B.B.B. 外伝
8の馬鹿 〜迫り来る…恐怖? 前編〜



これは……馬鹿と信子に訪れた惨劇(?)を綴った伝説である……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
ひや信子「ダーリン、メールだよ!」
馬鹿「おう……ふむ……ってなああああ!!!?」
それは……1通のメールから始まった騒動
狗訴くそ「ど、どうしたんです!?馬鹿……まさか……また瀬戸際博士から召集メールですか!?」
馬鹿「いや……違う……」
凌霄花しのぎ・そうか「でしたら……?」
馬鹿「……両親が……来る!!」
信子「え?親が!?」
……そう……馬鹿の両親……馬鹿研究所に訪問す……
馬鹿「くっそう……あのバカオヤジが……なんだって今……」
ピンポ〜ン
霄花そうか「あら?お客様ですか?」
*「よぉう!ドラ息子!元気にしてたか!?」
馬鹿「来るの早ッ!!」
*「当然よ〜ここの前で携帯から送信したんだから……」
馬鹿「……さいですか……」
*「ハッハッハ!早速だが自己紹介だ!俺が馬鹿の生みの親、加糖万化ばんか」
馬鹿「生みの親ってアンタ漢だろうが!」
加糖万化ばんか「うるせぇ!!そしてこちらがマイスイートハニー、加糖由佳」
加糖由佳「はい、ご紹介にあずかりました、由佳っぺです」
馬鹿「自分で自分のことを愛称で呼ぶのはどうかと思うがなぁ……」
由佳「ん?悪い?」
馬鹿「……で、バカオヤジ……今日は一体どんな用件でやってきたんだ?」
万化ばんか「折角親が尋ねてきたというのに、茶菓子もお茶もなしか!」
一同「イキナリやってこられて準備できるか!!」
※ってかバカオヤジって罵倒語はスルーですか!?
馬鹿「……で、用件は?」
万化ばんか「決まっているだろ……お前だけが主人公なわけはあるまい!お前の生みの親たる俺たちだって主人公
 になる権利があるはずだ!」
馬鹿「だから、アンタ漢だろ……」
由佳「と、言うわけで出演しに来ました」
馬鹿「……お引取り下さい」
万化ばんか「断る!!」
馬鹿「……」
信子「はぁ〜〜、変わったご両親〜〜」
由佳「あら〜あらあら、そこのあなた……」
信子「はい?」
由佳「私の若い頃に似てるわ〜〜〜」
信子「え〜〜、どこがですか?」
由佳「ん〜〜〜、淫靡な思い……」
一同「見た目で分かるんかいッ!!」
最もな突っ込みが入る
信子「へ〜〜、そうなんだ〜〜」
一同「そしてそっちも納得するな!!」
万化ばんか「おう!そうだ!ドラ息子!」
馬鹿「……あ?」
万化ばんか「折角だからひや家のみなさんも誘っておいたぞ」
馬鹿、信子「んなっ!?」
驚愕の2人……とその直後
信子「あうああ〜〜、何で何で!?……お父さんがここにぃ!?ええ〜!?」
一人慌てふためく信子
馬鹿「何でひや家の人を知っているんだよバカオヤジ!」
万化ばんか「何だ?言ってなかったか?加糖家とひや家は昔から親しく交流していたんだぞ。ま、交流といっても道端
 ですれ違うとかそんな感じなんだがな……」
一同「それは交流とは言わない!!」
由佳「ま、そんな冗談はさておき、何で知っているかと言うとね〜〜〜」
ピンポ〜〜〜ン
霄花そうか「噂をすれば何とやら……ひや家のみなさんがやってきたみたいですよ」
ドカドカドカドカッ
*「信子、元気にしていたか?」
信子「お、お父さん……」
ひや家のみなさん……登場!父親の来人らいと、母親の媒花まいか、姉の土記ときに妹の林火山りかさ……
風来人ひや・らいと「や、これはこれは……」
万化ばんか「あ、どうもどうも……」
由佳「いつもウチの息子がお世話になっています」
風媒花ひや・まいか「いえいえ、こちらこそ、ウチの娘が……」
馬鹿、信子「……」
万化ばんか「いや、しかし、変わったお名前が多いですな……」
来人らいと「いえいえ、そちらには敵いませんよ……」
万化ばんか「ハッハッハ!そりゃどうも……」
来人らいと「ちなみにウチの場合命名権はウチの親にありましてな……」
風土記ひや・とき、信子、風林火山ひや・りかさ「え!?そんなの初耳よ!」
……今明かされる!風家の名前のヒミツ!!?


続

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