B.B.B. 学園編
25の馬鹿 〜命がけの冬休み! 後編〜



中学最後の冬休みは……嘉禎京氏かてい・きょうしの陰謀により自然消滅……かくて、一行は冬休みを返上して補習を受ける
ことになったのだが……これが、まさか命がけになろうとは……
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学
新透明あらとう・あきら「では、早速化学反応のDVDを見て学習してもらうことにします。と、言うわけでインパルスのコント集
 を……」
すっとDVDを取り出す科学教師
一同「それはお笑いのDVD!!」
すかさず突っ込みが入る
あきら「はぁ!?何を言う……お前らインパルスの二つ名を知らんのか!?」
狗訴くそ「……『ボケと突っ込みの化学反応』……だったような……」
一同「……まさか……」
あきら「そうだ!『ボケと突っ込みの化学反応』……つまり、化学反応のDVDであっているだろ!!」
一同「違います!!全然違います!!」
あきら「うるさい!!いいか!テメェら!どいうボケとどういう突っ込みが反応してお笑いという化合物が産出
 されるのかよく見ておけ!ここは入試に出るぞ!」
一同「どこの世界にそんな入試があるんだぁ!!!!」
※全くだ……
・
・・
・・・
そして悪夢のような笑える授業は幕を閉じ……
※どんな表現だ!?
凌霄花しのぎ・そうか「ふふ、『私の名はヨハン、ヨハン・リーベルト……これから先、貴様に地獄を見せる漢だ!』って件は
 なかなか面白かったですわ」
※何か隼人が混じってます
おおとり仙花「……まぁ、それはいいとして……このDVDを見て入試って……どんな試験よ、それって……」
一同「……」
狗訴くそ「と、いうか……自習していたほうがよくないか?」
一同「……だな……」
と、いうわけで、一行は自習をと決め込む……
一方そのころ……
銅鑼言ドラゴン中学・武道館
ズドゴスッ
阿呆「ほげはあぁ!!?」
嘉禎京氏かてい・きょうし「チッ……たかが斬撃の1発や2発でへこたれるようじゃ話にならんぞッ!!」
阿呆「普通は死にますって!最初の一撃で!!」
京氏きょうし「ハッ、心頭滅殺すれば火もまた涼し……体も心も滅してしまえば暑さも寒さも感じられんから大丈夫と
 言うことだ!」
阿呆「なるほど……ってそれ、死ぬってことじゃないですか!!」
ダンダンダアンッ
京氏きょうし「煩いぞ!阿呆!!」
阿呆「ほげぇっ!?」
……と、いうわけで……阿呆は阿呆で何の特訓かは知らないが、1人真剣道部の合宿を受けていた……
京氏きょうし「さぁ!次の斬撃に行くぞ!!」
阿呆「ちょ、ま……待って……」
京氏きょうし「斬撃は急には止まらない……ましてや、突進していればなおさらのこと……阿呆!死ねぇああ!!」
ズドガアアッ
阿呆「のはああ!!?」
……かくて、阿呆はその命を盛大に散らしたのでった……
阿呆「だから、俺は死んでないっての!!……これで何回目だよッ!!」
・
・・
・・・
と、何だかどうにも阿呆の諸事情はさておいて……3−Bでは……
ガラッ
京氏きょうし「てめぇらっ!」
突如出現した京氏きょうしに一同は沈黙し……
京氏きょうし「折角、冬休みを返上して狭い教室に若い男女がひしめいているんだ……イチャイチャしようとか一線を
 越えてしまい退学処分……なんてことが起きないのか?……ああ!?」
一同「誰がそんなこと起こすかぁッ!!!」
馬脱まぬけ「……ってか、そうさせることが目的だったんですか!?」
京氏きょうし「当然だろう!近頃はあまり面白いことがないからなぁ……お前らでちょちょいと面白いことでも
 起きないかと……」
一同「何を考えているんだてめぇは!!」
京氏きょうし「ええい、やめだ!やめだ!こんな下らない補習などする意味がねぇ……てめぇら、刀を持て!今から
 全員強制参加の真剣道部の合宿を行う!!」
一同「い……やだぁあ!!!!」
……と、いうわけで……このフザけた冬休みの補習は2日と持たず……そして、一行は普通に冬休みを
謳歌することとなるのであった……
※でも、それでも阿呆は毎日真剣道部の合宿に参加していたのだが……受験は大丈夫なのか……いや、
 決して大丈夫じゃねぇだろ……はっ、まさか真剣道部で推薦とか狙ってるのか!?


END

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