B.B.B. 学園編
119の馬鹿 〜台力たいりき家の縁談死合 その3〜



突如学校へやって来たのは台力抜君たいりき・ばつぐんの両親。何でも彼の縁談を進めるべくやってきた……そして、彼を斃した
ものを婚約者とする……オカしな縁談は始まった……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
台力絶岱たいりき・ぜつだい「次の者……行け!!」
*「……はい」
と、また1人、女性が抜君ばつぐんと対峙する……
ひや信子「……すみません」
台力泯殪蠱たいりき・みえこ「……はい?何でしょう……」
信子「……あなたも……これ、やったんですか?」
泯殪蠱みえこ「ええ。勿論」
一同(勿論って……)
泯殪蠱みえこ「初めて趣味が役立ちました」
一同(……いやいや、役立てるところはそこしかないっていうか……役立てないで下さいよ……)
一同唖然……
*「くぅっ……」
と、そのころ、名も無き花嫁候補は敗退していた
台力抜君たいりき・ばつぐん「次だ次!!」
*「5番!呈夢でいむ大美……死合項目はクレー射撃!!」
と、現れたるは……太ももにホルダーをつけ、そこにライフルを装備している女……
初雪そゆきカズラ「……クレー射撃でヘッケラーコック PSG−1……?」
生徒「なぜに……そんなものをぉ!!?」
※と、言うか、今更だが、授業はどうなったんだろうねぇ……もうかれこれ1時間半以上経っていると思うん
 だけど……
呈夢でいむ大美「アンタがどんだけ強かろうと、世界最高のスナイパーライフルたるこのヘッケラーコック PSG−1の前に
 敵は無いのよ!!」
ダガアァンッ
抜君ばつぐん千手必掌せんてひっしょう!」
ガッ
だが、それを片手で受け止める抜君ばつぐん
大美「そんな馬鹿な!!?ブラックタロンを受け止めて無傷だなんてどんなバケモノよ!!」
一同「アンタも鬼かッ!?」
※ブラックタロンってのはダムダム弾みたいな性質を持つアブナイ銃弾です……え?それは拳銃用の弾であり、
 ライフルでは使えないんじゃないかって!?……それは……まぁ、適当に……(マテ)
抜君ばつぐん「どうした?次は!?」
大美「私の……負けよッ!!」
……いかに持つ得物が強力でも、得物に頼っているだけじゃあ勝てないといういい教訓だった……
*「8番!毬紅まりく早苗……ESPで勝負!!」
※ちなみに6、7番は割愛っす!(をいをい……)
生徒「ESPって……」
毬紅まりく早苗「行くわよ!」
シュパッ
突如早苗が消えたかと思うと
早苗「殺ったぁ!!」
パアッ
抜君ばつぐんの背後に大木を宙に浮かせながら登場
早苗「大人しく死になさいッ!!」
ゴオオンッ
大木を抜君ばつぐんに落とす……
※ってか殺すんじゃなく、斃すんですよ……この競技(?)の目的は……
一同「うわぁ……」
さすがにこれには抜君ばつぐんも叶わなかったのではないか……と皆が思っていたが……
抜君ばつぐん「お前の超常は……頂上に非ず」
ダッ
早苗「えっ!?」
ESPではなく、自力で早苗に近づき、そのまま早苗を投げ飛ばす抜君ばつぐん
早苗「ぐ……くうう!!?」
ザダアンッ
絶岱ぜつだい「8番敗退ッ!」
一同「……自力でESPを超える抜君ばつぐんって一体……」
その後……
*「……13番……黒崎魔拿まな。魔術で死合を申し込みます」
※……同じように8〜12の女子は割愛です。……とりあえず抜君ばつぐんに瞬殺されたと思っていただけば……
 問題ないです。(いや、ありまくりだろ!)
一同「魔術って……魔術って……魔術って……」
……いかにも魔女っ娘ですよ〜〜みたいな帽子とマントを羽織り、これまた魔女が使っていそうな杖を持った
女が名乗り出る
絶岱ぜつだい「フッ……彼女は……今までの相手とは違うぞ!いろんな意味でな!」
一同(その言い方凄く気になるんですけど……)
金盞花こがね・せんか(きっと電波系なのね、アノ娘……じゃなくば、天然不思議ちゃんとか……)
信子(魔女に素で勝ったら……本当に人外だね……)
馬鹿(……)
……魔女っ娘魔拿まなVS抜君ばつぐん……この死合は……どっちが勝つのか……


続

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