B.B.B. 外伝
18の馬鹿 〜破壊王と…コワれた葵〜



破壊王の手にかかり、ブッ壊れた向日むかいび葵……そして、それを治すべくはざま黒姫の魔手にかかり……更にひどく
なったのだが……まぁ、そのまま放っておくってのもアレなので……今回、一体どうなってしまったのかを
……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
手森賞万でもり・しょんまん「くっ……このままではイカンぞ……何とかして……あのブっ壊れた葵をもとに戻さなくては
 ならん……だが、しかし……万能兵器カズラは拒否するし……はざま先生は治す気がないし……」
向日むかいび葵「ダ〜リンッ」
抱きっ
賞万しょんまん「やっぱり……もはや一刻の猶予もねぇ……壊れた部分を壊して下に戻す!!」
※−の−は+ってな考え方らしい……
賞万しょんまん「逝くぞ!ここだぁッ!」
パッチンッ
ビキッ
指パッチンで壊しにかかる賞万しょんまん
葵「んぎゃふっ!?」
これで治ったか……と思われたのだが……
葵「……フンっ……な、何よ、べべべ……別にアナタのことが好きだからこうして一緒にいるんじゃない
 んだからね……かかか、勘違いしないでよね!!」
賞万しょんまん「……はい!?」
何故かツンデレになってしまう……
賞万しょんまん「くっ……間違えたのか……ならば……ここだッ!」
パッチンッ
バキッ
葵「へぎょあっ!?」
又しても指パッチン……
賞万しょんまん「……こ……今度は……」
葵「……はぁはぁ……ご主人さま……イケないメス奴隷の私めにどうか御慈悲を……はぁはぁ……」
賞万しょんまん「ななな……なんじゃこりゃあ!!?まま、待て待て……ズボンのチャックに手を伸ばすんじゃないッ
 ……ええいっ!」
パッチンッ
ビキッ
葵「のはう!!?」
初雪そゆきカズラ「……何をやっているの?」
賞万しょんまん「……カズラか……いや、何をしてるのかって……そりゃ見ればわかるだろうが……壊れた葵を
 なんとか壊そうと壊れた部分を壊しているんだが……これがちっともうまくいかないんだよ……」
カズラ「……それは当然。……壊れた部分を壊すことにより、葵は元に戻った……でも、はざま先生の薬が
 すぐさま葵を支配したことによって治ってはいないように見えるから……」
葵「お兄ちゃん、大好き(はぁと)お兄ちゃんっ♪お兄ちゃん(はぁと)」
抱きっ
賞万しょんまん「ぬおっ!?……じゃ、じゃあ……これは……」
カズラ「無限の薬製アンリミテッド・ドラッグ・ワークスのせい……」
賞万しょんまん「……なるほど……謎が解けたぜ!ありがとな……カズラ……うおっしゃあ!!!いいだろう……
 俺は破壊王!この俺に破壊できないナニかはないッ」
パチンパチンパッチンパチパチパチパッチンッ
葵「ほっぎゃっんげっぴっ」
はざま先生の無限の薬製アンリミテッド・ドラッグ・ワークスの全てを破壊してもとに戻そうと画策する賞万しょんまん……それは一番効率的な方法なのだが……
甘い!甘い!甘い!甘すぎる!某茜の好きな激甘ワッフルより甘い!
賞万しょんまん「うおお〜〜〜りゃああ!!!これでどうだぁ!!!」
パチパチパチパチパチパッチンッパパッチンッ
何かノリにノってきた賞万しょんまん……
葵「……あ〜〜〜〜」
賞万しょんまん「ふぃ〜〜、これで……」
カズラ「……フォーマット済みになってしまった……」
賞万しょんまん「……はい!?」
カズラ「もう、葵はただ、立っているだけ……植物と何ら変わらない存在になった……」
賞万しょんまん「……」
カズラ「……」
大沈黙の賞万しょんまん
賞万しょんまん「……まぢ!?」
カズラ「……本当。信じて……」
賞万しょんまん「だが……それを破壊すれば……」
カズラ「無理、もう、葵に壊せる部分は存在しない……あなたはやり過ぎた……責任を取るべき……」
賞万しょんまん「……う……うわぁん!!カズラ様っ!どうか!どうか……彼女をもとに戻してくださいッ!彼女が
 元に戻るなら……俺は……俺は……何だってします!!」
カズラ「……そう……」
すっと葵に手を翳すカズラ
ぱあっ
そして、葵は光に包まれ……
カズラ「……これで大丈夫……」
賞万しょんまん「ほ、本当……」
葵「ダーリンッ」
抱きっ
賞万しょんまん「うおっ!!?ちょ……カズラ……変わってないんだけど……」
カズラ「……それが代償。あなたが責任をもって付き合ってあげて……」
賞万しょんまん「ちょ……カズラ……まって。いかないで……」
葵「ダーリンっ!私だけを見て!!」
賞万しょんまん「のおおお!!?」
……カズラは無情にも去っていく……


END

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