B.B.B. 外伝
6の馬鹿 〜暴動相次ぐ…成人式!〜



成人式……それは人が社会人として認められる大切な儀式……?まぁ、中には面倒くさくて行きたくないって
な人もいるけど……
……これは、そんな成人式に纏わる伝説である!
天四斗あまよと、馬鹿研究所
馬鹿「……今年は各地で成人式暴動が起きたらしいな……」
ひや信子「ね〜〜、世も末だよね〜〜」
……例の如く馬鹿に抱きついている信子
狗訴くそ「何でもある地方では、成人式に新成人らが市長にむかってクラッカー弾を投げつけそれが原因で会場は
 紛争状態に……市長は意識不明となり、今だその会場で騒ぎは収まっていないとか……」
※紛争状態って何だよ!?
凌霄花しのぎ・そうか「別の地方では市長が祝辞を読み上げているときにメール打っていた新成人が『五月蝿いハゲ』と
 暴言を吐いたらしく、それにキレた市長が新成人全員を半殺しってな事件も新聞にのってましたわ」
一同「……とばっちり受けた人多いだろそれ……」
狗訴くそ「……他には……さっきニュースでやっていたけど……成人式に酒を持ち込んで市長に振る舞い
 市長が気絶した際に『あれ!?メチルアルコールって飲めないのか!?』とどこぞのバーテン風に叫んだ
 ってな事件もあったらしいぞ……」
※おいおい……
信子「そうそう、また別の地方だけど、全国の20歳を迎えた不良が一度に集まり、市長を集団私刑(リンチ)
 ……あわや私刑どころか死刑になる騒ぎにってなニュースもあったよ……」
狗訴くそ「……」
霄花そうか「……その後、どうなりましたの?」
信子「ん〜っとね〜〜、みんなバイクにまたがり騒音を撒き散らしながら去って言ったって……」
一同「……成人の仲間入りの儀式じゃなく……暴走族の仲間入りの儀式!?」
馬鹿「……しかしだ……今年は何だ!?そういうフザけたニュースがいきなり出てきたな……」
狗訴くそ「ええ、確かに……去年まではなかったですもんね……」
信子「やっぱり世も末だね〜〜〜」
馬鹿「……末なのかどうかはさておき、オカしくなっているのは確かだな……」
狗訴くそ「……オカしいことと言えば……高校もそうですしね……」
一同「……」
霄花そうか「……怒零湖ドレイコ工業に入ったのは間違いだったかしら?」
信子「え〜〜!?そうかなぁ……私はダーリンと一緒だから満足だよ!」
霄花そうか「あ〜〜、アナタはそうでしょうねぇ……」
なんだか呆れている霄花そうか
狗訴くそ「ふぅ……しっかし、何が原因なんでしょうかねぇ?……全く……」
馬鹿「んむ……」
ドンドンッ
偽馬鹿「お〜〜い、馬鹿〜〜」
馬鹿「お!?偽馬鹿……!?」
偽馬鹿、嘘阿呆、彼女を引き連れて登場
・
・・
・・・
偽馬鹿「いや〜〜、成人式暴動のニュース見たか!?」
馬鹿「今その話をしていたところなんだが……」
曼珠沙華まんじゅ・さか「去年まではそんなニュースなかったのに……なんでだろうねぇ?」
金盞花こがね・せんか「そこで仮説を1つ立ててみたんだけど……」
一同「ふむふむ」
盞花せんか「その1……世界に何か異常が発生し……その余波であちこちでいろいろなことが起きた……」
信子「異常なことって!?」
盞花せんか「ん〜〜……まぁ……何か最近異常なことが多すぎてどんなことが異常なのか分からないンだけどね」
偽馬鹿「その1ってことは2もあるのか!?」
盞花せんか「フフフ……世の中には全1巻てな言葉もあるんだけどね〜〜」
嘘阿呆「じゃ、1つしか……」
盞花せんか「ううん。もう1つあるよ……」
一同「おいおい!」
盞花せんか「その2……去年まではニュースに流れていなかったんじゃなく、私たちが興味が無くて見ていなかった
 だけ……つまり、毎年同じようなことが各地で騒がれていたって場合ね」
一同「そ……それって……」
霄花そうか「……なんだか妙に納得できて怖いんですが……」
沙華さか「……でも、2の場合、私たちが見ていなくても、周りの人が見ていれば自ずと情報は入ってくるはず」
盞花せんか「うっ……」
……結局……なぜ今年になってこんなことが起こるようになったのかは……不明のままなのだ……


END

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