B.B.B. 学園編
22の馬鹿 〜馬鹿達の恋模様… その4〜



馬鹿の恋の仲人を買って出た狗訴くそ……だが、彼も自分の恋に走り……それでも何とか目的は達成した……
と、そのとき!大失態を犯して……さてさて、狗訴くその恋の行方は!?
天四斗あまよと、ノイエ・ノワール
狗訴くそによって氷付けにされた漢の解凍も終わり
凌霄花しのぎ・そうか「さて、説明をしてもらいましょうかしら?」
狗訴くそ「あ……あの……その……これは……」
*「お、お嬢様!」
霄花そうか水瓶すいへい!!」
水瓶すいへい栄司「は、はい……お嬢様……」
霄花そうか「どういうことなの!?説明なさい!!」
栄司「わ……私はお嬢様のにとってマイナスになるであろうものを排除するべく……」
霄花そうか狗訴のことは私が決めた事です。貴方が勝手に口出ししていいことではありませんのよ!!」
栄司「し……しかし、お嬢様……」
霄花そうか「何?私に意見する気ですか!?」
栄司「い……いえ……」
狗訴くそ「……」
ただ呆然と2人の会話を見ているしか出来ない狗訴くそ……
くるり
そして狗訴くその方を見る霄花そうか
霄花そうか「すみません。狗訴くそさん……お怪我はありませんか?」
狗訴くそ「あ……は、はい。この通り、大丈夫です……あの……あの人の方は……」
霄花そうか水瓶すいへいのことなら気にしないでください。アレは何かと融通の利かない漢なのよ……」
狗訴くそ「は……はぁ……」
栄司「お嬢様……」
霄花そうか「何!?まだ何か用なの?」
栄司「い、いえ……」
霄花そうか「でしたら早々に立ち去りなさい!……そして、今後狗訴くそのことに口を出す事は私が許しません!
 分かりましたね?」
栄司「……は……はい。申し訳ありませんでした……」
深々と頭を下げる栄司
霄花そうか「分かりましたら立ち去りなさい!!」
栄司「はっ……失礼します……」
と、その場から立ち去ろうとして……
栄司「……狗訴くそ様……」
狗訴くそ「はい!?」
栄司「……お嬢様を……よろしくお願いします」
狗訴くそ「え?……あ、ああ……」
栄司「では、私はこれで!」
スタスタスタスタ……
栄司……今度こそ立ち去る
狗訴くそ「……」
狗訴くそ(……俺の恋路の危機は去った……!?)
霄花そうか「では、食事を続けましょうかしら?……あの、まだ来ないのですの?」
ウェイトレス「はっ……ただいま持ってまいります!!」
・
・・
・・・
と、言うわけで和やかな食事を過ごす狗訴くそ霄花そうか……
一方、そのころ……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
*「……それでさ〜〜」
*「……へ〜〜、そうなんだ……知らなかった〜〜」
奴柱どじ「……狗訴くそのヤツ、大丈夫かな?」
馬脱まぬけ「ま、大丈夫だろうって……」
お互い意中の人を落とすことに成功した2人……奴柱どじは紫陽花、馬脱まぬけは鳳仙花……を彼女にすることに成功
バムッ
と、そこへ……
おおとり仙花、紫陽花「あ、信子?」
ひや信子「ダーリンはどこ!?」
一同「はい!?」
信子「だから、ダーリンはどこかって聞いているのよ!!」
仙花「お、落ち着きなって……信子……」
陽花「そうよ、イキナリそんなこと言われても何のことだか……」
信子「ダーリンって言ったらダーリンに決まっているじゃないの!もう!!何を言っているの!?」
一同(だから、それはこっちのセリフだっての!)
※大丈夫ですか!?信子さん……
信子「そこね!ダーリン!!」
ダダダッ
奴柱どじ「あ、おい……そっちは……」
地下室へと駆け込んでいく信子
馬脱まぬけ「……馬鹿が……」
奴柱どじ「……コレはアレじゃねぇのか……狗訴くそが成功したって……」
馬脱まぬけ「……ははぁ……なる……」
……と、言う事である……つまるところ結局みんな恋を実らせる事に成功したってことだな……
信子「ダーリン♪」
馬鹿「わ、分かったからその……抱き付くなって!!」
※信子は馬鹿のどこにほれたんでしょう!?……う〜ん、ナゾだ……


END

前の話へ 戻る 次の話へ