Eighter -Extra Voyage-
10ther 〜我儘過ぎる暗殺者( A〜
#0
それは……まだ閣氏(新撰組が健在だった頃のとある任務を描いたエピトマホーク
※エピ『トマホーク』じゃなくエピ『ソード』だから!
#1
天四斗(、某所
*「ま……待て……暗殺依頼の相手は俺では無いはずだ……な……なぜこんなことを!?……契約違反だろ!!」
*「ああ、そんなこと……簡単よ……気が変わったのよ!!!」
※んなムチャクチャな!
*「ひ……ひいいい!!!!」
ザシュアアッ
翌日
警官「ホトケは大野山一心太。35歳……」
通報を受けた警察はすぐさま漢の家に駆けつけた……
※それにしても、誰が通報したんでしょうね?……いや、まぁ、この際誰でもいいけど……
志摩椅埴亜(「ふぅむ……」
警官「志摩警部、こんなものが落ちていました」
椅埴亜(「うん?」
『多分、何でも殺ります。 内海暗殺会社』
差し出された名詞には……そんなことが書かれていた
椅埴亜(「……暗殺されたってことか……」
警官「『多分って』……気の弱い暗殺集団なんでしょうかね?」
こんな気の弱そうな暗殺者によくも依頼なんて出す物好きがいたもんだ……と警官が感想を呟くと……志摩警部
は表情を険しくして否定する
椅埴亜(「……いや、違う……」
警官「は!?」
椅埴亜(「内海……暗殺会社……内海殺華(……こいつは決して気弱なんかじゃない……」
警官「内海……殺華(!?」
椅埴亜(「ああ……通称、我儘暗殺者(だ……」
一同「わがまま……アサシン!?」
椅埴亜(「ヤツは……今、何かと問題になっている暗殺者でな……どうにも凶行を阻止できにくい……って点が厄介
なんだ……」
警官「警部……なぜ……です!?」
警官「ヤツは……そんなに手練れなんですか!?」
そんなに注意すべき人物なんですか!?その内海殺華(って……どんな人物なんですか!?……と志摩警部に部下
の注目が集まる……
椅埴亜(「……実はな……ヤツは……」
そして、志摩警部は驚きの内容を皆に伝える。
……これは……ある1人の暗殺者の物語……彼女の名は……内海殺華(……ある意味で結構有名な暗殺者だ……
#2
一方……
天四斗(、ウルフ・ミブ
近藤i(「さて、では定期集会(を行う……」
土方歳四(「今回の議題は今ある意味有名な暗殺者……内海殺華(についてだ……」
いつもの定期集会で……i(が内海殺華(のことを話題に上げる
松原忠美(「……誰よ?それ……」
冥時(萌「フン……内海殺華(……依頼成功率は48.32%と低い……その少ない成功率は依頼を受けても気が変わったと
か、何とかで別な人を殺したり、最悪、依頼主を殺したりするためだ……だから、ついたあだ名が『我儘暗殺者(』
……」
もともと裏の世界にいた萌にとって内海殺華(なんてのは周知の人物だったりするのですかさず説明を行う
一同「……それって……暗殺者としてダメダメじゃん……」
※Q:そんなダメダメな暗殺者に依頼する人物もダメダメな感じがするのですが……
A:きっとマゾっぽい依頼人(が依頼するんじゃないでしょうか?(うぉい!!)
忠美(「つまり、そんなフザけた暗殺者は誅殺すべきと……」
斎藤弐(「……理由が違うだろ……」
忠美(「えっと……」
i(「つまり、依頼を無視して無差別に人を殺されちゃたまったものじゃないってことよ……」
※ある意味、無差別殺人者ですからな……この人……だからこそ、凶行を阻止できないのだ……
i(「と、言うわけで、誰が行く?」
沖田総花「私が出向く……」
歳四(「お!?」
総花「依頼を完遂しないうえに、無差別に人を殺す……そんなもの……放っておけるわけないわ!」
i(「よし、決まり……これにて定期集会(を終わる……一同解散!」
ザッ
……そして、一行は去り……総花は1人、我儘暗殺者(の元へ……
その頃……
安村蛟(「ねぇ、お姉さん……今日は何もすることないの?」
安村蟒(「何もすることがなければ自分で見つけ出すんだよ……」
※あ、時期的には蛟(、蟒(が参加した後の話なんですね……
弐(「……今日は仕事もないし……剣の修行に付き合ってやろうか……」
蛟(「わぁい」
蟒(「……分かった……」
※Q:ちなみに、先ほどの定期集会(に蛟(、蟒(が参加してないのはなぜ!?
A:組長オンリーで行うのですよ。定期集会(は……でなくば、大勢いるとしたらもう、何がなにやらでてんやわん
やになるだろうし……
天四斗(、内海家
総花「……ここね……我儘暗殺者(のアジトは……」
※いやいや、アジトって言うか住処でしょうに……
カラッ
総花「……!?」
鍵がかかっていない……
総花(これは……どういう!?)
……総花……無事に今回の仕事を完遂できるのか!?……って何故に鍵が閉まってないの!?……
こういう場合、対象はすでに死亡しているか……あるいは罠かのどちらかだろうけど……総花にそんなものは通
用しません……よ。多分
※多分て……
続
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