B.B.B. 学園編
29の馬鹿 〜受験戦争の試練! その4〜



阿呆を反面教師に一同は受験へと臨む……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業高校
担当教員「はい、ではまず筆記試験を開始します……」
バッ
一斉に試験用紙を表替えす一行
奴柱どじ(何々?問1……偶数の完全数を導出する式を書き記せ……これは簡単だな……)
紫陽花(問2……奇数の完全数を導き出せ。……なお、この問題に正解したものはフィールズ賞を進呈する
 !?)
※フィールズ賞……数学のノーベル賞。
奴柱どじ(問3……最も小さな友愛数の組を書き記せ……え〜〜っと……)
馬脱まぬけ(科学……問1……冥王星の惑星番号を答えよ……)
おおとり仙花(問2海王星以遠天体のことをアルファベット3文字で何と言うか……?)
馬脱まぬけ(問3、準惑星に分類される可能性のある天体を5つ書き記せ……えっと……確か……)
狗訴くそ(……よし、次は国語だな……次の漢字の読みを答えよ……1・奇巌網縛、2・霊王崩爆発旋、3・
 脳天蹴り……)
凌霄花しのぎ・そうか(次の語句を組み合わせて2字の熟語を作りなさい。……1・不一口了、2・烏ニニ人一月鳥令、
 3・骨骨蜀口日女十、4・十イ一大加日……)
狗訴くそ(次の空欄を埋め、熟語、もしくは技名を完成させよ……感□無量、千□万□、七□八□、七星□□
 ……)
※……ってかどんな試験だ!?コレ!?
担当教員「はい、そこまで。答案用紙は裏にしてそのままにしておいてください。次は教室を移動して実技の
 試験を受けてもらいます……」
・
・・
・・・
教室を変え……
担当教員「実技の試験ですが、画用紙とコンパス、定規、はさみなどを作って正20面体を作ってもらいます」
馬鹿(正20面体かぁ……)
ひや信子(正三角形を20個作ればいいんだよね?)
※……間違っちゃいないが……何!?この実技試験……筆記試験に比べると遥かに簡単なんだけど……
カリカリカリカリ……ジョキジョキジョキジョキ……ペタペタペタ……
画用紙にコンパス、定規などを駆使して制作を行う一同
担当共感「はい、そこまでです。そのままにして退出してください。教室を移動して最後の面接を……」
生徒「しまったぁ!俺、正20角形作ってたぁ!」
※それはスゲぇな……ある意味……
いよいよ次は最大の関門……面接
面接官「111番」
馬鹿「はい……」
コンコンッ
面接官「どうぞ……」
ガラガラッ
馬鹿「失礼します。銅鑼言中学から来ました、加糖蛮都です。よろしくおねがいします」
面接官「どうぞお座りください」
馬鹿「失礼します」
面接官「では、面接を始めます」
・
・・
・・・
面接官「ごくろうさまでした。では、気をつけてお帰りください」
馬鹿「ありがとうございます」
※え!?面接はカット!!?
……帰り道……
馬鹿「ふぃ〜〜、終わったよ〜〜」
信子「後は発表だね、ダーリン♪」
狗訴くそ合格うかってるといいっすね……」
霄花そうか「きっと合格に間違いないですわ!!」
奴柱どじ「これでやっと遊べるってモンだな……」
馬脱まぬけ「おうよ!」
※あれ!?滑り止めとかは……受けないんですか!?皆さん!?ツワモノだ……
……そして話の都合で一同は合格発表日まで飛びます
※おいおい……
馬鹿「えっと111番111番……」
信子「ん〜〜っと……112番はっと……」
みんな張り出された番号をじろじろ見回し……
一同「あ!!あったああああ!!!!」
全員……合格!!
信子「ダ〜〜〜リンッ」
抱きッ
馬鹿「ちょ、おい……信子・・人前!人前!!」
いつもより気合をいれてハグハグしております。(うわ〜〜)
※なお、話の都合で卒業式なお話は書きませんのであしからず。(おいおい)
阿呆「……ねぇ、俺は……どうなったわけ!?」
※ちなみに……阿呆は……まぁ、中学卒業は出来たってことで……
阿呆「おい!何だよ!それ……つまり……それって……」
……かくて、中学編という前座は終わり……一行は高校編という本編へと突き進む!


END

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