Eighter -Extra Voyage-
11ther 〜高村蠍雄の計略!〜
#0
これは、いつだったか、蛟(の元に現れた漢……高村蠍雄(の銀行強盗計画の顛末を綴ったエピエール
※エピ『エール』じゃなく、エピ『ソード』だからッ!!ってかストライカーパック!?
果たして、蠍雄(はどのように、銀行強盗を計画し、蛟(に敗れ去ったのか……
#1
天四斗(、某所
高村蠍雄(「……と、いうわけだ……」
とある部屋にて、銀行強盗の詳細を説明する蠍雄(……
*「高村さん……ついに、盗怪(銀行を襲撃する手立てが揃いましたね……」
蠍雄(「ああ……頼むぞ、2人とも……」
*「はい、」
*「任せてください」
この2人、雀谷蛇鏈(、不動山如(と言った……
蠍雄(「では、作戦を振り返る……まず、銀行の金庫までの地下通路はすでに開通している……あとは金庫室の壁を
破るだけだ……」
雀谷蛇鏈(「うむ」
蠍雄(「そこでだ……まず、お前ら2人が武装……いや武装と言っても武器は持つなよ?……それで、銀行に正面か
ら突入……」
不動山如(「分かってる。そこで、警報を鳴らさせるのが目的だろ?」
蠍雄(「うむ、ならば話は早い……その間、金庫の壁を破り、金庫破りの警報を警察通報の警報でかき消す!」
※ところで、警察への通報の警報と金庫破りの警報って同じ音なんでしょうか!?(をいをい、今更そんな疑問を
投げだされても……困る……)
蛇鏈(「あとは金を奪って合流ってわけだ……」
如(「マンホールから地下へとな……」
蠍雄(「ふふふ……完璧な作戦だ!!」
誰もが、この作戦は成功すると思っていた……そう、当日、蛟(が現れるまでは……
と、言うわけで、一行は盗怪(銀行へと進む……
数日後……
天四斗(、盗怪(銀行
ガッシャ〜〜ン
蛇鏈(「おらぁ!とっとと金を出せぇ!!」
銀行員「ぎっ……銀行強盗!!?」
如(「こっちは急いでいるんだ!早くしろい!!」
覆面をし、防弾チョッキなどを着込んで素手で突入する2人……突然現れた銀行強盗に当初は怯んだ銀行側だが
相手が武器を何も所持してないと分かると少し冷静になる……
銀行員(やつらは素手です……ここは金を用意する振りをして警察へ……)
銀行員(任せてください)
銀行員「か……金は……用意……する……だから……」
蛇鏈(「とっととしろ!まだ死にたくないだろ!?ああ?!」
銀行員(まさか……こいつら……拳法家……だったりするのか!?)
少しだけ、不安になってきた銀行員であった……
#2
その頃……
蠍雄(「……ふふふ……そろそろ警報を鳴らすときか……」
無線でやりとりを聞く蠍雄(……と、そんな時……
*「おじさん、地道に働かなきゃだめだよ。銀行強盗なんて……」
無線で傍受した通信に……子供の声が……
蛇鏈(「なっ!?何だ!?このガキ!?」
蛟(、颯爽登場……
※ちなみに、蛟(は銀行に用があってきたのではなく、お使いか何かの帰り道にたまたま銀行のそばを通ったのです
銀行員「お嬢さん……そこは危ない……下がってなさい……」
危ないからいいこにしてましょうね……と最強小学生のことをまだ知らない銀行員が優しく語りかける
如((邪魔な……ガキだな……)
蛇鏈((いや、いっそのこと人質に……)
如(「フッ……」
ガッ
蛟(の手を掴む
如(「おらおら!とっとと金を出せぇい!!」
安村蛟(「おじさん、痛いよ……ちょっと離してよ!」
ドズダンッ
一同「!!!?」
と、その次の瞬間……投げ飛ばされる如(
蛇鏈(「ななななな……何だぁ!!?」
如(「ヤロウ……ガキのくせにぃ!!!」
ババッ
襲い掛かる如(……しかし、彼の敗因は……相手が最強小学生であることに気づいていない点だ……
蛟(「飛燕剣(♪」
ズバシュアアアッ
如(「!!!?」
防弾チョッキやらその他もろもろアーマーを粉みじんにされる如(
蛇鏈(「ななっ!?なんだ!!?……コイツ!!?」
蛟(「おじさん、まだ銀行強盗を続けるの!?」
蛇鏈(「ヒッ……ひぃえああ!!!?」
ドダバダドダバダッ
蛇鏈(……如(と共に失踪
蠍雄(「なな……何だ!?一体……何が起きた!!?」
そして、蠍雄(は金庫室への穴を開けずに何が起こったのかを見に出てくる
蠍雄(「なっ……あいつは……最凶小学生……安村蛟(じゃねぇか!!ど、どうしてここに!?はっ……もはや、今の
時代、小学生も銀行に通う時代なのか!?」
※いや、それは単なる勘違いです……
キキ〜〜ッ
バタンッ
ダムダムッ
そして、さらに追い討ちの警官……
蠍雄(「くそっ……蛇鏈(、如(……お前らの死は無駄にしない……いつの日か必ず蛟(を殺す!!」
ダダッ
……そして、蠍雄(は部下2人を見捨て、蛟(を殺すべく画策するのであった……
ちなみに……見捨てられた2人はいつの日か蠍雄(に復讐せんと模範囚となりて刑務所で復讐の爪を研いでいた…
…が、出所したところでもう彼はいないのだが……
と、言うわけで……蠍雄(はこのことを怨み、そして、蛟(のクローンを作ることになったのだが……その件はまた
別の話である。
END
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