Eighter -Blindness Wizard-
35ther ~漏斗と旧人類の手 B~
#3
韓国政府は日本から銃弾を受け取っていないというが、実際には強奪という形で譲渡され、日本製だとは分から
ない様に改造して銃弾を使っているのが現状だ。
※それ、なんてガン〇ムUCのシ〇ンジュ?!
福井冬利「と、ともかく奪われた新兵器……アントノワールを奪い返してほしいのです!」
雨水朧「アントノワール?!」
冬利「はい。それが新兵器の名称なんです」
アントノワール(entonnoir)……それはフランス語で漏斗。英語にすると、当然ファンネルだ!
朧「は、はぁ……」
梓與鷹(……しかし、今回は総は来ないんだな……)
そんな中與鷹はそんなことを考えていた。
正確には総介の手駒としてやってくる化野梶太郎……奴がまた襲い掛かってくるんじゃないかってことを危惧し
ているのだ。
南スーダン、それは世界でもっとも脆弱な国家と名高い不名誉な国。そんな危険な場所へ一行は出向く。
ちなみに余談だが北スーダン、西スーダン、東スーダン、中央スーダンってのもある?!
※北海道かッ!
南スーダン、某所
冬利「もうじき陸自のベースキャンプが見えてくるはずなのですが……」
與鷹「それは、アレか?」
與鷹が指さす向こうには、黒煙が立ち上っており、ただ事ではない様子を醸し出してた。
冬利「なっ?!」
急いで駆けつけてみると、そこには何者かに襲撃された拠点があった。
冬利「い、一体、何が!?」
*「べ、米軍が……」
それだけ告げるとガクリと意識を失う陸自の隊員。
冬利「米軍!?」
與鷹「どういうことだ?」
なんで米軍が日本の陸自を襲う?!
冬利「まさか、米軍も新兵器を狙って!?」
ありえない話ではない……かもしれない。軍事力でアメリカが日本に後れを取ることは許せないとかそんな理由
から新兵器を奪いに来たと考えれば辻褄は合う。
※いや、本当か?それ
*「死ねぇ!與鷹ッ」
ドッ
その時、突如背後から叫び声とともに襲い掛かる漢が一人。
與鷹「うおっ!?」
振り向きざまにカウンターを叩き込む與鷹。
與鷹「って、またお前かよ……」
こんなことをしでかす奴は一人しかいない。そう、化野梶太郎である。
そして、梶太郎がいるということは……総介もいるということである。
#4
上総介「フッ、ようやく来たか」
與鷹「いや、こっちで待ってるぜ的な展開なんてなかっただろ……」
呆れ顔の與鷹なのであった。
冬利「アンタらは一体何なんだよ!?」
総介「俺はSRAPの上総介だ」
山咲桜「ここを襲ったのは米軍の特務部隊。理由はよくわかりませんが、探し物をしていたようです……」
冬利「やはり、アントノワール目的か!」
総介「アントノワール?」
首をかしげる総介に驚きを隠せない與鷹。てっきり総介もまた陸自の新兵器を追ってここまでやってきたのだと
思っていたのだが、違ったようだ。
與鷹「アントノワールってのは陸自が開発した新兵器で……」
冬利「詳しくは私から説明しましょう!」
総介「いや、いらんッ!」
冬利「え~!?」
総介は膠も無い……
それはさておき、なんでお前はここにいるんだ?と與鷹が問う。
桜「それはこの地で七罪塔が暗躍しているからです」
與鷹「何だって!?」
総介はこの地で場違いな黒き遺物の最高峰、七罪塔が蠢いていると言うことを嗅ぎつけてやってきたのだという
與鷹「ってことは、まさか、シレントワイザードも?!」
総介「それは知らんが……」
しかし、総介は今回はシレントワイザードはやってこないだろうと考えていた。根拠も何もないが、そんな予感
がするのだ。
あるいはもしかしたらシレントワイザードは日本限定で七罪塔の出現位置を予測できるのかもしれない。
いや、今はこんな憶測をしている場合ではない。
冬利「おいおい、アンタらはさっきから何の話をしてるんだ?!」
桜「お気になさらず……」
冬利「いや、気になるわ!」
最もな突っ込みであった。
総介「とりあえず場所を変えるぞ……」
與鷹「お、おう……」
とりあえず、この場から立ち去ったほうが無難と考え、一行はその場を後にする。
総介「で、貴様が開発した新兵器とやらだが」
冬利「よくぞ聞いてくれました!では改めて説明しましょう!」
桜「いえ、それには及びません。警部、こちらに資料が……」
冬利「って待て待てぇい!なんで貴様が陸自の軍事機密を知ってるんだ!」
それは勿論、オーパーツCPのおかげである。
続
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