B.B.B. 学園編
16の馬鹿 〜同窓会DE殺人事件 前編〜



天四斗あまよと、馬鹿研究所
馬鹿「……お?手紙!?」
……それは、1通の手紙から始まった事件……
馬鹿「ええと……銅鑼賢ドラケン小学校同窓会のお知らせ……なんで受験シーズン直前こんな時期に!?」
狗訴くそ「あ、馬鹿……同窓会のお知らせ……ですか?」
馬鹿「……うむ」
と、手紙を見せると……
狗訴くそ「あれ?……これ、主催者が誰かって書いてないんですよね……」
馬鹿「……あ、本当だ……」
狗訴くそ「……どうします?」
馬鹿「……まぁ、とりあえず、暇だし、いくだけ行ってみるか……」
狗訴くそ「それもそうですね」
※お前ら……受験シーズンじゃなかったのか!?『暇』じゃねえだろ!!
・
・・
・・・
そして、一行は同窓会へと赴く
天四斗あまよと、某所
*「おいっす!馬鹿に狗訴くそ!!元気にしてたか!!?」
馬鹿「おう!」
狗訴くそ「そっちも元気そうじゃねぇか」
*「まぁね……」
ワイワイガヤガヤ……と懐かしい顔ぶれの中で……
一同「……ところで、何でお前が来ているんだ!?阿呆」
と、阿呆に向かって一同が疑問を投げかける
阿呆「ちょ!俺だって銅鑼賢ドラケン小学校の卒業生だろうが!!」
阿呆、がぁ!!っと叫ぶ
一同「……あ、そっか!」
阿呆「うぉい!!まさか忘れていたってオチか!?」
*「いや、すまん、お前がウチの生徒だってことをすっかり忘れていたよ……ガッハッハッハ!!」
と笑いながらやってくる恩師、後狼熊大伍郎
阿呆「せ、先生まで!!お、俺の存在って……何!?」
ず〜〜んと落ち込む阿呆……だが、それでこそ阿呆だ!
※それ、誉めてないし……
後狼熊大伍郎「さ、みんな、今日は盛大に飲もう!」
一同「先生!俺らまだ中学生っす!」
大伍郎「……あれ!?」
一同「うぉい!」
狗訴くそ「そういえばさ……主催者は……誰なわけ?」
*「うん?……そういや知らないな……お前知ってるか?」
*「え!?こういうのって先生がやるもんじゃねぇのか!?」
大伍郎「いや、私は知らんぞ……」
一同「アルェ!?」
大伍郎「ま、細かいことはどうでもよかばい!今日は盛大に(ジュース)を飲んでいってくれたまえ!」
一同「……」
*「ってかジュースしかないのか!?この同窓会!?」
大伍郎「うむ……確かにな……おい、給食当番!早くしろ!」
一同「先生!給食当番なんていませんよ!!」
大伍郎「おっと……そうか、みんな卒業したんだったな……ガッハッハッハ!!」
*「久しぶりにそんな言葉聞いたぜ……」
大伍郎「……さてじゃ、ちょっと厨房にでも行ってくるか……」
*「あ、先生、だったら僕も行きます」
と、食事が来ないことにクレームをつけに2人が厨房へと消える……
狗訴くそ「……おう、そういやお前、受験はどうしてる?」
*「あ〜〜、俺、実家を継ぐことになったんだわ……」
一同「へぇ〜〜、中卒で大変だなぁ……」
*「……あれ?お前ン家の実家って……何やってたっけ!?」
*「え?知らない!?鬼神楽組って結構有名な……」
一同「ちょ、ちょっと待て……」
※ヤクザの跡継ぎ息子だったんですか!?
チカッチカチカッ
馬鹿「何だ!?停電か!?」
*「電力供給が悪いのかなぁ?ここ……俺が来たときもちょっとこんなことがあったんだぜ……」
狗訴くそ「……ふ〜〜む」
ガタンッ
一同「んなっ!?」
突如の停電
ズシャッ
*「ごうああ!?」
一同「な……何!?今の悲鳴!!?」
パッ
そして都合よく電気がつき
*「キャ……キャ〜〜〜!!!」
開場のド真ん中で背中に包丁が突き刺さった旧友の姿が……
*「こ、こういうときはだな……落ち着いて……救急車と警察と霊柩車を呼ぶんだ!」
と、携帯を逆さにして慌てる1人
一同「まずお前が落ち着け!!」
*「……おい!電話が通じねぇぞ!!」
一同「何ぃ!?」
*「しかも……圏外だぜここ!」
*「マジかよ!!?」
……突如起きた殺人事件(?)……一体……同窓会で何が!?


続

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