葉、地獄で後悔させてやるぜ!!」
ドゴガンッ
飛び込む季良きよし……だが、その拳は討馬とうまには届かず……
季良きよし「な……なにぃ!!?」
……目の前には1人の漢が立ちはだかっていた……
季良きよし「お、お前は!!」
果たして……その漢の正体は!?……そして、季良きよし討馬とうまたおせるのか!?


続

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