B.B.B. 学園編
33の馬鹿 〜世にも危険な『化学』〜



怒零湖ドレイコ工業には椎造率いる危険な先生がうじゃうじゃとおり……今日はそんな椎造が選んだ狂先生の授業の
1コマをお伝えしよう……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J1
木美きび椎造「おっし!じゃ、今日もみんな、死なない程度に頑張れよ!」
生徒「先生!なぜそんな物騒な言葉を言うんですか!?」
椎造「ああ?そりゃてめぇ……『死なない程度に頑張れよ』と忠告しなかったせいで死亡事件でも起きて
 みろ、後々厄介だろうが!」
一同「だったらそんなアブない授業をするな!!」
バビ〜〜ン
椎造「ああ?文句あるか!?あるならかかって来い!このビームソードで話を聞いてやる!」
ビームソードを展開して話す椎造
一同「……ありません!!」
・
・・
・・・
怒零湖ドレイコ工業、化学室
*「私がお前達をロシアへと誘う蒼き炎の化学教師、閣葉凄四かくは・すごしだ。覚えておけ!」
凌霄花しのぎ・そうか「なぜロシアへと誘うのかしら?」
閣葉凄四かくは・すごし「おし!じゃ、早速授業の前に防護服を着ろ〜〜。いいか〜〜この防護服は少しでも隙間やら亀裂が
 入っていたらアウトだと思え!」
一同「一体何する気ですか!……ってか何させる気ですか!?」
凄四すごし「ん?ちょっと核の臨界実験をな……」
一同「『ちょっと』で行う実験じゃないです!!」
金盞花こがね・せんか「……なるほど、だからロシアへと誘う蒼き炎の化学教師と言うわけか……」
一同「え!?どういうこと!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「ロシアにはチェルノブイリという場所がありまして……」
紫陽花「……まさか……蒼き炎って……核の臨海時に見えるってアレ!?」
馬鹿「……生きて帰れる授業になるんでしょうね?先生」
凄四すごし「何を怯えている!お前ら……核はいいぞぉ……核は……なんたって原爆と原発に使われているん
 だからな……」
一同「なぜにその2つなんだ!!」
凄四すごし「うるさい!ともかくな……近年放射能汚染やら原発の不祥事が相次いでいるのはみんな普段から核に
 慣れ親しんでいないからである。そこで、学生のうちから核に慣れ親しんでおけばそんな危険に晒される
 こともないし……」
生徒「……なんだか妙に納得できるけど……凄まじく間違っているとも言える……」
凄四すごし「それに、もしかしたら放射能を浴びることによってさらなる進化を遂げるかもしれんしな……」
一同「進化なんてしませんよ!!」
凄四すごし「……おっと、その前に知識として知っておいたほうがいいだろう……ウランには235と238の
 2種類がある……さて、ここで問題だ……原爆、リトルボーイに使われたウランはどっちかな?」
ひや信子「はい、ウラン235です!」
凄四すごし「よろしい、では、原爆、ファットマンに使用されたのは?」
おおとり仙花「ダマされませんよ、先生……ファットマンに使われたのはウランではなく、プルトニウムです!」
凄四すごし「ををを!!今年の生徒は凄いな……毎年『じゃ、ウラン238です!』と答える取り巻きが多いんだ
 ……よしよし、じゃ、続けるぞ……核兵器、ネギボウズに使われたのは?」
一同「先生、何すか!?そのネギボウズって!?」
凄四すごし「んなっ!?お前ら……ルパン三世yを読んだこと無いのか!?」
一同「マンガの中の核兵器かよ!!」
盞花せんか「先生、あの核兵器はウランが使用されているのかプルトニウムが使用されているのか劇中で出てきません
 でしたよ。よって今の問題は無効です!」
1人サラっと答える盞花せんか
嘘阿呆「……さすがに漫研にいるだけのことはあるな……」
盞花せんか「えへへ〜〜、すごい?」
凄四すごし「ゴホン……あ〜〜、本当はもっと核の素晴らしさについて語りたいところなんだが、ここいらで実験を
 始めないとな……」
ギギギギギギギッ
分厚い扉を開く凄四すごし
凄四すごし「では、核の臨界実験を始める。みんな、放射能がきたと思ったら完全回避しろよ!放射能障害がおきるぞ」
一同「無茶言うなぁ!!!!」
かくして、すさまじく危険な実験は行われたのであった……
※……ちなみに、無事にみな生還しました……


END

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