Eighter -Chaos Desorder-
36ther 〜女壬生狼みぶろ明殺みょうさつ者 A〜



#0
現代に黄泉帰った壬生狼みぶろ閣氏カクシ新撰組』と暗殺の対極に位置する殺人者『明殺みょうさつ者』……今回はそんな2人の
信念と正義がぶつかり合うエピソード
果たして……勝つのは……!?

#1
天四斗あまよとA-1アサシン・インバース商会
河上沢斗たくと「……閣氏カクシ新撰組の排除依頼……か……」
それは……明殺みょうさつ者に届いた依頼から始まった……
・
・・
・・・
数日後
天四斗あまよと、ウルフ・ミブ
芹沢しぎ「ヒック……何これ!?」
突如、予告状が届く……
『近々明殺みょうさつしに行くので待っててね。 明殺みょうさつ者』
しぎ「ヒック……明殺みょうさつ者ぁ〜〜……」
斎藤そう「フン、ついに、明殺みょうさつ者が出張ってきたか……」
予告状を見ながら、そうが語る
近藤iいさみ「はぁ……なるほど……殺人料理人の次は明殺みょうさつ者ですか……」
松原忠美「ま、何でもいいじゃん……壬生狼みぶろに楯突くものは斬るってね……」
有名になったものねぇ……とちょっと感心する忠美は、有頂天になっているのかサラっと宣言。
しぎ「ヒック……でぇ〜〜その明殺みょうさつ者って……何よぉ!?」
と、そんな中、世間を知らないアル中がアフォな事をぬかす
一同「……あなた、本気で言ってるの!?」
しぎ「ええ。私はいつでも本気よ」
※おい、そこのアル中……アンタ……いい加減にしないと組織の頂点から下ろされるぞ……
沖田総花「明殺みょうさつ者ってのは……結構有名な殺し屋よ……こうやって予告状を送りつけて堂々とやってきて
 堂々と殺しを行うという……」
はぁ〜〜っと頭を抱えながら……でも、律儀に説明を行う総花。
土方歳四「その堂々とした行動は人に気づかれないと言うわ……」
そして、歳四も補足して説明を行う
冥時みょうじ萌「フン……だが、敵が来れば斬るだけだ……何を恐れる……」
歳四「と、言うわけで、しぎ……あなた特にそのことを忘れないでね」
しぎ「ヒック……任せて!私、こう見えても酒を飲めば3日で物事を忘れられるの!」
※駄目じゃないかぁ!!!しぎ……アンタは……
一同「任せられるか!!」
これには一同、盛大に突っ込む……
歳四(……不安だわ……)
iいさみ(全くよ……)
というわけで一同は不安をよそに閣氏カクシ新撰組としての活動を続けていた……

#2
そして……一行が不安に思う中……遂に、事件は起こる……
天四斗あまよと、某所
沢斗たくと「やぁやぁ、元気にしてた?」
酒樽を担いだしぎを見かけ、沢斗たくとが近づく
しぎ「ヒック……久しぶり〜〜〜」
しぎ(あれ?……この人……誰だっけぇ〜〜……!?)
どっかであったことあったっけなぁ……ま、いっか……とどうでもよさげなしぎ沢斗たくと「酒樽、持ち運ぼうか?」
しぎ「あ?本当……ヒック……そりゃ助かる〜〜〜」
と、言うわけで、酒樽を持ちながらちゃっかりとウルフ・ミブへと潜入する沢斗たくとであった……
・
・・
・・・
天四斗あまよと、ウルフ・ミブ
iいさみ「芹沢局長……またお酒ですか!?」
沢斗たくと「そう、困ったもんだよね〜〜〜」
総花「本当本当……」
と、何食わぬ顔で普通にすれ違う沢斗たくと
歳四「って、ちょっと待て……あなた誰よ!?」
違和感に気付いちゃった歳四はすかさず叫ぶ
沢斗たくと「あ、どうも」
iいさみ「いや、どうも……じゃなくって……」
忠美「すみませんが、部外者はお帰りください」
ここは閣氏カクシ新撰組のアジト……芹沢さんのお手伝いでやってきたってのは見ればわかるけど、門前で帰って
いいから……と忠美
萌「……なぜ、帰す必要がある!?」
一同「萌!!?」
と、そこへ萌、出陣……一行は何を言っているのか……と首を傾げていると……
萌「……分からないのか……その漢こそが明殺みょうさつ者だ!」
一同「なっ!?」
沢斗たくと「あ〜〜、そっか、孤高の剣鬼……って……ここにいたんだっけ……これは計算外だったなぁ……」
ドンッ
チキッ
酒樽を床に置き、刀に手をかける
そう「ウルフ・ミブに単身で忍び込むとはいい度胸だな……」
忠美「ここから生きて帰れると思うの?」
クンッ
抜刀準備をしだす忠美
沢斗たくと「ん〜〜、……俺が全員明殺みょうさつすればいい話だし……」
歳四「たいした自信ねぇ……」
iいさみ「でも、そんなこと……出来ると思うか!?」
ぐっ
iいさみも背負っていた豪刀に手をかける
沢斗たくと「……直に分かるよ……俺が強いってことが……」
ニヤニヤしながら微動だにしない沢斗たくと
総花「……過信は身を滅ぼす……」
すっ
と、総花も刀に手をかけたところで……
そう「……待て……こいつは私、斎藤そうる!!」
スラッ
そう、抜刀して、言い放つ
一同「そう……!?」
沢斗たくと「ん〜〜、君が相手になるのか……?」
そう(……なぜかは知らないが……この漢を殺したい気分だ……斬り捨ててしまいたい衝動に駆られる)
萌「……フン……だったら、お前が殺れ……」
沢斗たくと「んふふ……楽しい殺戮の時間ショー・タイムの始まり……かな!?」
スラリッ
沢斗たくとも抜刀し……
そう「おおおお!!」
沢斗たくと「はっ!」
ガガアアッ
そのまま一足飛びにかかる2人……そして刃同士が衝突し……
沢斗たくと「へぇ……」
そう「ぬぅ!?」
一同(こいつ……出来る!!)
沢斗たくとはまだ笑みを浮かべたまま……
果たして、この死合どう展開するのか……そして、そうの危ない衝動は……何ゆえ起こったのか!?


続

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