Eighter -Blindness Wizard-
38ther 〜危険孕む母子孕む A〜



#0
 ボシ・ハラム……それは親娘丼テロリストとして有名なイスラム過激派組織。史上最悪のレイプ集団として悪名
高いヒトデナシの集まりである。
 そして、ボシ・ハラムと場違いな黒き遺物(ネガティヴ・オーパーツ)が交差する時、悪夢(物語)は始まる……

#1
 ナイジェリア北東部
 そこでボシ・ハラムは見目麗しい女性200人を拉致、イスラムの戦士とするため教育という名の洗脳を行った。
 まぁ、洗脳と言っても連日連夜輪姦・凌辱するという無茶苦茶なやり方である。そして、精神が擦り切れ、心が
折れた女性は晴れてイスラムの戦士……の母体(物理的)となるのだ。
*「ふぅ、今日も一仕事終わった……」
 身も心もスッキリ……と、言うか少しヤりすぎてちょっと股間が痛い位とかアフォな感じである。
 そして、そんなボシ・ハラムらのもとに、今、場違いな黒き遺物(ネガティヴ・オーパーツ)の最高峰、七罪塔(しちざいとう)が迫る。
シャイターン「君たちのは、少しは役立ちそうだね……」
一同「なっ、誰だ!?」
 唐突にその場に現れたサタンに、一同は警戒心をMAXにする。
シャイターン「私が誰なのか……そんなことは些末なことでしかない」
 ギラリッ
 サタンが一睨みすると、ボシ・ハラムの連中は死んだような眼をしてその場に佇む。所謂即堕ちである。
シャイターン「こういうのは本来はアスモの方が得意なんだけどなぁ……」
 それはサタンは《憤怒(ラース)》、アスモは《色欲(ラスト)》と、いうことを言っているのだ。しかし、アスモはもういない。
※いや、よく考えたら色欲に訴えて唆のかす必要もないから別にサタンでも問題ないのでは!?
シャイターン「さぁ、楽しい行軍の始まりだ……」
 サタンがパチンと指を鳴らすとボシ・ハラムの連中は幽鬼のようにふらふらとその場から歩みだすのであった。
 奴らが目指すは日本!サタンの傀儡として《キツネザルの使途》を撃滅するために動き出した。
シャイターン「さて、質は悪いが量はある……か……」
 その後、サタンはその場にあった人間(パーツ)天命(ネフェシュ)を平らげると、再び歴史の墓場へと姿を消すのであった。
 なお、余談ではあるが、その後、ナイジェリア北東部にいたボシ・ハラムの連中が一夜にして忽然と姿を消した
という謎の事件が報道されたのだが、誰もその真相を知る者はいなかった。

#2
*「いいか、我々が今から攻めるのは神敵!男は殺し女は犯せ!全てはアラーの思し召しの通りに!」
一同「全てはアラーの思し召しの通りにッ!」
 コーランを天高く掲げてボシ・ハラムの連中は宣言する。

 天四斗(あまよと)、Eighter本部
(かみ)総介「フッ、どうやら厄介な連中がやってきたようだな……」
 その日、やはり突如ふらっとEighter本部へ現れた総介はそんなことを呟く
梓與鷹(よたか)「いや、厄介な連中ってなんだよ……」
 シレントワイザードか、それとも大神の降真靈(こうしんりょう)か?
山咲(やまざき)桜「いえ、ボシ・ハラムです」
與鷹(よたか)「そうか、ボシ・ハラムかぁ……」
一同「はいぃ!?」
 どうして、そんな連中がここにやってくるんだ?!と余りのことにびっくり仰天。青天の霹靂とは正にこのこと
である。
與鷹(よたか)「いやいやいや、どうしてEighter(ウチ)にイスラム過激派組織がやってくるんだよ!」
総介「分からんか?」
 全然、これっぽちも分からないから質問しているのだが……
桜「奴らを裏で操っているのは七罪塔(しちざいとう)です」
與鷹(よたか)「……」
 そういわれると、あぁ、そう……と言わざるを得ない。
化野梶太郎(あだしの・かぢだろう)「ってことだ、迷惑な客はお帰り願おうじゃねぇか!」
與鷹(よたか)梶太郎(かぢだろう)?!どうして……」
 いつもの通りなら、Eighter本部を出たら背後から襲ってくる……はずの梶太郎(かぢだろう)が今日は珍しく襲ってこない。
 と、言うか、與鷹(よたか)の近くで拳を掌に叩きつけて死合が始まるのを今か今かと待ちわびている。
梶太郎(かぢだろう)「今日の俺は一味違うぜ……」
與鷹(よたか)「……そうかい……」
 まぁ、どうにでもなれ……って感じの與鷹(よたか)である。
※仮に梶太郎(かぢだろう)が襲ってきても今の與鷹(よたか)なら何とかなるかなぁ……と與鷹(よたか)は考えています

 かくて、ボシ・ハラムは襲い来る。
*「男は殺せ!女は犯せ!」
一同「ウオオオ〜〜〜!」
與鷹(よたか)「いや、無茶苦茶過ぎんだろ……」
梶太郎(かぢだろう)「おらっ!」
 ガキンッ
梶太郎(かぢだろう)「ン何ぃ!?」
 ボシ・ハラムと言えども梶太郎(かぢだろう)にとっては世紀末のモヒカンと同じ……そんな気持ちで拳を見舞うのだが、その
拳はボシ・ハラムが持つコーランに阻まれる。
梶太郎(かぢだろう)「なんだこいつの本、鉄板でも仕込んでんのか!?」
*「フッ、我らが持つコーランは神より賜りし聖なる書物……貴様ら如き愚物の拳如きでは傷一つつかんわ!」
 いや、絶対そんなワケはない。


続

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