Eighter -Blindness Wizard-
55ther ~静謐なる魔術師達 A~
#0
シレントワイザードとの決戦。そのために準備しろと言ったのが四日前……
そして、四日後の今こそが、決戦の火蓋が切って落とされる時なのだ。
さぁ、始めよう、シレントワイザードとの最終決戦を!
#1
天四斗、Eighter本部
上総介「フッ、準備は整ったようだな……」
梓與鷹「あ、あぁ、一応な……」
Eighter側からは白拍子三姉妹に與鷹、そしてエスティリオだ。
※テノとファルもいますが……
化野梶太郎「ッしゃあッ!與鷹!死ね、げほお!?」
ガドッ
與鷹「出陣前に無駄な体力使わせるなよ……」
例によって例の如く、突っかかってくる梶太郎を返り討ちにしてげんなりする與鷹。
それはさておき、総介側は言うまでもなく総介と梶太郎と……何故か蛍と萌がいた。
※蛍がいるってことは魁も一緒についてくるってことです。
與鷹「お前……」
萌がいることに驚きを隠せない與鷹。思わず萌に問いかけようとするとギロリと睨み返される。
常人ならば息ができなくなるほどの殺気だ。
さておき、どうして、お前が?ととりあえず聞いてみると、萌は一言こう告げる
冥時萌「俺の……剣の道のためだ」
與鷹「なんか敢みたいだな」
萌「あぁ!?殺すぞ貴様ッ!」
ぼそりと呟いた與鷹の一言に今まで以上の殺気をもって返す萌なのであった。
エスティリオ・アリーフ・ザンスパイン「全員揃ったであるな、ではいざ行かん!」
梶太郎「どこにだよ!?」
エスティリオ「ふっふっふ、シレントワイザードの本拠地を知るものはワガハイのみである。みんな、ワガハイの
ナビに従ってついてくるがいいのである!」
総介「さて、決戦の場は富士の樹海だが……」
エスティリオ「って、ちょっと待てぇい!なんでお前がソレを知っているであるか!?」
勿論、かんながレムリアを使って予め調べておきました。
総介「今はそんなことをやっている場合ではない」
エスティリオ「あ、はい……」
総介にギロリと睨まれてすごすごと引き下がるエスティリオであった
ファルゼシア「マスター。元気を出してほしい。今夜慰めてあげるから」
エスティリオ「いや、その言い方はなんか誤解を生みそうな言い方であるが……」
#2
バカやってないで一行は決戦の場、山梨県の富士青木ヶ原樹海へ……
エスティリオ「ここがシレントワイザードの本拠地であ~る!」
*「待っていたぜ!裏切り者のエスティリオ!」
エスティリオ「何が裏切り者であるかッ!この青瓢箪ッ!」
突如としてロズエリク(今や偉大なるL)の声が響く
偉大なるL「貴様らが来ることは分かっていた!」
だが、我らが大願成就の為、ここから先は何人たりとも通さん!と叫ぶ
偉大なるL「そして、貴様らに二つ訂正しておくことがある!」
一つ、私の名前はロズエリクではなく、偉大なるLだ!
偉大なるL「そしてもう一つ、金輪際その巫山戯た名前で俺たちを呼ぶなッ!」
二つ目こそが偉大なるLが大々的に宣言したい出来事だった。
総介「フンッ、なるほどな……」
梶太郎「おいおい、どういうことだよ!?」
俺にも分かるように説明しやがれ!と突っかかってくる梶太郎
総介「貴様らの組織名、正しくはサイレントウィザードなのだろう?」
一同「え!?」
偉大なるL「そうともッ!あの英語もロクにできないクソが名付けた名前など、虫唾が走るッ」
與鷹「……ええと、総……つまり……」
山咲桜「シレントワイザードというのは、サイレントウィザードを無理やりローマ字で読んだ呼称ってことです」
×Silen Twizard
〇Silent Wizard
一同「……」
今、明かされるどうでもいい事実……
偉大なるL「さぁて、前置きはいい。貴様らは我が新生呪装四天王があの世に送ってやるわ!」
そのセリフと同時にババ~ンと現れるのはウェステリア、ネサリウス、サーフィス、韻麗、そしてウディンこと
裕だ
白拍子かれん「いや、どう考えも五人いるんですけど……」
天宮裕「安心しろ、俺は呪装四天王ではないッ!」
あ、そうですか……
與鷹「新生?!……って、お前はッ、大神の降真靈ッ」
韻麗を見て與鷹は思わず叫ぶ
韻麗「いえ、今の私はサイレントウィザードのアースエンペラー」
総介「ケッ、巫山戯たヤロウだ!」
與鷹「え!?どう?!」
桜「大神の降真靈とは蘆屋道満を崇拝する秘密結社なのをお忘れですか?」
アースエンペラーとはどう考えても土御門をもじった名前としか思えない。そして、土御門と言えば安倍晴明に
縁のある一門である。それは蘆屋道満を崇拝する連中が名乗ってはならない名前なのだ。
それはさておき、奴らを倒さない限りシレントワイザード、改めサイレントウィザードを止めることはできない
続
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