B.B.B. 学園編
111の馬鹿 〜朔氣さっきの修学旅行! その3〜



木美きび椎造の独断と偏見とトラップに塗れた修学旅行……初日は椎造の敗北に終わった……
翌日……
北海道、日高近く
木美きび椎造「……さて、今日はドラフティングを行ってもらう」
馬鹿「何ですか?そのドラフティングって……?」
ひや信子「ん〜〜、ドラフトといえば……為替手形とか通風とか選抜するってな意味だよダーリン♪」
偽馬鹿「その現在進行形って何だよ!?」
椎造「ま、簡単に言えば、河下りだな」
曼珠沙華まんじゅ・さか「それはラフティングです」
椎造「ああ?うるせぇヤツだな……いいかぁ、今回もちょちょいと交渉をした結果快く上方のダムを開放
 してくれた……」
一同「……」
河は濁流でものすごいことになっている。
椎造「くれぐれも勝手に死ぬなよ?」
馬鹿「先生……」
椎造「うん!?」
ドゲシッ
一同、椎造を河に叩き落す
椎造「のぉう!?」
一同「地獄のラフティング、心置きなく楽しんできてくださいね」
椎造「おごおおぇぇががあああ!!!?」
・
・・
・・・
椎造「ゼハ〜〜、ゼハ〜〜、し、死ぬかと思った……」
暫くして下流にて生還を果たす椎造
椎造「てめぇら!教師にこんなことしてタダで済むと思ってんのか!?」
偽馬鹿「そっちこそ生徒を殺すようなことを平気でやってのけるつもりで……何を言う!?」
椎造「うるせぇ!てめぇら!そこになおれ!ビームソードで……」
バリバリバリッ
椎造「ぎゃぴ〜〜〜〜!!」
金盞花こがね・せんか「……ま、水につかっていたわけだし……感電するよね普通……」
椎造「ぐ……ぐぐう……」
そして、次に一行が向かったのは……温泉天国・登別
北海道、登別・登別グランドホテル
嘘阿呆「さぁて、運動もしけないけど、ひとっ風呂浴びるとするか?」
狗訴くそ「……あれ!?椎造アイツは!?」
一同「いねぇな……」
辺りを見渡すが……いない……
生徒「まさか、一番風呂を狙いに!?」
偽馬鹿「……アイツはそれだけじゃ終わらない気がするがな……」
信子「ねぇ、ダーリン、混浴ってあるのかな!?」
馬鹿「ちょ、何を!?」
信子「え?……もう、ちょっと背中の流しっこするだけだよダーリン♪」
一同「『ちょっと』ですることじゃないし!!!」
……その後、どうにかこうにか信子を説得し、何とか混浴を免れた馬鹿……ラッキーなんだかアンラッキー
なんだか……
生徒「だっしゃ〜〜、一番乗りぃ〜〜〜!」
ダダッ
走り出す1人
生徒「行儀悪いぞ……」
生徒「うおおおあああ!!!」
ドッボ〜〜〜
生徒「う熱ぢいいいいいいい!!!」
バッ
瞬間風呂から出る
馬鹿「イキナリ入るからだろ……水でもかけろ……」
生徒「ち、ちげぇよ……この湯気は異常だって……」
カッチ〜〜〜ン
生徒「お、おい、水がいきなり氷に変わっちまったんだけど……」
生徒「……沸騰したお湯に過冷却水か!?」
偽馬鹿「……椎造あンのヤロウ!!!」
一方、女湯でも……
信子「う〜〜、混浴したかったな〜〜」
一同(まだ言ってるよ……)
ガラガラッ
浴室へ入る……と
すっ
イキナリ通せんぼするカズラ
一同「ちょっと……」
生徒「あのね、カズラさん、ここはお風呂って言って……」
初雪そゆきカズラ「大量の監視カメラを察知した。これは『覗き行為』だと思われる……」
一同「椎造あの痴漢んん!!!」
ドタバタドタバタッ
信子「あ、ダーリン♪」
馬鹿「女湯そっちに異常は……?」
おおとり仙花「大量の監視カメラが設置されていたんだよ!信じられる!?」
偽馬鹿「あのヤロウ!!何を考えてやがる!!」
盞花せんか「ま、まさかそっちにも監視カメラ!?」
一同「いやいや、流石にそれは無いから……」
馬鹿「ともかく、椎造あのバカヤロウをとっとと始末するぞ!」
一同「おう!」
……さて、椎造は今いずこ!?


続

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