B.B.B. 学園編
77の馬鹿 〜朔夜な林間学校! 中編〜



……それは、椎造の思いつきから始まった地獄の企画……季節外れの林間学校……策の夜叉の特別訓練施設
せるだぁるに訪れた一行は、朔の夜叉四天王からスペシャルな授業を受けることになったのだが……
天四斗あまよと、せるだぁる・某教室
木美きび椎造「ってぇワケだ……刃付はづき死尽しずくによる狂った科学の授業マッドなサイエンスは……なかったことに……」
一同「大いに結構ですッ!!」
一同、叫ぶ……ってか何をやらすつもりだったんだぁ!!!と咆える……
椎造「ってぇわけで……次、朔の夜叉四天王の1人、水衝みなづき死暮しぐれを呼んで来いッ!」
ダダンッ
*「申し上げます、」
椎造「どうした!?」
と、そんなと時、1人の黒服が椎造の前に現れる。
*「その、水衝みなづき死暮しぐれなのですが……先日から刀の狂人と共に剣の修行に出向かれてしまい、連絡が取れません
 ……」
椎造「なぁにぃ!?」
馬鹿(……刀の狂人……久しぶりにそんな名前聞いたな……)
偽馬鹿(ああ……)
紫陽花(……ってか、ひょっとして……彼の行おうとしていた授業って……剣術とか!?)
おおとり仙花(ありえそうで……怖いわね……)
椎造「くっ。残念なお知らせだが……」
一同「いや、先生、ちっとも残念じゃないので気にしないでください」
一同、最もな意見を言う。
椎造「……仕方ねぇな……おい……じゃあ、威憑いつき濃墨こいずみは……奴はどこだ!?」
ザダンッ
と、また、同じように別の黒服が登場し……
*「報告します。その、威憑いつき濃墨こいずみですが、閉鎖空間が発生しただの蒼い神人を倒すだの意味不明なことを
 叫びながら消えてしまいました」
椎造「クソッ……使えないヤロウだ……」
金盞花こがね・せんか「閉鎖空間に神人って……ってか、そもそも威憑いつき濃墨こいずみって……それ、本名なんじゃ!?」
1人、このネタはどうなんだろう……と突っ込む盞花せんかであった……
椎造「ええい……どいつもこいつも……そんなんで天四斗あまよとの治安を守れると思っているのか!?」
一同(ええ!!?何、この天四斗あまよとの治安を守る裏社会の組織……)
凄まじく突っ込みたい一行の最中……
ザッ
馬鹿「……あ……」
また黒服が1人……
偽馬鹿「……最後の1人もどっかいっちゃったんですか?……いや、そうですよね?」
流石に展開が読めた瞬間であったが、一応聞いてみる
*「はっ、鎖突さつき明五めいは、知人のお見舞いに七越病院へいったようです」
椎造「チィッ……」
盞花せんか「いや、鎖突さつき明五めいって……七越病院って……それ、なんてトトロですか!?」
盞花せんか……激しく突っ込む。
椎造「ええい、揃いも揃って……全く……」
と、イライラする椎造
馬鹿「……ってか、四天王とか言いながら自由気ままに動き回っていていいんですか!?……そんなの、
 組織としてどうかと……」
一同「……」
馬鹿、ぽつりと漏らす……
椎造「……仕方ねぇ……」
ピポパポパ……
そうして、椎造は携帯を取り出し……
椎造「ああ、俺だ……捌きの鉄対てっつい……今すぐ来てくれ……ああ、そうだ……スペシャルな
 授業を行おうと思ってだな……は!?誰にだって!?……J2だ!わかってるんだろ……」
馬鹿(今度は誰を呼ぶんだよ……)
風信子(裁きの鉄鎚とか言ってたね……)
椎造「ああ!?拒否するだと!?……貴様……策の夜叉盟主の言葉を聞けないってのか!?……何ぃ!?
 もう、カズラ対策委員会なんてやめていいですから、お願いしますだぁ!?てめぇ、それでも、その年で
 メイド服を着る勇者じゃなかったのか!?……はっ!?それとこれとは別だぁ!?」
一同「……」
一同、いろいろと突っ込みたいところは山積みだけど……もはや、どうでもいい感じ……


続

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