B.B.B. 学園編
36の馬鹿 〜世にも偏屈な『音楽』〜



怒零湖ドレイコ工業のトンでも先生シリーズ……その中でも今回は比較的まともな部類に入るだろう……ってな伝説
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・第一音楽室
一同「ワイワイ、ガヤガヤ」
*「さ、今日は前回言ったとおり、音楽能力のテストを行うわよ!」
音楽教師、松葉隆美のお出ましだ〜〜い!
松葉隆美「そこ!誰が私の名前が『真っ裸』よ!私の名前は『松葉隆美』!!……ったく……シバくぞ!!」
一同「誰も言ってませんって!先生!!」
※松葉隆美≒真っ裸……っておい!
初雪そゆきカズラ「……音楽能力テスト……?」
初雪そゆきカズラ……前回の物理の授業によって天王星近く、天蓋てんがいあだよりやってきた交換留学生。
隆美「おんや〜〜、宇宙人には少し分かりにくかったか……うん。簡単に説明するとね。カラオケか音げぇで
 高得点を叩き出せばOKってな試験」
……と、カラオケマシーンと音げぇの機械が既にセットしてある。
※カラオケはいいとして……『音げぇ』って……
生徒「おっしゃ!!俺が毎日放課後ゲーセンで鍛えた太鼓の達人のテク見せてやるぜ!!」
隆美「はい、そこ、静かに!!いい?音げぇにあるのはDDRとBM98!ギターフリークスや太鼓の達人は
 ありません!!」
生徒「んなっ!?」
金盞花こがね・せんか「……BM98だけ何か違うと思うんだけど……」
※他のはゲーセンにもあるけどBM98だけなぜかパソコンソフト……
隆美「おっし!じゃトップバッターはいないか〜〜!?」
生徒「先生!出席番号順にしないんですか!?」
隆美「うん。しない」
一同「何でさッ!!」
隆美「やっぱこういうのって俺が先だ〜〜ってのが醍醐味じゃない?……他にもお前の十八番聞きたい〜〜
 とか言って曲を入れるとかさ〜〜」
一同「本当のカラオケじゃないんですから!!テストなんでしょ!!?」
隆美「チッ……堅いなぁ……みんな……」
一同「先生がゆるすぎるんです!!」
・
・・
・・・
結局、好き勝手に歌うことに……
※出席簿順にしないのは五十音順に書くのが面倒だからです。(うぉい!)
馬鹿「静寂を〜〜破〜るよ〜うに〜〜ム〜ネ〜ノ〜コド〜ウ〜響〜い〜た〜〜♪」
と馬鹿が『涙の刃』を歌い……
偽馬鹿「……君たち〜辛いこ〜と〜は〜解る〜〜♪されども〜命令〜〜受け取れ〜〜ば戦〜場〜〜♪」
と偽馬鹿が『コスモスより愛を込めて』を熱唱し……盞花せんかはご自慢のBM98で高得点を披露する……
凌霄花しのぎ・そうか「……大人もわりと〜背伸びしながら〜生〜〜き〜〜て〜〜る〜〜らし〜いな〜〜♪
 時に〜羽を〜ちゃ〜〜ん〜と〜〜休めてい〜るのか〜〜♪」
霄花そうかも十八番の曲を熱く歌い……
ひや信子「……ほ〜〜ら〜〜お〜びえな〜いで〜〜こっ〜〜ち〜へ〜お〜〜いで〜〜イ〜イ〜コにして〜〜たら〜
 痛〜み〜〜は一〜〜瞬〜〜♪」
信子も負けじと熱唱!!
※……なんでリリィだとかフォルテだとかの曲しか劇中に登場しないんだ!
……とある生徒はLove Slaveを恐れ気無く歌いきりみんなの注目を浴びた……
一同「……コイツ……ツワモノだ!」
……ちなみに音げぇを選んだ生徒は全体の2〜30%でした……(そんな報告いらんよ!!)
隆美「はいは〜〜い、みんな終わった〜〜!?先生は誰がどんな試験を受けたかいちいち覚えてないから……」
一同「覚えていてくださいよ!!試験なんですから!!!」
※全くだ……
カズラ「……」
すたすたすたすた……
と、カズラさん前に出る……
生徒「……あれ?そういえば……まだ初雪そゆきさんはやってなかったっけ!?」
カズラ「……大体は理解した。様はカラオケマシーンに表示される歌詞を寸分の狂い無く歌えばいいのだろう
 ……?」
一同「……」
※そんな人間離れした技をやってのければ100点も取れるのかな!?
隆美「ええ、そうよ。じゃ、カズラさんの初カラオケです!!」
カズラ「……」
・
・・
・・・
ちなみに……彼女……事前に誰かが歌った『Happy Flight』を歌い、見事に100点を出した
そうな……
一同「すげぇや、カズラ!!」


END

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