B.B.B. 外伝
4の馬鹿 〜地球に降る雪は何色か〜



宇宙との交信というフザけた物理の授業のせいで宇宙人と交換留学生を行うことになったJ1……そして、
これは、そんな宇宙人に纏わる伝説である!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J1
木美きび椎造「あ〜〜、そういや交換留学生とやらが来たんだったな……」
一同(……かなり無理やりだったけどね……)
椎造「どこのどいつだ!?」
すっくと立ち上がる1人の生徒
*「……初雪そゆきカズラ……」
そして、名前を告げる
椎造「ああ?そういうときはだな……『アタシだよぉ!』って叫ぶんだよ!」
一同「どこぞの女王様芸人かよ!!」
初雪そゆきカズラ「……???」
金盞花こがね・せんか「ってか宇宙人……っぽい存在に地球人のネタが分かるとは思えないんだけど……」
椎造「むぅ?……まぁいい、『ゲッ○ーチームに入れば號に従え』という言葉もある」
一同「ねぇよ!」
盞花せんか「と、言うか……ゲッ○ーチームなら竜馬じゃないんですか?……そもそも號ってチェンゲ版ですか!?
 真対ネオ版ですか!?、原作版ですか!?……どれですか!?」
※的確にいろいろと突っ込む盞花せんかさん……
椎造「うるせぇ!!……とにかくだ……軽く自己紹介をやってもらおうか……何なら他己紹介でも
 構わんぞ」
一同「それは不可能だ!!」
※確かに……カズラのことを知るような人物は……地球上に居ないしね……
カズラ「……初雪そゆきカズラ……私の正式名称は……この星の人の音域では表すことが出来ない……
 出身はこの星の人の言葉を借りて表現するならば『天蓋てんがいあだ』……場所はこの星でルギハクスと呼ばれる
 星の近く……そして、私の目的は……この星の『歴史動き』を観察すること……」
淡々と話すカズラ
生徒「るぎ……はくすぅ!?……どこだそこ!?」
盞花せんか「クトゥルー神話に出てきた天王星のことですよ」
一同「なぜにそんな単語が!!?」
※普通に天王星と言わないのは……きっとどこかズレているから……
椎造「いいか、てめぇら……宇宙人だからって無差別に攻撃するんじゅねぇぞ、どんな報復が来るか分かった
 もんじゃねぇからな!」
一同「誰もしません!!」
椎造「あと、興味があるからと言ってどこまで人間と同じ構造になっているのか確かめるのも禁止だ!……
 そう、例え女子でもだ!」
一同「そんなことするヤツいません!!」
椎造「……チッ、つまらない……」
一同(つまらないって……あんたな……)
ガラガラッ
ビシャンッ
と、いうわけで、椎造は好きなだけ叫び倒した後、教室を後にする……
・
・・
・・・
盞花せんか「で、やっぱりカズラは読書が好きだったりするのでしょうか?」
そして、教室内では、ふれあいタイム♪(どこが!?)
カズラ「……」
盞花せんか「……」
沈黙……
盞花せんか「……あ〜〜〜、っと、読書って分かるよね?」
カズラ「……読書は結構嫌いじゃない」
盞花せんか「うををぅ!!まさかそんな切り返しが来るなんてびっくりだ!……」
と、1人驚き桃の木山椒の木……
盞花せんか「そうか、やっぱり本の虫なのね……ってことは……長門……」
カズラ「……ナガト……その検索結果は3人……」
一同「はい!?」
一同(検索結果……って何だ!?)
盞花せんか「あ〜〜、読書好きな無口な女子高生型宇宙人と、世紀末救世主の兄の従者のムサイおっさんは分かると
 して、もう1人って……誰?」
一同(いや、そこも2人もわかるのはどうかと思うよ……)
カズラ「……時念者の兄の1人……」
盞花せんか「あ〜〜、そういえば、そんなのもいたわ!!」
一同(そして、分かるのかよ!俺達はさっぱりわからないってのに!!)
※え?他にも『ナガト』の名を冠するキャラはいるんじゃないかって!?……まぁ、いいじゃないですか
……と、いうわけで、初雪そゆきカズラ……彼女の活躍は学園編にて推して知るべし!


END

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