B.B.B. 学園編
14の馬鹿 〜間違った体育大会 後編〜



嘉禎京氏かてい・きょうし監修のオカしな体育大会……死者が出るような競技が続き、全員参加の大食い大会で午前の部は終了
……休憩時間はみな……死んでいた……
生徒「うっぷ……で……では……午後の競技の前に……各団の得点を……見てみましょうか……」
生徒「赤鳳団、320点、青龍団、87点、緑鯨団、56点、黄虎団、92点となっております……」
※何!?この点差!?
嘉禎京氏かてい・きょうし「フフフ……今年も勝ったかな?」
教員一同「嘉禎かてい先生……今年も謀ったな?」
京氏きょうし「ああん?聞こえんなぁ!?」
藻零離愁もれ・りしゅう「ひゃひゃひゃ……今年も勝てば連続5年優勝じゃわい!!」
※そこまでして勝ちたいんですか!?嘉禎京氏かてい・きょうしよ……
生徒「……さて、では午後の部を開始したいと思います。まずはプログラム9番、借り物競争です」
生徒「では、位置につきまして……用意……」
ダアンッ
ここまで来るともはや拳銃を使っていることに突っ込む生徒は居ない……
ドドドッ
狗訴くそ「あ〜〜、何々……『裏口入学斡旋の証拠』……って何だそりゃ!!?」
生徒「は!?『1000万入ったアタッシュケース』ぅ!!無理だって!!」
生徒「おいおい、『無口な黒猫とおしゃべりな白猫』……どうしろと……」
阿呆「……『女性の下着』……はいぃいい!!?」
※マテコラ!何だ!?この借り物競争は!?
……ちなみに無理難題のこの競技だが……やっぱり馬鹿ら赤鳳団一行は気合で探し出してクリアした。
(阿呆は女子連中にボコられてダウンしました……)
生徒「続きまして……プログラム10番の綱引きです」
馬鹿「ぬうおおああああ!!!!」
一同「おわああああ!!!?」
ドオオンッ
馬鹿ら馬鹿力の一行が相手を綱ごと相手を引っ張り投げ圧勝……
生徒「……次の競技は棒倒しです」
狗訴くそ「おりゃああ!!目障りだぞ貴様らぁ!!」
ドガスッバキャアアッ
一同「ひょへえああああ!!!?」
やっぱり馬鹿立ち怪力の漢どもが……もはや棒『倒し』じゃなく棒『壊し』を行い見事に圧勝する。
生徒「続きまして……プログラム13番、騎馬戦!!」
生徒「野郎ども!もはや焼け石に水かもしれんがなんとしてでも赤鳳団の快進撃を食い止めるんだ!」
一同「お、おう!!」
京氏きょうし「騎馬戦に参加するやつは甲冑を着込んで馬に乗れよ〜〜そして、武器を持つのを忘れずにな〜〜」
離愁りしゅう「ひゃっひゃっひゃ……初心者は刀よりも槍の方がいいかもしれんぞい」
ヒヒ〜〜ンと馬の鳴き声が……
一同「どんだけ本格的な騎馬戦なんだぁああ!!!」
……まぁ、この競技も棄権者続出で……やっぱり赤鳳団が勝利……
一同(……ああ、もう、どう頑張っても逆転できないな……)
最早皆さん諦めムード……
生徒「……さて、いよいよ競技も最後の種目となりました……その種目は……校長杯リレー!ルールは
 いたって簡単……校長の肺を抉り取るだけ!」
校長「いへっ!!?」
一同「その『はい』じゃねぇし!!」
※どんな残酷な競技なんだよ!
生徒「……失礼しました……正確には校長先生の雀牌をかけた800mリレーです」
一同「だから、そっちの『はい』でもないだろ!!」
生徒「なお、この競技、トップになった人は横取り40萬点もらえます」
一同「な……にぃ!!?」
※うわ……横取り40萬なんて懐かしい……
一同「コイツはやるっきゃねぇぜ!!」
・
・・
・・・
……がしか〜〜し!!馬鹿達も当然参加するってなことを忘れていた一行……結果は火を見るより明らかと
なり……赤鳳団が40萬とんで512点で総合優勝を果たしたそうな……
一同「校長!!!来年こそはまともな体育大会にしてくださいよ!!!」
校長「ぜ……善処いたします……」
一同(嘉禎京氏アイツがいる限り、無理か……)
……かくて、馬鹿一行の……中学最後の体育大会は幕を閉じた……
※と、いうか、この体育大会は何が面白いの!?(うぉい!)


END

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