B.B.B. 学園編
17の馬鹿 〜同窓会DE殺人事件 後編〜



もうじき受験シーズンだってなこの時期に……突如同窓会を行うことになった馬鹿一行……そして開催された
同窓会だが……イキナリ殺人事件(?)が発生して……
天四斗あまよと、某所
*「お、おい、こんなときこそアリバイの確認だ!」
一同「おちつけ!犯行時刻、みんなここに居たんだから誰だって犯人の可能性があるってこった!」
後狼熊大伍郎「うむ、と、なると……迂闊な発言は命取りということになるな……ガッハッハッハ!」
一同「先生、ソレ、犯人が言うようなセリフっす……」
※ってかいつの間に戻ってきたんですか!?
ガタンッ
馬鹿「ってまた停電かよ!!」
デンデンデ〜〜ン、デンデンデ〜〜ン
狗訴くそ「……これは……」
突如聞こえる音楽
*「間違いない!これはエク○デスのテーマだ!」
一同「なぜに!?」
※ってかよく分かるな……お前……
*「ファッファッファッファ!!死体は我がいただいた!!」
大伍郎「な……何だと!!?」
パパッ
そして電気が点くと……死体は消えていた……
*「……ど、どういう……事なんだ!!?」
阿呆「死体を欲しがるなんて……まさか……ネクロマンサー!!?」
一同「……」
*「あのな、こういうときは火車を思い浮かべるってのが普通だろ!」
阿呆「はい!?……なんで女の子が頭につけるアレを思い浮かべなきゃいけないの!?」
一同「そりゃカチューシャ!!」
大伍郎「ま、状況を整理しようじゃないか……停電と同時に殺人がおき、そして停電と同時に死体が消えた
 ……」
*「……そして、犯行時刻、先生と1人の生徒だけは犯行が不可能であると……」
一同「う〜〜む……」
馬鹿「阿呆……とりあえずお前が犯人ってことで……」
阿呆「うぉい!ちょっとまてや!」
一同「おう!それいいな!真犯人が見つかるまでちょっと犯人の役やってろ!!」
阿呆「何でやねん!!!」
・
・・
・・・
と、言うわけで仮の犯人としてロープでぐるぐる巻きにされる阿呆
狗訴くそ「……さて、じゃあ……」
*「とりあえず食事続けようぜ」
一同「おいおい!」
※人が1人死んだってのに……何言ってやがる!
大伍郎「おいおい、仮にも人間が1人死んだんだぞ?」
*「でも、とりあえず仮の犯人が捕まっているんだし、もう事件は起きないっしょ?」
※何言ってんの!?この人……
一同「……むぅ……そう……か?」
※納得しないで下さい!!
阿呆「あの〜〜、俺の食事は!?」
*「ん?仮の犯人に食事なんて出ないモンなのよ!」
阿呆「ちょ!」
狗訴くそ(……むぅ……妙……ですね?馬鹿……)
馬鹿(……ああ、確かにな……)
狗訴くそ(まず、何故死体が消えたのか……)
もぐもぐ……と料理を食べながら推理しあう馬鹿と狗訴くそ
馬鹿「おう!阿呆……こいつぁマジ美味いぞ!そうだな……『めがっさ美味い』って叫びたくなるほどの
 美味さだぜ!」
阿呆「でしたら……俺にも……」
狗訴くそ「あ、すまん、最後の1個俺が貰った……」
阿呆「おい!!」
ぐるる〜〜〜
狗訴くそ(……で、さっきの続きですけど……)
馬鹿(うむ。死体を消さなきゃいけない理由だな……?)
狗訴くそ(それと、さっきの彼の無神経な発言も気になるんだが……)
馬鹿(う〜〜ん、この春巻きみてぇのもうまい!!)
狗訴くそ(あ、そっすか!?じゃ、俺も……)
バリバリバリバリ……
馬鹿(……なぁ、狗訴くそ……こいつぁ……ひょっとすると……)
狗訴くそ(え!?馬鹿さん!?何か!?)
馬鹿(……やはり……この餡かけ焼そば……唐辛子が入ってやがる!!ええい!こんなものドコがうまい
 んだよ!!)
狗訴くそ(アハハハ……さすがですね馬鹿……俺は全然気がつきませんでしたよ……)
※大発見!馬鹿は辛いものが苦手!?
……じゃなくって……事件の方はどうなのさ!!?真犯人は見つかるのぉ!?


続

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