B.B.B.
30の馬鹿 〜はぢめての高校! 前編〜



……春休みを話の都合上かっ飛ばし……馬鹿一行はついに高校デビュー♪
※『都合上かっ飛ばし』って……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業高校・J1
*「あ〜〜、諸君、よくぞ受験戦争という戦火を潜り抜け我が怒零湖ドレイコ工業へ生還してくれた」
一同「本当の戦争じゃないんだから……」
*「俺が貴様らを3年間担当することになった木美きび椎造である!覚えておけ!!」
一同「……」
木美きび椎造「あ〜〜、そういえば、銅鑼言ドラゴン中学出身のヤツもいたな……おい!」
馬鹿「はい!?」
椎造「嘉禎かていのヤロウは元気にしてるか!?」
馬鹿「元気も何も……」
狗訴くそ「……銅鑼言ドラゴン中学を支配しちゃってます」
椎造「わははは!やるおるわ!あの若造。そうかそうか……あいつが学校1つ制覇か……」
奴柱どじ「……あの〜〜、先生……嘉禎かてい先生とはお知り合いなんですか!?」
椎造「うむ、ヤツの上司が俺だ!」
一同「んなっ!!?」
一同(上司って……何さ!?)
※ってことは……木美椎造この先生嘉禎京氏かてい・きょうしを上回る強烈なキャラなのか!?……多分そんなキャラ
 を作ることは無理だと思うんですが……(製作者がそんなんでどうする!?)
馬脱まぬけ「……じゃ、先生……」
椎造「ん?何だ!?」
馬脱まぬけ「……まさか先生もこの学校を牛耳っていたりするんですか!?」
椎造「まさか、いくらなんでもそんなことはせんぞ。ただ、この高校の全統制を任せてもらっているだけだ!」
一同「そういうのを牛耳るとか支配するとか言うんだろうが!!!」
うわぁ……この高校……ダメかも……(おいおい!)
馬鹿「……じゃ、先生……」
椎造「おう!何だ!?」
馬鹿「……離愁りしゅうってな人に心当たりがあったりします?」
椎造「な……にぃいいい!!?」
ガタ〜〜〜ン
オカしな格好で驚き退く椎造
椎造「貴様……何故あの『刀の狂人・藻零離愁もれ・りしゅう』のことを知っている!!?」
馬鹿「……えっと……なんと言うか……部活の顧問に……でっち上げられたと言うか……」
椎造「あ、そう」
今度は何事も無かったかのように元に戻る先生
一同(……さっきのリアクションは一体!?)
凌霄花しのぎ・そうか「で、先生、結局離愁りしゅうさんとは知り合いなのですね?」
椎造「フッ……知り合いも何も、アイツも俺の部下でな……あの薄気味悪い笑い声は一度聞いたら忘れられ
 んよ!」
馬鹿一行(……確かに……)
椎造「……そうかぁ……ヤツも銅鑼言ドラゴン中学にいるのか〜〜」
※どんな部活なんだって聞かないんですかね?
馬鹿「あ、でも、部活俺らしかいなかったし、卒業しちゃったんでもういないかも……」
椎造「何を寝言を言っている?あいつが一度住みついた場所からどくわけ無いだろ?」
馬鹿一行「……」
※『住みつく』って……あのなぁ……
椎造「そうかぁ……じゃ、今頃銅鑼言ドラゴン中学は2人の部下が支配する修羅の国みたいなことになっているんだ
 なぁ……」
馬鹿「……俺ら、トンでもないもの残して卒業したんだな……」
狗訴くそ「……ええ……考えるだに恐ろしい……」
負の遺産を残してきたことにえらく公開する馬鹿一行……銅鑼言ドラゴン中学のみなさんに……栄光アレ……
椎造「まぁ、そういうわけだ……これから3年、貴様らをゴルゴ13のようなプロに育てるからまぁ、
 死なない程度に頑張れ!」
一同「情報系のエリートに育ててくださいよ!!お願いですから!!」
椎造「ああ?……おい、そこの4つの席……なぜ空いてるんだ!?」
※今更ながら座席に空白があることに気がつく椎造
ひや信子「……まだ見てないです〜〜ねぇ、ダーリン」
抱きッ
馬鹿「だから〜〜、離れてくれって……」
椎造「ハッハッハ!売春を謳歌するのも学生の領分だな」
一同「売春じゃなく青春!!!」
と、そこへ……
ガラガラッ
*「教室を間違えてました……すみませ〜〜ん」
と、入ってくる一行……
馬鹿「あああああ〜〜〜!!!?」
……一体……誰が!?


続

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