B.B.B. 学園編
116の馬鹿 〜世にも嬋娟せんけんな『保健』〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ!!その35段!!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
はざま黒姫「はい、注目」
生徒「……あれ!?……先生……」
唐突に黒い保健教師、はざま先生が入ってくる……
生徒「先生、この時間は工業実習のはずじゃ!?」
黒姫「抹下傳紀まつした・もりのり先生が急な出張により、今回の授業は私が勝ち取りました!……
 みんな喜びなさい!」
一同「ええ〜〜!?」
嫌そうな顔をする一同……
一同(……ってか勝ち取った……って何を勝ち取ったんだ!?)
馬鹿「そういえば……あの先生っていつも出張でいなくなるよな……」
偽馬鹿「……顔を見たことが無いような気がするんだけどなぁ……」
生徒「……気のせいじゃないと思う……」
黒姫「はい。違います。彼もいろいろと忙しいのよ……自分の会社の経営とか……おっと、何でもないわ。
 今のは忘れて……何なら忘れさせてあげてもいいわよ……」
とゴソゴソと白衣の中から妙な色の液体の入った注射器を取り出す黒姫
馬鹿(会社経営!?)
※本当にパナソニの関係者だったりするんですか!?抹下まつしたさん……
黒姫「ま、そんなことはどうでもいいのよ……さ、では、授業を始めます」
気を取り直して授業を再開する黒姫
黒姫「はい、今日はおクスリの作成をやってみようと思います」
生徒「おい!」
黒姫「いい?出来上がったおクスリは砌奈せいなちゃんで実験するのよ〜〜」
黒波砌奈せいな「ちょ、待ってくださいよ!なんで私が人体実験の被験体にならなきゃいけないのよ!!」
黒姫「お黙りなさい」
ぴしゃりと切り捨てる
黒姫「漢に戻れなくてもいいのね!?」
砌奈せいな「そ……それは……」
馬鹿(と、言うかあんた、戻す気ないだろ……)
黒姫「そうねぇ……じゃあ……今日はムネノコドウが高鳴るおクスリなんてどうかしら……?恋に
 ちた気分が味わえるわよ」
※『落ちる』じゃなく『ちる』ですか!?
偽馬鹿「いや、無理やり恋に落ちた様な感覚に見舞われたところでどうしろと……」
黒姫「んっふっふっふ〜〜、このおクスリの凄いところは……と、言うか、生物って大抵生まれてから死ぬ
 までに拍動する数が決まっているのよね〜〜〜」
※確か80億回だったような……
初雪そゆきカズラ「……つまり、その薬は恋に落ちたように錯覚させ、無理やり寿命を縮める……と……」
本質を見抜きズバリというカズラ
一同「うぉい!!」
黒姫「ペルフェクティオよ!カズラ!!ご褒美にこの……胸が膨らむおクスリを……」
乳白色の液体の詰まった注射器を取り出す黒姫……
カズラ「要らない!!!」
ズゴゴゴゴッ
それに対し人を殺せそうな殺気を放出して拒否するカズラ
一同「……」
生徒(硲先生アイツ……命知らずだな……)
黒姫「砌奈せいなちゃんに打ちたいと思いま〜〜〜す」
砌奈せいな「ちょっ……先生……」
ぷすっ!
砌奈せいな「きゃん!」
静止するよりも早く、注射を打たれる砌奈せいな……だが……変化が見られない……
黒姫「あらあら……二度打っても効果が現れないのね……これは大発見ね」
砌奈せいな「どこがよぉおお!!」
※いつ打たれたんだ……そんなおクスリ……
黒姫「じゃ、次のおクスリいってみましょうか……」
砌奈せいな「ヒッ……」
すぐさまその場を逃れようとする砌奈せいなだが……
黒姫「んふふふ〜〜、逃がさないわよ〜〜、無限の薬製アンリミテッド・ドラッグ・ワークス!」
ドギョアアアアアアッ
大量のアヤしげな液体の詰まった注射器が宙を舞う……
黒姫「さぁ!実験を始めましょう!!」
金盞花こがね・せんか「こ……固有結界を……持っている!!?」
……砌奈せいなの苦難は続く……と、言うか……終わりが無いのが終わり……
砌奈せいな「ひぃい〜〜〜〜!!!」


END

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