Eighter -Chaos Desorder-
34ther 〜クリスマスの虐殺 B〜



#3
中川警部がまだ依頼を受けるとも言っていないのに早々に引き揚げてしまい……取り残されてしまった與鷹よたか
だったが……
雨水おぼろ「で、引き受けるんですか?結局……」
梓與鷹よたか「断るまもなく行ってしまったからなぁ……まぁ、いいけど……」
また、総介が五月蠅くいいそうだな……などと思いつつ、與鷹よたかは依頼を受けることに……
白拍子かんな「……じゃあ、事件を整理してみましょうか?」
與鷹よたか「……そうだな……」
と、言うわけで、一行はまず、情報を入手し、事件を整理してみることに……
與鷹よたか「第一の事件は……被害者が女性……か……」
百鬼あろえ「次の事件は男性で……」
かんな「先ほど起こった第3の事件も男性だそうですね」
アトランティスを駆使して情報を仕入れるかんな。そのまま集めた情報をみなに配布していく。
おぼろ「3人とも血で真っ赤に染め上げられている……という殺され方をしているのね……これが、共通点……
 ?」
與鷹よたか「殺人予告状が届いていたらしい……からな……」
かんな「……あ、こんな共通点もあります」
與鷹よたか「ん?どうした!?かんな……」
一同、はかんなが発見した情報を見るべく、アトランティスのモニターに集中する……
・
・・
・・・
一方……
東京都、警視庁
かみ総介「……何だ?お前ら?その格好は!?」
警官「かっかっかっかかかかかっかっか……かみ警部ぅうう!!!?」
ズザザザッ
総介が登場し、クリスマスムードにうかれている警官に喝!……一同尻込みするしかなかった……
総介「俺はその格好は何か……と聞いているんだ……」
警官「こ、これはあの……その……何といいますか……」
警官「……上からの命令でして……世間のクリスマスムードを壊さないためにもこの格好で……捜査
 しろ……と……」
総介「ほぉう?その上とやらはどこの無能警官だ!?」
一同「うぐっ!?」
警官(中川警部……とっとと帰ってきてくださいよ……)
※いや、帰ってこない方が幸せかもしれんぞ……
総介「フン、まぁいい、山咲やまざき!」
山咲やまざき桜「はい、こちらが調書です」
最初から無能警官には期待していない総介は桜から持ってきてもらった調書をを受け取る
総介「……フン……なるほどな……」
警官「かみ警部!!?」
警官(まさか……かみ警部は既に事件の犯人とかが分かったのか!?)
警官(ウソだろ!?そんなこと……)

#4
総介「おい、そこのお前……」
無能警官が無能な会話を行っていると……突如1人を名指しする総介
警官「はい!?」
総介「ちょっと私服に着替えて来い……これは命令だ!……あと、白鳥……お前もだ……」
警官「は……はい!!」
ダダッ
かみ警部の命令に逆らえる警官などいるわけがなく、その警官と白鳥はすぐさま警視庁へと戻り、私服に着替えて
くる……
※白鳥無限子むげこ……警視庁に君臨するアイドル婦警のツートップの1人として有名な美人婦警である。
警官(かみ警部は……何を!?)
警官(と、言うか俺らのアイドル。白鳥無限子むげこをどうするつもりだ!?)
無能警官が再び無能な会話を行っていると着替えを終えた白鳥警部らが戻ってくる
総介「……よし、2人はそのまま街をぶらぶらしていろ……」
一同「はいぃいい!!?」
・
・・
・・・
と、言うわけでデート気分で街をぶらぶらする白鳥警部とエキストラな警官……
警官(くそぅ!あの名も無きタダのエキストラな警官めぇ……)
※アンタらもな……
警官(俺たちのアイドルが1人、白鳥無限子むげことデートなんぞしおってからにぃ……)
警官(今に見ていろ……ヤツはそのうち作者に消されるぞ!!)
そして……怨嗟のオーラをまといつつ2人を監視する警官一行……
桜「……貴方達は邪魔です……とっととお帰りください」
が、しかし、すぐさま強制退去されることに……
……で、2人は……
警官(しかし……なんでこんなことを!?……そ、そりゃ、俺は彼女なんて……TVアニメの中にしか
 いないけど……)
白鳥無限子むげこ「……」
……ちなみに、嫉妬の炎に燃えるのは何も警官一同に限ったことではなかった……
ここで、話はちょっと変わって、かんなたちの方へ……
天四斗あまよと、Eighter本部
與鷹よたか「……狙われたのは……カップルか!?」
おぼろ「って、要するに恋人の居ない漢……か女か知らないけど、そいつがクリスマスに街でいちゃつく2人
 を殺して回っていたってこと!?」
白拍子かんな「はい、そうなりますね」
百鬼あろえ「でもさ……最初の事件、通報したのは女だって調書に……あ、まさかそっちの人!?」
一同「……」
かんな「第1の殺人では恋人さんは逃げ出してそのままだったりするんです。薄情な人もいたものですねぇ」
與鷹よたか「……うわっ!!」
……と、言うわけで、『クリスマスを(恋人たちの)血で染め上げる』べく漢は蹶起けっきしたのであった……
で、話は戻り……
東京都、某所
無限子むげこ「フンッ!」
ゴギャイッ
*「んげふぉああ!?」
その頃、犯人は町中をぶらぶら……らぶらぶする2人を見てカップルだと思い込み、襲ってみたのだが……
逆に逆に無限子むげこに返り討ちに逢い……唐突に事件は終了することに……
総介「喜べ……この後お前は警視庁の取調室で、婦警と尋問だ……」
*「ひ……ひぎいい!!!」
※ちなみに、無限子むげことデートした(気分になった)警官の行方は……その後、誰も知らない……(何!?)


END

前の話へ 戻る 次の話へ