B.B.B. 学園編
41の馬鹿 〜世にも蠱惑こわくな『地理』〜



1年もそろそろ終わり……でも怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズは終わることは無い!!さぁ!では、第8段
行ってみよう!!
一同「もう、終わって……」
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業、J1
*「てめぇら……俺様がかつて7つの海を駆け巡った伝説の勇者、毒電波祐ぶすでん・なみのすけだ!」
一同「毒電波……祐って!?」
※チリチリチリチリ≒地理ってことですね……
毒電波祐ぶすでん・なみのすけ「おおっし!早速だが世界の七不思議について勉強するぞっと」
一同「イキナリですね……」
波祐なみのすけ「まずは世界の七不思議のうち、唯一現存している物件、ギザの大ピラミッドについてだ……知っての
 通り、このピラミッドはギザの三大ピラミッドの1つ、ズフ王のお宝を……あらっ!?」
金盞花こがね・せんか「なぜ唐突にデドアラのルパンの真似をするんですか!先生!!」
波祐なみのすけ「こ〜〜れがまた、一番似てねぇ〜〜んだから……」
一同(何か妙にウマイし……)
波祐なみのすけ「そ〜〜りゃないぜ〜〜とっつぁ〜〜ん」
一同「先生!授業に戻ってください!……ってか現実世界に戻ってきてください」
波祐なみのすけ「ン……ゴホン……すまんすまん、ついついクリカンのモノマネをしてしまったな……」
一同(ルパンのモノマネじゃあないんだ……)
波祐なみのすけ「あ〜〜、どこまでいったか!?」
狗訴くそ「……ズフ王がどうのってところで脱線しました……」
波祐なみのすけ「おう!そうかそうか……」
曼珠沙華まんじゅ・さか「クフ王だからズフ王ってわざと間違えたんですか?」
波祐なみのすけ「おう!」
馬鹿(威張って言うことじゃねぇだろ……)
波祐なみのすけ「あ〜〜、じゃ、話は戻るがな……このクフ王のピラミッドはピラミッド建築の頂点とされ、最大規模を
 誇る。……特に14世紀、ゴウカン大聖堂の中央塔が建てられるまで世界最大だったと……」
生徒「せ、先生……『ごうかん』じゃなく、『りんかん』っす……」
ちょっとハズかしそうに1人の生徒が語る
波祐なみのすけ「ぬぅ!?」
※いやいやいや、アメリカの大統領に物凄く失礼です!!
波祐なみのすけ「ところで豆知識だが、ピラミッドは古代エジプト語では何という?」
ひや信子「はいは〜〜い、メルです」
波祐なみのすけ「その通り、他にミル、ムルとも言い、これでマル、ミル、ムル、メル、モルの五段活用が出来るという
 寸法だ……」
一同「どんな寸法だ!!」
※マルは○、モルはmolね。(どうでもいい……)
波祐なみのすけ「おっし、じゃ、ギザの大ピラミッドについて詳しいことは世界史の授業で習ってくれ」
一同「今、教えるんじゃないんですか!?」
波祐なみのすけ「当然だ!」
一同「あのなぁ……」
波祐なみのすけ「おっし!次、バビロンの黄金伝説……じゃなかったバビロンの空中庭園」
盞花せんか「……ルパン好きですねぇ……先生」
波祐なみのすけ「おう……ルゥ〜〜パァ〜ン(ダミ声)逮捕しちゃうぞ♪(裏声)」
一同「やめてください!!」
波祐なみのすけ「ちなみに、この空中庭園だが、看板に偽りありもいいところの物件で、ラピュタのような空を飛ぶ庭園
 なんかじゃなく、高台に造られた庭園だ!」
一同「そんな夢を壊すこと言わないで下さい……」
波祐なみのすけ「あ〜〜、このバビロンの空中庭園だが、紀元前600年頃にコスモバビロニアの王である……」
沙華さか「新バビロニア王国です。先生」
波祐なみのすけ「おっと、つい……」
一同「『つい』でコスモバビロニアが出てくるか!!」
ガタンッ
盞花せんか「私は出てくる!!」
1人席を立って叫ぶ盞花せんか
嘘阿呆「わ、分かった……分かったよ……盞花せんかぁ」
一同「……」
一同、やや呆れ気味……
波祐なみのすけ「で、だな……その王、ネブカドネザル2世がメディア出身の王妃アミュティスを慰めるためにバビロン
 に建造した庭園である。……ちなみに、紀元前538年のペルシアンによる侵略の……」
一同「ペルシアンじゃなくペルシアだろうが!!」
波祐なみのすけ「ハッハッハッハッハ、ニャースと言わなかっただけいいじゃないか」
一同「よくないッ!!」
……と、まぁ、こんな風に地理の授業は進んでいくのだ……


END

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