Eighter -Chaos Desorder-
22nder 〜闇に咆える綺羅星 A〜



#0
大敗を喫した九星団……その後、かれんは九星団を歴史の墓場へと呼びこみ、Eighterを撃滅すべく修行に
明け暮れていたのだが……いま、雪辱の機会が訪れる!

#1
歴史の墓場、某所
ジャリッ
冥時みょうじ萌「ここか……」
萌……指定された場所へやってくる……
※現実世界から再び戻ってきたようですね……
白拍子かれん「みんな揃ったようね……」
一同を見渡すかれん
一同「……」
みな、それぞれ布にくるまれた武器を持っている……それは、かれんがこの日の為に用意した武器……
かれん「……萌も……言ってくれれば武器を手配したのに……」
萌「フン、あいにく、俺は俺の信じたものしか使わないんでね……」
かれん「そう……まぁ、いいわ……」
萌との話も終わり、かれんは皆を一瞥する
かれん「……みんな……いよいよEighterへのリベンジの時……準備はできてる?」
一同「言うまでも無い……」
ぐおっ
一同、布にくるまったかれんから贈られた武器を掲げ、咆える
そして……Eighter VS 九星団の決戦の火蓋は斬って落とされた……
・
・・
・・・
一方……現実世界では……
天四斗あまよと、Eighter本部
百鬼あろえ「リーダー……宅配便です」
梓與鷹よたか「んむ!?……誰からだ!?」
あろえ「……差出人は書いてありませんねぇ……」
雨水おぼろ「まさか……爆弾!!?」
おぼろ、爆弾テロリストが……と杞憂に陥ったりしてみる
一同「あのなぁ……」
とりあえず、かんなにアトランティスを使って検査してもらうことに……
結果は……
白拍子かんな「……カオスプレートと手紙ですね……」
與鷹よたか「カオスプレート!?……まさか……解析依頼か!?」
手紙に差出人の情報とかいろいろ書いてあるのだろうか……と與鷹よたかは思うのだが……
かんな「……いえ……」
ガサガサッ
包みを開き、カオスプレートと手紙を取り出すかんな
かんな「……挑戦です」
ふぁさっ
手紙を机の上におく
おぼろ「挑戦!?」
一体、誰から!?と、一行が思っていると……
與鷹よたか「……もしや……」
……手紙には……
『第七天廟だいななてんびょうで待っているわ。死を恐れないというのなら、送ったカオスプレートで来なさい! かれん』
そう書きなぐられていた
與鷹よたか「……なるほどな……」
あろえ「……いいわ、第七餃子だか第七聖典だかなんだか知らないけど行ってやろうじゃないの」

#2
と、言うわけで與鷹よたかは、急遽全員を召集する。
與鷹よたか「……九星団からのリベンジの申し込みだ……場所は……第七天廟だいななてんびょう……」
枳篤「……リーダー……当然、受ける……んだよな?」
與鷹よたか「……ああ……皆の異論は……?」
一同「ないぜ……」
降りかかる火の粉は払う!と一同……
與鷹よたか「……ならば……行くぞ……」
一同「おう!」
ヴオムッ
一同「わあああ!!!?」
カオスプレートに手をかざす與鷹よたか……そのまま一行は歴史の墓場、第七天廟だいななてんびょうへと転移する……
・
・・
・・・
歴史の墓場、第七天廟だいななてんびょう
某敢それがし・いさむ「……ここが……第七天廟だいななてんびょう……でござるか!?」
*「正確にはその入り口……」
かんな「姉さん!!?」
どこからともなくかれんの声が聞こえる。一行が振り向くと……しかし、そこにかれんの姿は無い……
かれん「かんな……かつて、第七聖天、瑪亞癒バーユと第七獄天、瑪瑠那ヴァルナとが死闘を行い、そして双方滅びてしまった
 この地であなたに引導を渡してあげるわ!!」
おぼろ「あ、あれ……」
声が聞こえる咆哮を指差す……そこに、光るカオスプレートが……
篤「……なんだ?アレ……?」
タタタッ
一行が駆けつけると……そこにはカオスプレート……のようだが、若干大きめでディスプレイのついている
カオサイトの板が……
與鷹よたか「……こいつは……OCTUか!?」
それを手にして與鷹よたかが言う
篤「何だ?……それ?」
かんな「オーパーツCPの情報端末ターミナルユニット……だから略してOCTU。ちなみに、OCTUをノートパソコンとすると
 契約の指輪ルミナスリングは携帯みたいな感じですね」
かれん「うふふ……それはあげるわ……かんな……」
更にかれんの言葉は続く……
かれん「さて……あなたたちは……万難を排し、わが元へ来られるかしら?うふふ……」
パッ
そして、遠隔操作されていたのか、時限式だったのか……OCTUの電源は切れる……
かんな「姉さん……」
與鷹よたか「……こんなところでぼ〜っとしていても仕方が無いな……行くぞ!!」
一同「おう!!」
*「いや……そんなことはしなくても……いいぜ!?」
與鷹よたか「ぬぅ!?」
と、そこへやってきたのは……萌、かれんを除く九星団の面々……
與鷹よたか(うん?……萌とかれんはいないのか……)
いさむ「まずはあの6人を斃さないと進めないようでござるな……」
かんな「リーダー……」
この場にいないのは……少し気になるが、今はそんなことを気にしている場合ではない
天宮ゆたか「ふっふっふっふ……與鷹よたか……今日こそは俺様の前にひれ伏すがいいぜ!!行くぞ!!やろうども」
水野きゆみ「私は野郎じゃないんですけどね……」
ゆたか「おい……」
※ってか金谷かぎりさんとか木柳ゆがみさんは抗議しないんですか?
與鷹よたか「……」
……まぁ、とにかく、九星団 VS Eighter一行の最終決戦は……始まった……


続

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