B.B.B. 学園編
99の馬鹿 〜世にも氛妖ふんような『実習』〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ……30を超えましたよ……の第31段……馬鹿一行はセンター実習を
受けに実習センターにやって来たのであった……
天四斗あまよと、実習センター
*「さぁて、前の時間はペンタゴンへのハッキング方法を習ってきたらしいが、今回の実習はサイバーテロとは
 無関係だぞ!」
一同「ンなこと習ってないわ!!何ですか!?サイバーテロの実習って!!」
*「何だ?違うのか!?」
一同「当たり前です!!」
*「まぁ、いい。俺の名は中野日次、FA先生と呼んでくれ」
一同「何でですか!?」
中野日次「フッ……FAをロシア語で書くとФЭ、これは俺の名前、中と日に似ているだろう?だからだ」
一同「んな無茶苦茶な……」
日次「さて、今回の実習は小さな工場の制御……と言ったところだ。てめぇらは5つの班に分かれて
 それぞれを担当する部門のプログラミングを行い、最終的に順番にプログラムを実行し、ちゃんと指示通りの
 動きをするかどうかを見るというモンだ……分かったか?」
一同「は……はぁ……」
日次「まず、1班はワゴンに荷物を4つ搬入し、そのワゴンをルームAへと運ぶこと」
1班「ふむふむ」
日次「2班はルームAで荷物を2つ所定の位置に降ろし、そのままルームBへ移動する。3班はルームBで
 ワゴンを待機させ、ルームAであるプログラムを起動してもらう。今回はアレだ、文字の印刷ってことに
 してもらおうか」
2班、3班「なるほど」
日次「4班はワゴンをルームBからルームCへと進め、そこで荷物を1つ積み、そのままルームAへと移動
 すること。5班はルームAで下ろした荷物を積んで帰還する。分かったか!」
生徒「質問です!先生!」
日次「あ?何だ?」
生徒「ルームAで荷物を下ろす必要ってあるんですか?」
日次「大いにある」
馬鹿(……何で?)
偽馬鹿(アレじゃね?ルームBからCへ移動するときに重量制限があるとか……)
ひや信子(あ、なるほど……)
狗訴くそ(だったら荷物を1つ降ろすだけでいいんじゃないの?)
偽馬鹿(……う〜〜〜む)
嘘阿呆(いやいや、きっと重量が違うんだって……)
馬鹿(ふむぅ……)
と、馬鹿一行がヒソヒソ亜砒酸(←何最後の単語?)と話していると……
日次「では、今回の工場のモデルだが、コレを使ってもらおう……」
バサッ
赤い布を取り払い、……なぜか工場ではなく、屋敷のモデルをみなに見せる日時
日次「ルームAがここ、BはここでCはここな……ちなみに、入り口はここで……ここから入ってここから
 出る……まぁ、これは普通だな……」
と、指示棒で各々の場所を指す日次
一同「……あの……先生……」
日次「ん?何だね?」
凌霄花しのぎ・そうか「……ルームAが制御室、Bが金庫室の前でCが金庫の中……みたいな感じなのですが……」
日次「うん、それがどうかしたか!?」
一同「これはどう見ても金庫破りのシミュレーションじゃねぇか!」
日次「フッ……」
一同「『フッ』じゃねぇ!!」
信子「ああ、だからルームAで荷物を2つ下ろすんだね」
一同「おいおい」
※つまり、制御室で2人がいろいろと作業し、その間に金庫からお宝を奪おうってワケだな……
日次「なお、ルームAでプログラムを実行してから数分立つと屋敷内にとっつぁん……あ、いや邪魔者が
 続々登場するので素早く作業を終えるように……」
金盞花こがね・せんか「最初の4つの荷物ってルパンファミリーですか!?」
日次「……おし!では早速プログラミングに取り掛かれ!いいかぁ、時間内に出来なかったら全員逮捕される
 ぞ!!」
一同「あのなぁ!!」
……と、言うわけで……何だかんだで……しかも中途半端にセンター実習は終える……
一同「えええ!!?」
※まぁ、ちなみに言うと……最終的なシミュレーションは成功したらしいよ……


END

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