B.B.B.
20の馬鹿 〜馬鹿達の恋模様… その2〜



馬鹿、恋に落ちる……その相手はクラス1の美人と名高いひや信子……さて、この恋……実るのか!?
そして、阿呆は生存できるのか!?
翌日……
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学・3−B
奴柱どじ「えっと……ひやさんは……」
馬脱まぬけ「あそこ……だっ!!?」
信子、女子連中と会話中……
*「でさ〜〜、やっぱ雨の日の散歩っていいものなのよ〜〜」
*「え〜〜、何それ……」
ひや信子「……」
*「ま、そんなことよりもさ、じゃじゃん!クッキー作ってきたんだけど……」
*、信子「……」
*「あ!?何よ!その眼……おいしいよ……多分」
*「どうだか……成功率60%じゃん!」
*「え〜〜、半分超えているんだからいいじゃん!」
*「いや……」
※和やかな……会話ですなぁ……(本当か!?)
狗訴くそ「……奴柱どじ馬脱まぬけ……どうした……?」
奴柱どじ馬脱まぬけ恋は果物時計草ラヴ イズ パッション!」
奴柱どじ馬脱まぬけ……お前らもか!ってか違うから!果物時計草はパッションじゃなくパッションフルーツだから
狗訴くそ「え!?」
奴柱どじ馬脱まぬけ「すまん、狗訴くそ……俺は自分の恋で忙しくなりそうだ……よってお前に全部任すわ!」
狗訴くそ「ちょ……」
ドッ
そして去っていく奴柱どじ馬脱まぬけ
奴柱どじ「てめぇ……俺の女に手を出そうなんて100年早いぜ?」
馬脱まぬけ「フン、貴様こそだ!」
※……カブっているのでしょうか……この2人の想い人……
狗訴くそ「……はぁ〜〜、まぁ……いっか……」
と、再び信子の方に眼を向けると……
狗訴くそ「あれ!?いねぇし!」
いつの間にやら教室の外に出ている信子さん
狗訴くそ「うおっ!?」
ドタバタッ
そして、狗訴くそもそれを追う……と、そのとき……
狗訴くそ「あ……」
1人の女子生徒とすれ違う
※このパターンってもしかして……
狗訴くそ「……恋は果物時計草ラヴ イズ パッション!!!!」
※やっぱりかぁああ!!
狗訴くそ……当初の目的を忘れて自分の恋を追う……
狗訴くそ(……確か隣のクラスの凌霄花しのぎ・そうか……だよな?うん、あの特注の制服……間違えるはずがねぇ!)
※1人だけ特注の制服って……どんな人物ですか!?
狗訴くそ「待ってろ!俺の恋!!」
どっひゅ〜〜〜ん
と、イキナリ凌霄花しのぎ・そうかの前に立ちはだかる
凌霄花しのぎ・そうか「なな……何!?アナタ!?」
狗訴くそ「……ど、ども、狗訴くそです」
※あのなぁ……せめてこの時くらい本名名乗れよ……(一応設定してありますよ?)
霄花そうか「……はい、で、私に何の用でしょうか?私、これからちょっとパパに文句を言わなきゃいけないので
 なるべく手短にお願いしたのですけど……」
狗訴くそ「一目見て恋に落ちました!!付き合ってください!!」
どど〜〜〜んと公衆の面々で告白!
一同「……」
霄花そうか「まぁ、人前で告白されるなんて……私って罪な女♪」
※んなこと言っている場合じゃねぇだろ!!
霄花そうか「……2つほど条件がありますが……」
狗訴くそ「はい、何なりと……」
霄花そうか「アナタは貧乏……あ、いえ、貧乏でも金遣いの荒い人はいますわねぇ……えっと、じゃあアナタは
 浪費家ですか?それとも倹約家ですか?」
狗訴くそ「……バリバリ倹約家っす!」
霄花そうか「よろしい!」
※あの、霄花そうかさん……言葉だけで信じてしまうのはどうかと思うのですが……
狗訴くそ「……もう1つの条件って……?」
霄花そうか「実は私のお友達の1人が恋煩いにかかってまして、それを解決して欲しいんですの」
狗訴くそ「OK!任せてください!!」
※そんな大口叩いて大丈夫か!?
霄花そうか「では、そうですねぇ……立ち話もなんですし、ちょっと場所を変えません?」
狗訴くそ「どうぞどうぞ、お好きな場所を!!」
・
・・
・・・
で、やって来たのは高級フランス料理レストラン
天四斗あまよと、ノイエ・ノワール
狗訴くそ「……」
狗訴くそ(そういや霄花そうかってしのぎ財閥のお嬢様だった……)
狗訴くそ……フランス料理のマナーは知っているのか!?……じゃなくって馬鹿の恋の行方は!!?


続

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