B.B.B. 学園編
37の馬鹿 〜世にも裂帛な野球観戦〜



怒零湖ドレイコ工業のトンでも授業シリーズ……今回は授業を飛び出して野球観戦……の前に、抜君ばつぐんによる球団の講義
……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J1
台力抜君たいりき・ばつぐん「おっしゃ!次の体育はみんなで野球観戦を行う!いいか!サッカー観戦を行った奴は死刑だ!」
一同「野球観戦にいってどうやってサッカーを観戦できるんですか!?」
抜君ばつぐん「喧しいッ!言葉の例えだ!!」
一同(どんな例えだよ……)
抜君ばつぐん「さぁて、ところで、てめぇらは一体どれだけ球団の名前を知っている……ん〜〜」
生徒「はいっ。まずは何と言っても弱さがジーマンズ抜君ばつぐん「ほぉう?真っ先にそれが思い浮かぶとはやるな……そう、弱さがジーマンズ……弱さだけが取り柄だがどれだけ
 負けようとも決して球団が無くならない日本野球界最大の謎を秘めた球団だ」
狗訴くそ「弱さがジーマンズが出てきたらやっぱり半”神”タリバンズだろ?」
抜君ばつぐん「半”神”タリバンズ……アラーの力を借りコーランを携帯する武装球団。かの球団はコーランとアラーの
 思し召しにより神がかり的な勝利を得るという……最近はアメリカを敵視しているいわくつきの球団だな」
馬鹿「……はぁ、そんなのあるんだ……」
抜君ばつぐん「何だ?貴様……知らんのか!?」
馬鹿「……あ、まぁ……」
抜君ばつぐん「けしからん……貴様、それでも野球少年か!?」
馬鹿「いえ、全然違います」
※ちなみに、馬鹿は野球というか、スポーツ全般が嫌いだったりするのですよ。
抜君ばつぐん「……」
馬鹿「……」
しばしの沈黙……
抜君ばつぐん「では、他の球団は……?」
生徒「だったら、ヤク打ちズラカローズなんてのは?」
抜君ばつぐん「おお、ドラッグの力を借りて人外の力を出す球団。今だに麻薬取締法によって逮捕されないのが不思議な
 球団として有名だな……」
※なるほど、だから『ずらかろう』ズ(ちょ、待ちなさい……)
馬脱まぬけ「先生、日本アマチュア無線ハムファイラーズってのも……ありますよね?」
生徒「ああ、あの連絡はすべてまずは無線で行っているからボールを取り逃すことが多すぎるあの球団ね」
生徒「他にも中立ドリラーズとか……」
金盞花こがね・せんか「ドリルはいいよね。チェンジ!ゲッ○ー2!!とか叫びたくなるよね!!」
と、ドリルに食いつく盞花せんか
一同(いや、それはお前だけだろ……)
抜君ばつぐん「あ〜〜、ちなみに、中立ドリラーズはバットがドリルという球団で試合の度にボールが削られていくという
 ちょっと疎まれている球団として有名だ」
奴柱どじ「後は……ターンエーポップンズとかもあったよな?」
盞花せんか「そう、太鼓の達人、ビートマニア、ギターフリークスで鍛えた腕力とDDRで鍛えた軽やかなステップ
 にて敵を翻弄する最も華麗なる球団」
※まて、その球団、鍛え方間違ってるぞ……
生徒「他には金欠オリコンズなんてのも……」
抜君ばつぐん「なぁにぃ!?あの貧しいだけのオリコンランキングにランクインしたことしかない球団のどこが面白い
 ってんだ!」
馬鹿(オリコンランキングにランクインしたことあるんだ……)
※むしろ球団がそんなことできたってことの方がすごいよ!
抜君ばつぐん「さて、あらかた球団は紹介したか……?」
初雪そゆきカズラ「……ピロシキ魔竜王ガーヴ……」
ぽつりとカズラが漏らす……
抜君ばつぐん「おお!そんな球団があったことを忘れていた……さすがだな……宇宙人!」
馬鹿「……えっと……その……ピロシキ魔竜王ガーヴってのは……?」
抜君ばつぐん「なんだ?そんなことも知らんのか!?このピロシキ魔竜王ガーヴってのはなぁ、その昔あった球団だが、サッカー
 界のチームと戦って負け、そのまま日本球団連盟から追放され、一時孤立していたが、遂にはある球団に
 よって潰された伝説の球団だぞ!」
馬鹿「いや、知りませんよ……」
※あれ?なんだかすご〜〜く、スィーフィード世界の魔族の5人の腹心の1人と同じような境遇を辿った球団に
 思えるんですが……
抜君ばつぐん「おし!と、いうわけで、講義も終わり!野郎ども!とっとと野球観戦に行くぞ!!」
一同「……お〜〜」
……と、いうわけで、野球観戦に行くことになったのだが……まさかこの観戦があんな事態なろうとは……
今は、誰も知らない……
※そして、どんな事態になったのかは……激闘編にてお楽しみください。


END

前の話へ 戻る 次の話へ