B.B.B. 学園編
21の馬鹿 〜馬鹿達の恋模様… その3〜



馬鹿の恋を実らせるべく立ち上がった奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそ……が、しか〜〜し!3人が3人とも己が恋路に走り
……馬鹿の恋は成就するの!?そして、阿呆は……(いや、アンタはもうどうでもいいし……)
天四斗あまよと、ノイエ・ノワール
ウェイトレス「いらっしゃいませ。霄花そうか様。メニューは?」
凌霄花しのぎ・そうか「いつものでいいから……」
ウェイトレス「かしこまりました」
※常連!?
狗訴くそ「……あの……で、さっきの話の詳細なんですが……」
霄花そうか「ええ、その私の友達のことなのですが……」
狗訴くそ「あ、はい」
霄花そうか「3−Bのひや信子さんって知ってます?」
※そういや、霄花そうかって隣のクラスなんだよな……3−Aかそれとも3−Cか……(ちょ、そこっ!)
狗訴くそ「知ってます……ってか同じクラスなのですが……」
霄花そうか「でしたら話は早いですわ」
狗訴くそ(ちょ、ちょっと待って……これって……いわゆるヤバイ雰囲気!!?)
狗訴くそ……自分の恋路を取ると……馬鹿の恋路は!?……どうする!狗訴くそ
狗訴くそ(うおおおお!!!神様、神ゲッ○ー様、ゲッ○ーエンペラー様、ゲッ○ーセイントドラゴン様!どうか俺に
 ご加護をぉお!!)
※おい!何故に全部ゲッ○ーやねん!!
狗訴くそ「……えっと……その……ちなみに……そのひやさんの……」
霄花そうか「はい、お相手は同じクラスの……」
狗訴くそ(ゴクリ……)
霄花そうか「……馬鹿……らしいですわよ」
狗訴くそ「んなあああ〜〜〜!!」
ガタ〜ンと席を立つ狗訴くそ
※おめでとう!狗訴くそ!ゲッ○ーに頼んだ甲斐があったね♪!
霄花そうか「……どうかいたしまして?」
狗訴くそ「あ、いえ、別に……」
ストンッ
そして着席……
霄花そうか「どう?出来ます?」
狗訴くそ「あ〜〜以外に早く片付きそうです」
霄花そうか「はぁ?……それって……」
狗訴くそ「ええ、実はその馬鹿もひやさんのことを好きみたいで……」
霄花そうか「まぁ、それは何という運命の巡り合いでしょう……早速報せて差し上げませんと……」
すっく……
ピポパポパッ
早速席を離れて、携帯を取り出して電話をかける霄花そうか
・
・・
・・・
1人残された狗訴くそ……と、そこへ……
*「失礼……」
狗訴くそ「……ん?」
黒服が1人
*「霄花そうかお嬢様にたかるゴミクズが!」
狗訴くそ「は!?」
*「お嬢様を誑かす愚かなクズには制裁を!立て!!狗訴くそとやら!!」
敵意満々な漢
狗訴くそ(ちょ……これ……どういう……!?)
*「黙れ!」
ガギインッ
いきなり抜刀し襲い掛かる漢、そしてそれを受ける狗訴くそ
狗訴くそ(ちょ、何なのさ!!?)
*「ぬううう!!!」
狗訴くそ「えええい!!」
なかばヤケクソに刀を振るう狗訴くそ
ガギンッギギインッ
鍔迫り合いが繰り広げられる
*「お嬢様を毒牙にかけようとするゴミクズがあ!!」
狗訴くそ「……さっきから聞いてりゃ言いたい事をベラベラと……」
ギャリンッ
*「うぉう!!?」
力で押し切る狗訴くそ
狗訴くそ「何だか知らんがイキナリ襲い掛かってきて戸惑っちまったがもう手加減なしだぜ……」
グクオオオオオッ
狗訴くその殺気と凍気が上がる
*「ぬ……く!?何だ!……この……寒気は!!?」
狗訴くそ「ぬおおあああ!!!氷砕魔覇閃ひょうさいまはせん!」
ギャキャアアアアッ
冷気の波動を刃に纏わせ斬りかかり、氷付けにする
*「おほああ!!?」
カッチ〜〜〜ン
と、そこへ、電話を終えた霄花そうかが帰ってくる
霄花そうか「何をしているの!!」
狗訴くそ「しまっ……」
狗訴くそ……絶体絶命のピンチ!?
霄花そうか「すみません、お湯!」
ウェイトレス「はい、ただいま……」
パタパタパタッ
狗訴くそ(あ〜〜〜、俺の恋路ぃいい!!!)
ジュオ〜〜〜
やっちまった……そんな感じの狗訴くそを他所にせっせと漢の解凍に励む霄花そうか
狗訴くそ「あ〜〜〜……」
狗訴くそ……痛恨のミス!!?……さぁ〜〜て、この後……どうなることやら……


続

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