B.B.B. 学園編
39の馬鹿 〜世にも緊迫なスキー!〜



新潟、或肩あるかた温泉スキー場までスキー合宿に来た怒零湖工業の面々……しかし、この合宿は
台力抜君たいりき・ばつぐんプロデュースの……トンでも授業シリーズの一環……かくて、ジャンプあり、崖あり、山あり、
何でもありのスキー競争は始まったのであった……
新潟、或肩あるかた温泉スキー場・頂上
狗訴くそ「馬鹿……」
馬鹿「……ああ、俺達も……行くしかねぇな……」
ひや信子「ダーリンッ」
抱きッ
馬鹿「うわっ、信子、こんな時に抱きつく……」
ズルズルッ
馬鹿、信子「のはぁあ〜〜〜!!!?」
かくて、馬鹿と信子は愛の逃避行♪
馬鹿「絶対に逃避行じゃねぇし!!!」
偽馬鹿、嘘阿呆「……」
狗訴くそ「……し、慎重に……行こうぜ……」
偽馬鹿「だな……」
・
・・
・・・
一方、麓では……
抜君ばつぐん「ふぅ……やっぱり、フィン・ファンネルスキーにして正解だったな……あんな頂上から滑り降りる
 ヤツは無謀でも何でもないぜ!」
※そうさせるように仕向けたのはアンタだ……
抜君ばつぐんは優雅なひと時を満喫していた……
抜君ばつぐん「しかし、遅いな、奴ら……とっとと降りて来いってんだ……0.02秒の世界が見えないのか!?」
※いや、アンタ、何を言っている!?
*「……おお〜〜〜〜!!!?」
とか何とか言っていると……遠くから叫び声が……
*「とぉ〜〜〜〜めぇ〜〜〜てぇ〜〜〜〜!!!!」
巨大な雪玉が抜君ばつぐんのもとに迫る
抜君ばつぐん「ハッ!笑止ッ!その程度で俺を襲おうなんぞ……ハッ、フィン・ファンネルスキー・オールエッジ攻撃アタック!」
ズバシュアアアッ
フィン・ファンネルによる飛翔+スキー板のエッジによる斬撃
バカアッ
雪玉が斬り刻まれ、中から生徒が……
抜君ばつぐん「俺様を狙うとはいい度胸じゃねぇか……ああ!?」
生徒「誰も好き好んでアンタを狙ったんじゃねえわ!!」
生徒「止めて!止めて!止めてぇ〜〜〜!!」
ザザザザザザッ
更に異常なスピードで滑ってくる生徒一向
抜君ばつぐん「おっしゃ!息の根止めてやる、全員来ぉい」
一同「い……やだあ!!!」
ズギャギャギャギャギャッ
流石に殺されるのはイヤなので必至にブレーキング……何とか止まることが出来たことに対して抜君ばつぐんは……
抜君ばつぐん「ほら見ろ……やればできるじゃねぇか!!」
一同「出来ることならやりたくありませんでしたよ!!」
一同、足の筋肉に異常な痛さを訴えながら訴える……
馬鹿、信子「うはぁ〜〜〜れぇ〜〜〜!!?」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッ
そして、馬鹿と信子の愛の結晶(巨大な雪玉)も降りてくる
抜君ばつぐん「うおっしゃぁ!!壊し甲斐のある雪玉じゃねぇか!行くぞ!!フィン・ファンネルスキー・オールエッジ
 攻撃アタック!」
ドッ
一足飛びにかかる抜君ばつぐん
一同(壊し甲斐があるって……おい……)
抜君ばつぐん「はっはぁ!!!死ねぇい!!そこの雪玉の生徒ッ!!」
馬鹿「死……ねるくぁ!!!」
ガギイイイッ
ストックでスキー板のエッジを受ける馬鹿
抜君ばつぐん「ぬ……ぬぅう!?……こんな芸当ができるなんざ……まさか……馬鹿!!?」
馬鹿「ぜは〜〜、ぜは〜〜、ぜは〜〜〜、死ぬかと思った……」
衝撃で雪玉は破壊され、そして、信子も無事に救出……
※で、まだ激突したままです
ザザザザザッ
偽馬鹿「馬鹿……無事だったか……」
馬鹿「……ああ、なんとか……な……」
と、そこへ、残りの生徒もやってきて……
ズドガキイインッ
抜君ばつぐん「ほげあ!?」
最後にはカズラ登場、これが天罰だ!とでも言わんばかりに抜君ばつぐんの上に着地する
初雪そゆきカズラ「……ふぅ……」
一同「カズラ、ナイス」
カズラ「スキーって結構楽しい……」
一同「でも、それはスキーじゃないよ……」
抜君ばつぐん「ふ……ふっふっふっふ……てめぇら……いい度胸じゃねぇか!!おっし!野郎ども、もう一度頂上
 から滑りなおすぞ!!!」
一同「や……めてぇ!!!!!」
スキー場に切なる叫びが響き渡り……そして、直後、カズラの鉄拳制裁による抜君ばつぐんの悲鳴が響き渡ったと
言う……


END

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